- あらすじ
- 「お前の結った筆に、余分な値はつけない。どれも同じ筆だ」——秋の初めの朝、筆市の買い手の前で、主人はわたしの手から毛の束を取り上げた。
毛は束ごとに腰が違う。夏毛は先が痩せるので命毛を一本内へ寄せる。湿りの日は膠を薄く。腰の弱い毛が三本混じれば束ごと外す。柱に貼れるのは毛の匁と膠の割だけで、見分けは全部この頭の中にある。
手間賃は入って半年の若い衆と同額に割り直され、柱には手順が貼り出された。承知しました。どれも同じ筆です。では、わたしの分は結いません。
道具を拭いて棚へ戻し、いつもの位置へ揃えて店を出た。壊しも持ち出しもしない。やめるのは、結うことだけ。
秋の筆市で、あの店の筆にだけ値がつかなかった。書き手が試し書きで首を振り、箱がそのまま返る。誰も怒鳴らない。ただ次の月から、注文が来ない。
自分の店を持ち、初めて自分の名で筆を結んだわたしの前へ「戻ってくれ」と立った主人へ、あの一句をそのまま返す話。 - 本文へのAI利用
-
本文内に、AIが生成したテキストをそのまま直接的に使用している箇所がある
- Nコード
- N9657MO
- 作者名
- 真神 慧
- キーワード
- AI直接使用 ざまぁ 異世界恋愛 すっきり 筆 職人
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 08月11日 22時10分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 6,176文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
用済みと十一年の毛の束を取り上げられ膠椀を伏せました。お宅の筆、秋の市で値がつきません
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N9949MO|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「次の代からは、竹はよそから買う」——秋の暮れ、寝かせ場で竹を数えているわたしの背中側で、跡取りが仲買にそう話していた。わたしには何も告げられていない。
竹は、伐ってすぐには編めない。湯で油を抜き、二年寝かせる。北向き//
N9943MO|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「館の紙を裏へ貼って無駄にした。書き損じを溜め込んだ。指示と異なる手順を用いた」——広間の長卓で、伯爵はわたくしの咎めを十一まで数え上げ、本日より綴じ場から外すと申しました。
本は、表紙に貼る上等な紙で決まるのではござ//
N1181MP|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「針は、誰でも持てます」——若い針子がそう申しましたので、わたくしは針箱ごと下がることにいたしました。
繕いは、破れてから直す仕事ではございません。破れる前に、表から見えない位置へ糸を足しておく仕事です。肩は踊る方ほど//
N9657MO|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「お前の結った筆に、余分な値はつけない。どれも同じ筆だ」——秋の初めの朝、筆市の買い手の前で、主人はわたしの手から毛の束を取り上げた。
毛は束ごとに腰が違う。夏毛は先が痩せるので命毛を一本内へ寄せる。湿りの日は膠を薄く//
N9665MO|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「二番で十分だ」——四年、この館の煮出しを見てきたのはわたくしです。
壺は三つ。雨季には口布を替え、冬には炉の近くへ寄せ、夜ごとに匂いを確かめて使い始める日を決めます。今日の湿りなら、あと二日。たかが二日、されど二日、//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。