- あらすじ
- 天野歌音には、人の心が絵として見える。
怒りは赤い油絵、悲しみは雨の水彩画、恋は花畑の風景画。美術部に所属する高校二年生の歌音にとって、人の心はいつも一枚の絵だった。
けれど春の交流授業で、歌音は初めて「絵ではない心」を見る。
相原賺。無表情で、言葉がまっすぐすぎて、周囲から「怖い」「冷たい」と避けられている少年。彼の心には、何枚ものページと、巨大な白い怪物がいた。
牙も爪もある恐ろしい姿。けれどその怪物は、傷ついた小鳥を守り、迷子の猫を抱きしめ、泣いている子どもに傘を差していた。
この人は怖いんじゃない。ただ、ずっと誤解されてきただけなんだ。
そう思った歌音は、賺に近づいていく。賺もまた、自分を怖がらずに向き合おうとする歌音に、少しずつ心を開いていく。
しかし、心が見えることは、相手を分かることと同じではなかった。見えたものを正しいと思い込んだ歌音の善意は、やがてクラスメイトの痛みを人前にさらし、賺にも「また怪物として扱われた」という傷を残してしまう。
感情が見えすぎる少女と、感情を誤解され続けてきた少年。
これは二人が不器用にぶつかりながら、誰かの心を勝手に描かず、それでも隣にいる方法を探していく、少し不思議で少し痛い青春コメディ。 - Nコード
- N9283MG
- 作者名
- 源三郎
- キーワード
- 学園 日常 青春 ラブコメ HJ大賞7 BWK大賞1 BK小説大賞2 集英社小説大賞7 JR西じゆうに大賞1 恋愛 美術部 心が見える 文化祭 高校
- ジャンル
- 現実世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 06月01日 18時10分
- 最終掲載日
- 2026年 06月05日 02時37分
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- 96,758文字
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『きみの心は怪物でした。』
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