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ドミノ・クラッシュ・ボウリング

作者:
最新エピソード掲載日:2026/04/05
暗い部屋の中に、謎の人物がいる。

頭部全体を覆う「黒い仮面」をかぶっていた。目の部分だけが赤く光っている。

その全身には、黒い金属スーツを着用していた。見る人によっては、「ロボット」のような印象を受けるかもしれない。映画やゲームにいそうなデザインだ。

しかし、仮面の下から聞こえてくる呼吸音は、明らかに人間のもの。体形も「ロボット」にしては引きしまっている。


この人物の真正面にだけ、ひとすじの照明が当たっていた。

そこにそびえ立つのは、シャンパングラスのタワーだ。暗い部屋の中で、幻想的に輝いている。シャンパンの甘い香りがただよっていた。


謎の人物は黙って、「黒いボウリングの玉」を構える。

これをどうするのか。

もちろん、ぶつけるのだ。あのシャンパンタワーに。



ボウリングには歴史がある。長い長い歴史がある。

もともとは、古代エジプトで「子どもの遊び」として始まった。

それが「占い」にも用いられるようになり、やがて古代ギリシア、古代ローマ、そのあと世界各地へと広がっていく。


英仏百年戦争の裏で。

無敵艦隊との戦いの裏で。

アメリカ禁酒法時代の裏で。

ボウリングの歴史はつむがれてきた。


たとえば、もともと「九本」だったボウリングのピンがなぜ、「十本」になったのか。



そして最近、ボウリングの歴史にまた、新たな変化が起きようとしていた。

次なる歴史は、日本から始まる。


暗い部屋の中、謎の人物が投球体勢に入った。

次の世界大会が始まるのだ。

選ばれし者たちが今、日本へと向かっている。


さあ、始めよう。

これが『ドミノ・クラッシュ・ボウリング』だ。





(参考文献)

世界のボウリング100年の歴史と至難「スポーツ化」に燃えた50年
大村 義和/著 遊タイム出版

ハンディ版 ボウリング大辞典
宮田 哲郎/編著 ベースボール・マガジン社



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