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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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沈むマンション ――最後に屋上のドアを押さえたのは誰だったのか――

最終エピソード掲載日:2025/11/11
 水は一階ずつ上がってくる。
 屋上へ続く最後の扉は、誰かが内側から押さえなければ開かなかった。
――
 湾岸部に建つ二十階建ての高層マンション、ブルームタワー。

 ある夜、停電とともに、下層階から水が上がってきた。
 エレベーターは停止し、非常放送は途切れ、住民たちは屋上を目指して上へ逃げる。

 だが、屋上へ続く最後の扉は、電源を失っていた。
 外から吹きつける強風と、内側から迫る水圧。
 その扉を開いたままにするには、誰かが内側から押さえ続けなければならない。

 助かる者。
 置いていかれる者。
 責任を問われる者。
 名簿に載っていない者。

 救助後、生存者たちはある事実を知る。
 最後まで扉を押さえていたはずの誰かの名前が、どこにも残っていなかった。

 これは、沈みゆくマンションで最後にドアを押さえた“誰か”の物語。
――
注意書き
※本作には、災害・事故・負傷・死に関する描写があります。
※実在の建物・事故・団体とは関係ありません。
――

第一章 水は一階から来た
2025/11/11 17:22
第三章 名簿にない女
2025/11/11 17:32
第四章 責任者を沈めろ
2025/11/11 17:42
第五章 十七階の折り目
2025/11/11 17:46
第六章 最後のドア
2025/11/11 17:50
第七章 名簿にない名前
2025/11/11 18:00
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