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ミトリのメイ 〜メイが告げるのは、誰かの季節の終わり〜 


主人公の名前は三島メイ。

幼いメイに祖母の白露が話してくれたのは、神と人をつなぐあやかし「ミトリ様」の物語。
「6歳の6月6日までにミトリ様に見初められた子は、特別な力を与えられるんだよ」。
でも、力を持ったものたちは、やがて鳥籠を持ってどこかへ去っていく。
「好きな人と好きな場所で暮らしたい」という願いは叶わない。
「やるべきこと」「行くべき場所」に旅立つまで、息苦しいほど心がざわつく。
務めを果たすまで、安息の日を迎えられない。
そして果たしたとして、安らげる者もいれば、また同じ焦燥が繰り返される者もいる。

18歳になったメイは、自分がミトリ様を見たのかどうか曖昧な記憶のまま、
祖母の元を離れて遠い親戚だという白鷺さんの家に身を寄せ、
家事や清掃の仕事を始める。

ある日、家政婦として黒い蛇が棲みつく大きな屋敷に雇われる。
この国を金で操るというあるじの老人と、
旧友の娘だという家政婦、秘書、傲慢な一人息子………。
彼らを知るうちに、自分が何かを看取るために引き寄せられたのかもしれないと思い始める。
思いを巡らすうちに思い出す。
祖母が言っていた言葉。

「渡り鳥がやってくるのは、この世界の秩序が保たれている証。
多くの人が鳥を忘れ、鳥無しでも生きられると振る舞う日々に
鳥は舞い降りる。
大切にしていた人や時間をなくして、
どうでもいいが口癖の暮らしに
鳥は小さなかけらをついばんでつなぎ合わせ、
思いの成就と終息を告げる。
そして冷たい雨のような後悔に包まれた日に、
一筋の光が魂を照らす。
それを人はミトリと呼ぶ」

ここに記すのは、そんなミトリの物語。
家政婦の依頼が届く
2023/06/06 11:00
祖母が見たミトリ様
2023/06/08 22:19
古くからいる家政婦
2023/06/10 11:54
書斎に棲む黒い蛇
2023/06/12 14:00
屋敷について
2023/06/17 12:32
最初は観察
2023/06/21 09:01
消えた人
2023/06/24 07:48
隣人
2023/07/01 21:29
疑惑
2023/10/16 16:37
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