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今日から仕立て屋のわたしは弁護士事務所に住むことになりました。

作者:鴻山みね
最終エピソード掲載日:2026/03/31
『仕立て屋』と『弁護士』のロマンス and ミステリー。

1926年ドイツ・ベルリン。
20歳になった『仕立て屋』のひとり娘、シュテファニー・シュナイダーはお得意様の厚意もあり、デビュタントに出たものの、どうにもその空間に馴染めずにいた。

そんななか――壁側に寄り「早く終わらないかな」と考えていたシュテファニーのもとに、弁護士であるヴェルナーがやってきて、シュテファニーの考えを読み、「何かあればいつでも相談に乗ろう」と言ってきた。彼もまたデビュタントには退屈していた。

だが、このデビュタントに出してくれたのはシュテファニーのお得意様、何もしないままだとその厚意を裏切ってしまうことになる。同時に仕立て屋としての仕事も続けたい。そう考えたシュテファニーはヴェルナーに頼んだ。

「お付き合い――してみたいです。彼と――ヴェルナー・シュラウドラフさんとわたしで」

彼はそれを承諾し、ふたりは互いの都合のために手を組んだ……のだったが、周りで話がとんとん拍子で進んでしまい、すぐさまヴェルナーの弁護士事務所に住む結婚前提の同棲生活を送ることになってしまった。

釈然としない感覚であったが、そこは弁護士事務所であるが故に、シュテファニーは大きな事件へと足を踏み入れていくことに――。

黄金の20年代と称されたヴァイマール共和国時代のドイツを生き、事件へと巻き込まれていく仕立て屋と弁護士の物語。
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