↑ページトップへ

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

旅の拾い唄~唄は、暮らしがいちばん忘れたくないものを伝う~

あらすじ
旅の途中で、誰にも知られず消えていく唄がある。

吹雪の夜、帰らない父を待ちながら子供たちが歌う数え唄。

狐罠の掛け方を忘れないため、猟師たちが口ずさむ唄。

嫁いでいく娘のために女たちが歌う泣き唄。

舟を海へ送り出す祝い唄。
市場の売り唄。
子守唄。
労働歌。
そして、旅人たちが帰らぬ仲間を待つための唄。

「吹き流れる知恵の収集旅団」で生まれ育ったサリ・ウィ・ロンネが惚れたものは、そんな名もなき人々の唄だった。

節は紙には残せない。
それでも、歌詞と、それが歌われた場所と、人々の暮らしだけなら残すことができる。

「道具の使い方は道具と一緒に廃れる。だが唄は、使い道が消えたあとも残る。半分でも拾っておけ」

その言葉を胸に、サリは四十年にわたって七種族の土地を旅し、唄を拾い続けた。

老いて旅に出られなくなった彼女は、山のような手控えから三十の唄を選び、一冊の本にまとめる。

これは英雄の物語ではない。

歴史書にも残らない人々が、働き、遊び、子を眠らせ、誰かの帰りを待ちながら歌ってきた――そんな「異世界の日常」を集めた、一人の旅人の民謡採集録。

この一冊は、唄の抜け殻の集まりである。

けれど殻さえ残しておけば、いつか誰かが、その中にあった節を思い出すかもしれない。
本文へのAI利用

AI生成物を下書きや素材として本文の創作に間接的に利用している(単なる誤字修正やアイデア出しは除く)

Nコード
N7478MR
シリーズ
エルデーン世界記録集 ― Chronicle of Eldern
作者名
ロベルト=北沢
キーワード
女主人公 日常 異世界 ファンタジー 旅 民謡 童謡 民俗 伝承 文化 紀行文 スローライフ 世界観重視 架空文献
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2026年 09月16日 13時00分
最終掲載日
2026年 09月20日 22時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
13,552文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N0659MT| 作品情報| 連載(全2エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
学都ヴェレン、学生通りの外れ。 そこに、献立表のない一軒の飯屋がある。 店の名は――「馥郁たる紙片亭」。 今日何が出るかは、店主ヴァルジャ・ホイットの気分次第。 けれど、この店には一つだけ変わった決まりがある。 //
N7478MR| 作品情報| 完結済(全9エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
旅の途中で、誰にも知られず消えていく唄がある。 吹雪の夜、帰らない父を待ちながら子供たちが歌う数え唄。 狐罠の掛け方を忘れないため、猟師たちが口ずさむ唄。 嫁いでいく娘のために女たちが歌う泣き唄。 舟を海へ送り出//
N6744MS| 作品情報| 連載(全4エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
二百年前、一冊の本が異端として焼かれた。 その名は――『淵睨録』。 「魔法を使えば、世界のどこかに必ず“残り滓”が生じる」 そう考えた一人の学者は、誰も疑問に思わなかった魔導の仕組みを調べ始める。 人々が魔法を使//
N2548MR| 作品情報| 完結済(全5エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
魔導は、機構が管理している。 術の型も、詠唱の登録も、そして、裁きも。 これは、人類魔導管理統一機構が残した、四通の異端査問調書である。 町を襲った黒腐れ病で、ひとり富み続けた穀物商。 魔導の「裏の顔」に手を伸ばした//
N9209MQ| 作品情報| 完結済(全11エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
「私を学者と認めた学府は、この世にひとつもない」  王国歴1300年代、北辺の寒村ロヴニ。猟師の三男リエン・ロ・ハーグは、七つの年の吹雪の晩、頭の上を過ぎた途方もなく大きな影に、ひと声、鳴きかけられた。あの声には意味が//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。