小惑星配送便3 ―― ゆりかごは星の海を越えて ――
最終エピソード掲載日:2026/07/09
【小惑星配送便】の三作目です。
借金まみれの底辺配送員・宇都宮 遥(うつのみや はるか)が受けた依頼は、報酬二十五万クレジットの超高難度ルーティン配送。届けるのは「六時間で毒物に変質する」極秘薬品、しかも厳密な温度・振動管理付き。三十日連続、一度の遅配も許されない。
体力も燃料も削りながら、相棒AI・ポチのサポートで何とか走り続ける遥だったが、じわじわと不自然な妨害が積み重なっていく。管制の迂回指示、入港ゲートの閉鎖、給油所の残高凍結、気象情報の改竄――ポチの解析では「人為的偏り、確定」。
その黒幕は、四ヶ月前の遥との接点で失脚しかけた社内エリート・満鷹 瑛児(みたか えいじ)。プライドと評価と将来のすべてを賭けて、男は遥を潰しにかかる。
嫌がらせの七段階をすべて乗り越えたその時、満鷹は決断した。
「消せば、済む」
迫る危機の影の中で、ダッシュボードの上のピンクの球体は――今日も静かに眠っている。
※「小惑星配送便」シリーズ第三話です。前話までの読了を推奨します。
借金まみれの底辺配送員・宇都宮 遥(うつのみや はるか)が受けた依頼は、報酬二十五万クレジットの超高難度ルーティン配送。届けるのは「六時間で毒物に変質する」極秘薬品、しかも厳密な温度・振動管理付き。三十日連続、一度の遅配も許されない。
体力も燃料も削りながら、相棒AI・ポチのサポートで何とか走り続ける遥だったが、じわじわと不自然な妨害が積み重なっていく。管制の迂回指示、入港ゲートの閉鎖、給油所の残高凍結、気象情報の改竄――ポチの解析では「人為的偏り、確定」。
その黒幕は、四ヶ月前の遥との接点で失脚しかけた社内エリート・満鷹 瑛児(みたか えいじ)。プライドと評価と将来のすべてを賭けて、男は遥を潰しにかかる。
嫌がらせの七段階をすべて乗り越えたその時、満鷹は決断した。
「消せば、済む」
迫る危機の影の中で、ダッシュボードの上のピンクの球体は――今日も静かに眠っている。
※「小惑星配送便」シリーズ第三話です。前話までの読了を推奨します。
1、エリートのプライドはガラスより脆い
2026/07/03 12:02
(改)
2、運ぶのは「時限爆弾」 ――徹底管理のシャトルラン
2026/07/03 19:02
3、忍び寄る悪意
2026/07/04 12:02
4、狂気への分岐点
2026/07/05 12:00
5、祈りの代償 ── 破綻する陰謀と、親の覚悟
2026/07/06 12:06
6、制限G値〇・八のドッグファイト
2026/07/07 12:00
7、眠れる妹の逆襲
2026/07/08 12:05
8、ゆりかごは星の海を越えて
2026/07/09 12:00