↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

ボスの第二形態は、うちの宿で寝ています

作者:megu
最新エピソード掲載日:2026/09/18
「一泊いくらだ」と、たったいま殺された魔物が言った。

祖母から継いだ宿は、九日続けて空室。清掃の日当で暖炉を焚いているリゼルに声をかけたのは、変身を待たずに勇者が倒してしまったボスの、行き場のない第二形態だった。

部屋へ入れたら、巨大な獣が掌サイズの黒兎に。偉そうに料金を値切るし、二本の角で枕は裂くし、自分の大きさを見せたがって宿を壊しかける。それでも、久しぶりのお客様だ。

時計の音を盗む魚。食料庫を守りすぎて誰にも開けさせない騎士。怪我も後ろめたい仕事も隠している、人間の斥候。ようやく賑やかになった宿へ、魔物を舞台に出さないかという誘いが届く。

公演の報酬が入れば、暖炉の借金を減らせる。新しい寝台も買える。

リゼルは契約書に、自分の名前を書いた。

けれど舞台で客を奪われ、連れ戻そうとすれば宿まで失う危機にさらされる。リゼルは残った鍵を持ち、客を取り戻すために地下へ向かう。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。