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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

竜人の番は竜殺し【BL】

最新エピソード掲載日:2026/11/08
竜人外交官 × 元騎士中年の異世界ファンタジーBL

 かつて竜を殺した男が、今度は「愛する竜」を殺すのか――選択を迫られる。

 ルドウェンは「竜殺し」の異名を持つ騎士だった。人里を襲う暴走竜を討ち果たしたルドウェンは民衆からすれば英雄だが、国での扱いは罪人同然だった。国は竜を崇めていたのだ。
 竜殺しを成した後、利き腕の怪我で騎士を退き、隠れるように田舎町へ身を寄せた。
 三十路半ばを超え、残りの人生は独り慎ましく暮らすつもりだった矢先――訪ねて来た竜人族の青年が告げる。

「私はあなたの番です」

 彼はゼリオンといい、氷像のように美しかった。
 番は神が定めた運命の相手。一生涯を共にする伴侶だ。

「竜殺しのルドウェン。あなたが私の番とは、なんて皮肉な運命でしょう」

 しかし、ゼリオンはルドウェンが同胞を討ったことを知っていた。だが、彼は仇と呼べる相手を目前にして、なんと微笑んだのだ。
 何度も足を運び、真っ直ぐ想いを伝え続けるゼリオンに、ルドウェンは困惑する。番であること、竜人であるゼリオンが信じられなかったのだ。
 初めはあしらっていたルドウェン。だが、ゼリオンから「竜の国へ行けば腕を治せるかもしれない」と聞かされる。

(もし……もう一度、剣を握れたのなら――)

 再び剣を握れば残りの人生、生きる意味を見出せるような気がした。

 ――ルドウェンは竜の国へ赴くと決意する。
 己は竜人族からすれば仇だ。どんな罵倒も視線をも向けられたとしても、覚悟の上だった。ところが……待っていたのは敵意ではなく歓迎だった。
 疑問を抱きつつも、ルドウェンは腕の治療が進む中、親のいない子竜と出会う。子竜と家族のように過ごす中、少しずつ居場所を見つけていく。ゼリオンや子竜との穏やかな日々は、ルドウェンの凍てついた心を少しずつ溶かしていった。

 そうした日々の中、竜の国では慰霊祭が開かれることに。そこで明かされる竜殺しの真相にルドウェンは迷い、竜の国を去ろうとして――?
 ゼリオンとルドウェンは心を通わし、真の番となれるのか――?

▼全30話、約12万文字の完結保証! 毎日更新中! ※R15
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