04.電子書籍化の打診を頂きまして
先日、『戦場から帰らぬ夫は、隣国の姫君に恋文を送っていました』がコスミック出版様から配信されました。
まずは先行配信ということでピッコマさまからご覧いただけますが、既にお読みいただけましたでしょうか。小説家になろうと違って閲覧数が分かるわけではないため、どのくらいの方に読んでいただけているのだろう……とドッキドキですが、no2様が物語の世界を繊細かつ丁寧に描きあげてくださいました。まだの方はぜひご覧ください!
とまぁ、宣伝はここまでにしておきまして。
念願のコミカライズも叶いましたので、備忘録的にコミカライズ配信に至るまでの軌跡を書き残せればと思います。
あくまでも一作者の体験記となりますが、どなたかの参考になれば幸いです。
今回は『戦場から~』をコミカライズいただきましたが、実は書籍化のお話自体は初めてではありませんでした。
あれはそう——『冷遇妃マリアベルの監視報告書』を投稿して、ちょうど一週間ほど経ったころでしょうか。
ユーザーホームを開いたら、メールアイコンに見慣れぬ赤ポチが付いておりました。
初めて見る通知だったのでドキドキしながら開いてみると……噂に聞く企業様からの打診!!
有難いことにほぼ同時期に複数の企業様からご連絡を頂きました。
いやもう、物書きの端くれとしては『書籍化』という単語だけで胸が躍りますよね。
本当なら二つ返事で「是非に!」と言いたいところなのですが——ちょっと考えてみました。
まず『冷遇妃マリアベル』をご覧いただいた方なら分かると思うのですが、あの話は短編だからこそ成立した物語です。
電子書籍化となると3~5万字は必要とのことで、それだけ膨らませられるかと考えると……。
うーん、無理!
あの長さだから受け入れられたわけですからね、はい。
クロウを主人公にしてオムニバス形式に、というご提案もいただいたのですが、残念ならが私の頭では構想を練れそうにありませんでした。
それに私は長編での実績がほぼありません。もし爆死でもしたらそのまま筆を折る未来すら見える……。そんな不安もありまして。
なので、これまで「少しでも興味があったら経験のためにやってみる!」という精神で生きてきましたが、悩みに悩んだ末、その件はお断りさせていただきました。うーん、今思えば勿体ないことをしてしまったかも……? いやいや、でもあれは短編だから成り立つ話で(以下略)
とはいえ、もう一つ大きな懸念がありまして……
それは——『副業』になることです。
私は勤め人なのですが、勤め先では副業を行うのに一定の条件がありまして。副業申請の手続き上、なんと社内の担当者に自分の作品ページを確認してもらう必要があるんです。
むwwwwwwwwwりwwwwwwwwwwww
自作を会社の人に見られるという羞恥プレイ。耐えられるほどの鋼メンタルを、残念ながらまだ持ちあわせておりませんでした……。
初めての打診については以上となりますが、私の場合は短編が週間ランキングの表紙にお邪魔したころに打診をいただきました。もちろん出版社様やジャンル、時期によっても異なると思いますが、ひとつの事例として参考になれば幸いです。
ちなみに、クロウのオムニバス案を考えていたときに、デューを拾ったクロウが綴る「見習い影の育成日誌」を思いついたのですが、ギャグになりそうだったのでやめました。(また興が乗れば、別の形でお披露目することはあるかもしれません)




