- あらすじ
- ノヴァル王国の大聖女アニエスは、多くの人に尊敬される完璧な聖女である。
祈り、結界を張り直し、人の話を聞き、笑って頷く。断ったことは一度もない。
――ただし、夜は別の話だ。
日が落ちると、彼女は自分でも知らないうちに屋根の上へ出る。
狙うのは、うなるほど持っている側だけ。
蔵から一晩に一軒だけ盗み、困っている誰かへ届け、そして必ず対価を取る。
「タダではやらない。おまえの持ち物で、いちばんいいものを、一つ出せ」
追うのは護衛騎士ライナルト。六年ずっと大聖女を守ってきた、この国でいちばん真面目な男である。
彼は今夜こそ捕まえるつもりで屋根へ上がり、今夜も手を伸ばし、今夜も鼻先で笑われる。
「捕まえたいなら、もっと上手にどうぞ」
朝が来る。何も覚えていない大聖女が、いつもの顔で彼を迎える。
「まあ、大変ですね」
――この人だ、とは、まだ誰も言えない。
取り逃がすたびに惚れていく騎士様と、覚えていないまま笑う大聖女の、少しも進まない恋の話。 - Nコード
- N7445MP
- 作者名
- くらたん
- キーワード
- コミックルーム大賞 アイリスIF9大賞 ESN大賞11 女主人公 ラブコメ 異世界ファンタジー 聖女 怪盗 じれったい恋 コメディ
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 08月16日 15時00分
- 最新掲載日
- 2026年 08月16日 21時37分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 5,823文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大聖女様は今夜も大泥棒 ~真面目な騎士様は、今夜も取り逃がす~
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N0436MQ|
作品情報|
連載(全7エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
約束の日に、婚約者は来ませんでした。十年で、これが何度目かは数えておりません。
贈り物は、いつのまにか妹のものになっておりました。「エルザのほうが似合うもの」と、母が申しますので。
父は笑って、こう言いました。男とは//
N9251MP|
作品情報|
連載(全2エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
わたくしの嫁ぎ先が、橋の上で消えました。
ヴェルゼ王国第三王女エルミナ。十九年、三の姫と呼ばれて育ちました。和平のため敵国カルディアへ嫁げと命じられ、持参金の荷馬車八台を連ねて、国境の橋へまいりました。
橋は一車線、//
N7445MP|
作品情報|
連載(全2エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
ノヴァル王国の大聖女アニエスは、多くの人に尊敬される完璧な聖女である。
祈り、結界を張り直し、人の話を聞き、笑って頷く。断ったことは一度もない。
――ただし、夜は別の話だ。
日が落ちると、彼女は自分でも知らな//
N4730MP|
作品情報|
連載(全4エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
「君は夜会で人の髪を触る。髪結いなど、下女の仕事だ」
春の宮の夜会で、そう言われて婚約を破棄されました。
わたくしはレナーテ・オルトマン。十九。伯爵家の娘ですが、家は借財で傾いており、取り柄は母から習った髪結いだ//
N2944MP|
作品情報|
連載(全2エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
七の月四日の朝。わたしの寝台で、知らない女が死んでいました。
黒い髪が枕に広がって、右手のそばに、金の縁の杯が倒れています。枕元には、夫宛ての封も切っていない手紙が一通。
夫の、昔の愛人だそうです。
わたし//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。