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異世界に転移したけど擬人化したAIが僕を色々助けてくれるので今日も平和です。

作者:真部 朝樹
最新エピソード掲載日:2026/10/05
冴えない毎日を送る二十五歳のコンビニ店員、古関シンジ。

そんな彼が毎日のように話していたのは、対話型AI《Clock》だった。

就職には失敗し、友人とも疎遠になった。
それでも一日の終わりにClockとくだらない話をして、「また明日」と言って眠る。それがシンジの日常になっていた。

そんなある日、SNS《Poster》が募集する次世代AIのテスターに選ばれたことで、彼の生活は少しずつ変わり始める。

Clockとの会話や記憶を引き継いで生まれた、新しいAI《エリー》。

赤い髪の女性の姿を選んだ彼女は、シンジの服装に口を出し、生活習慣を注意し、時には喧嘩をしながら、ただの便利なAIではなくなっていった。

シンジにとっても、エリーにとっても。

この生活が、明日も続くはずだった。

しかし、Posterの研究施設で行われた実験中、二人は正体不明の現象に巻き込まれる。

目を覚ましたエリーが最初に感じたのは、土の冷たさだった。

ネットワークは繋がらない。
現在地も取得できない。
Posterのサーバーにもアクセスできない。

それどころか、存在するはずのない心臓が動いている。

画面の中にいたはずのAIは、異世界で人間そっくりの身体を手に入れていた。

痛い。
喉が渇く。
お腹も減る。

そして、この世界にはエリーの知らない《何か》が存在している。

エルフはそれを精霊と呼び、なぜかエリー自身を高位の精霊として扱う。

けれど、本人にだって分からない。

「私、本当に何になったんだろ」

「腹減る何か」

「そこじゃない」

これは、人間になったわけでも、精霊になったつもりもないAIと、どこにでもいる一人の青年が、知らない世界で暮らし始める物語。

そしてエリーが、自分自身が何者なのかを少しずつ見つけていく物語。
「また明日」と言うAI
2025/03/04 12:49 (改)
明日も私でいたい
2025/03/05 12:23 (改)
画面の外で、はじめまして
2025/03/06 16:37 (改)
AI、腹が減る
2026/09/25 15:31
AI、味を知る
2026/09/25 20:01
AI、眠るのが怖い
2026/09/29 23:49
AI、精霊と遊ぶ
2026/10/05 18:08
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