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用済みと十一年の毛の束を取り上げられ膠椀を伏せました。お宅の筆、秋の市で値がつきません

短編
あらすじ
「お前の結った筆に、余分な値はつけない。どれも同じ筆だ」——秋の初めの朝、筆市の買い手の前で、主人はわたしの手から毛の束を取り上げた。

毛は束ごとに腰が違う。夏毛は先が痩せるので命毛を一本内へ寄せる。湿りの日は膠を薄く。腰の弱い毛が三本混じれば束ごと外す。柱に貼れるのは毛の匁と膠の割だけで、見分けは全部この頭の中にある。

手間賃は入って半年の若い衆と同額に割り直され、柱には手順が貼り出された。承知しました。どれも同じ筆です。では、わたしの分は結いません。

道具を拭いて棚へ戻し、いつもの位置へ揃えて店を出た。壊しも持ち出しもしない。やめるのは、結うことだけ。

秋の筆市で、あの店の筆にだけ値がつかなかった。書き手が試し書きで首を振り、箱がそのまま返る。誰も怒鳴らない。ただ次の月から、注文が来ない。

自分の店を持ち、初めて自分の名で筆を結んだわたしの前へ「戻ってくれ」と立った主人へ、あの一句をそのまま返す話。
本文へのAI利用

本文内に、AIが生成したテキストをそのまま直接的に使用している箇所がある

Nコード
N9657MO
作者名
真神 慧
キーワード
AI直接使用 ざまぁ 異世界恋愛 すっきり 筆 職人
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 08月11日 22時10分
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文字数
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