↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

どうぞお幸せに、私のいないところで

最終エピソード掲載日:2026/09/06
五年間の献身は、たった一言で紙屑となった。 誰かの役に立つことだけが、生きる意味だった。 自分の感情を殺し、相手を支え続ける日々を疑わなかった。

だが婚約者は、愛する別の女性のために特権席を譲れと求めてきた。 完璧なお前には愛など不要だと、悪びれもせずに告げられた。
その傲慢な言葉が、張り詰めていた心の糸を静かに断ち切った。

怒鳴ることも、泣いて慈悲を乞うこともしなかった。 ただ冷ややかに、相手の人生から自らを完全に消し去る道を選んだ。
無償で支え続けていたすべての恩恵を、跡形もなく引き払っていく。

当たり前だった庇護を失った男は、いつ己の愚かさに気づくのか。 自らの誇りを取り戻した女性の前に、どのような未来が待つのか。
二度と戻らない温もりを自ら捨てた者が、暗闇の果てに見るものは何か。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。