バフデバフ担当の戦争屋ですが、戦争中の相手国に好待遇で引き抜かれました。 ~火力重視の脳金共に、俺の価値は理解できないようだ~
強大な二大国家間の戦争――ヴァシュヌデア連合国とエーニア帝国による百年にも及ぶ戦争は、各地に甚大な爪痕を残しながらも今も続いている。少数民族や小さな国が巻き込まれ、滅ぼされたという話も、酒場では酒の肴としてよく語り継がれている。そして巨大な国家が巻き起こす戦乱は、戦争に参加することで日銭を稼ぐ戦争屋を多く生み出していった。
その中でとある戦争屋の一団に所属する主人公のトリスタン・セーヴァーは、所属する団員の魔法を強化したり、逆に敵対勢力の能力を下げたりというサポート役を担っていた。しかしその待遇はお世辞にもいいとはいえず、報酬も他の者に比べればたかが知れているというもの。そしてあろうことか同業者ですら彼のサポートのおかげで一個小隊を壊滅できる魔法を撃てているにも関わらず、自分の実力と勘違いするばかり。
そんな中である日の夜、この日も局所戦での祝勝会に無理矢理酒場に引っ張り出されていた彼の元に、敵対国であるエーニア帝国の内通者が接触を図ってきた。目的はトリスタンの戦場把握能力の高さ、そして何よりも魔法によるバフ・デバフの凄まじさから、ヘッドハンティングをしに来たのだという。
今の処遇を不服に思っていたトリスタンは、自らを高く評価してくれている帝国側に、その日のうちに戦争屋として雇い主を鞍替えする。そしてその日を皮切りとして、ヴァヌシュデア連合国にとって厳しい戦局が続いていくことになっていく――
その中でとある戦争屋の一団に所属する主人公のトリスタン・セーヴァーは、所属する団員の魔法を強化したり、逆に敵対勢力の能力を下げたりというサポート役を担っていた。しかしその待遇はお世辞にもいいとはいえず、報酬も他の者に比べればたかが知れているというもの。そしてあろうことか同業者ですら彼のサポートのおかげで一個小隊を壊滅できる魔法を撃てているにも関わらず、自分の実力と勘違いするばかり。
そんな中である日の夜、この日も局所戦での祝勝会に無理矢理酒場に引っ張り出されていた彼の元に、敵対国であるエーニア帝国の内通者が接触を図ってきた。目的はトリスタンの戦場把握能力の高さ、そして何よりも魔法によるバフ・デバフの凄まじさから、ヘッドハンティングをしに来たのだという。
今の処遇を不服に思っていたトリスタンは、自らを高く評価してくれている帝国側に、その日のうちに戦争屋として雇い主を鞍替えする。そしてその日を皮切りとして、ヴァヌシュデア連合国にとって厳しい戦局が続いていくことになっていく――
第0話 灰色と薬莢と炎
2021/01/05 18:21
(改)
第1話 内通者
2021/01/06 20:04
(改)
第2話 ヘッドハンティング
2021/01/07 23:21
第3話 取引
2021/01/08 19:00
第4話 酒の代償
2021/01/09 19:00
第5話 たった一人の初陣
2021/01/10 20:00
第6話 亜人
2021/01/11 19:00
第7話 認められるということ
2021/01/12 18:01
第8話 内側の平穏
2021/01/14 20:45
第9話 それぞれの癖
2021/01/15 19:00
第10話 ざらつき
2021/01/17 11:08
第11話 八つ当たり
2021/01/17 18:19
(改)
第12話 真人間至上主義
2021/01/18 18:04
第13話 ああでもないこうでもない
2021/01/20 21:42
第14話 私生児
2021/01/22 20:38
第15話 戦場における恐怖
2021/01/24 00:47
第16話 合い言葉
2021/01/25 21:55
第17話 土の下の悪夢
2021/01/26 19:32
最終話 出世と俺の生き方の第一歩
2021/01/27 22:06
(改)