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追放郵便魔女は、配達不能を届ける 〜中央局に見捨てられた手紙、私が届けます〜

作者:Luoi.Sue
最新エピソード掲載日:2026/07/02
空には、風路と呼ばれる魔力の道がある。

郵便魔女はその風路に乗り、箒で町から町へ、国から国へ手紙を届ける。
だが、風標の灯が消え、中継塔が朽ち、村の名が台帳から消えれば、中央局は赤い判を押す。

配達不能。

クラリス・ヴェインは、その判が嫌いだった。

旧風路の残留魔力を読むことに長けた彼女は、中央局が「もう飛べない」と判断した空に、まだ箒が通れる細い流れを見つけることができた。

そしてある日、配達不能とされた異議申立書を届けたことで、郵便組合を追放された。

数か月後。
辺境の町外れで、クラリスは小さな私設郵便屋を開く。

看板には、ただ一文。

配達困難郵便、承ります。

中央局に見放された手紙が、今日も彼女の店へ持ち込まれる。

配達不能ではありません、少し、困難なだけです。

これは、追放された元郵便魔女が、誰にも届けられないとされた手紙を届けながら、辺境で少しずつ必要とされていく職業ファンタジー。
配達不能では、ありません
配達不能とされた手紙
2026/06/28 21:08
配達困難郵便、承ります
2026/06/28 21:40
風標の消えた村へ
2026/06/28 22:00
母からの返事
2026/06/28 22:20
まだ、落ちていません
返された合格通知
2026/06/29 18:20
笑われた少年
2026/06/30 18:20
近道のない空
2026/07/01 18:20
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