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SERAPHIM GRAND PRIX ― 蒼穹の駆 ―

作者:兎月 晃
最終エピソード掲載日:2026/10/31
これは、速さの限界に挑む三人の男たちが、失われた夢を取り戻し、その先にある新しい未来を切り拓く物語である。
時速750kmという未知の領域に挑む、次世代モータースポーツ「SERAPHIM GRAND PRIX」。
その原点は、日本の小さな開発チーム「TEAM蒼穹」が生み出した一台の超高速マシン、SERAPHIM X-05だった。
開発テストパイロットの山本駆、技術者の佐藤匠、そして仲間の鈴木翔。
三人は、誰も到達したことのない速度の世界を目指し、夢を追い続けていた。
しかし、開発中の悲劇的な事故によって翔は脊髄を損傷し、再び自分の足で歩くことが困難となる。
それでも、彼らは夢を諦めなかった。
やがてSERAPHIMは世界各国の企業を巻き込み、12チームが競い合う国際グランプリへと発展する。
駆は日本代表チームのパイロットとして、世界最高峰の戦いに挑む。
そんな中、第5戦に突如現れた漆黒のマシン、SERAPHIM X-06「LUCIFER」。
世界中の技術を結集し、脳波制御、次世代AI、特殊ジェルによる身体保護技術を搭載した究極のマシン。
その操縦席にいたのは、かつて夢を絶たれたはずの鈴木翔だった。
復活した翔は圧倒的な速さで勝利を重ね、駆の前に立ちはだかる。
そして第9戦。
翔が事故を起こしたのと同じ場所で、今度は駆が大クラッシュに見舞われる。
奇跡的に無傷で生還した駆だったが、愛機は大破。
誰もが復帰を危ぶむ中、匠たちは一台のマシンを蘇らせる。
それは、すべての始まりとなった純白の初代SERAPHIM X-05。
競技用の固定リミッターを持たない、原点にして未知の可能性を秘めた試作機だった。
第11戦、最後尾から復帰した駆は翔に敗れるものの、漆黒のLUCIFERを超える可能性を見いだす。
そして迎えた最終第12戦。
純白のX-05と漆黒のX-06。
かつて同じ夢を追いかけた二人が、世界最速の座を懸けて激突する。
限界を超えた走りの果てに、駆が目にしたもの。
それは、数字でも勝敗でも語ることのできない、どこまでも広がる「蒼穹の世界」だった。
そして三人の夢は、レースの勝敗を超えて、人々の未来を支える新たな技術へと受け継がれていく。
第1話 十二の翼、始動
2026/10/31 15:39 (改)
第2話 制御された限界
2026/10/31 15:44 (改)
第3話 白い記憶
2026/10/31 15:49 (改)
第4話 守るための翼
2026/10/31 15:54 (改)
第5話 堕天使、降臨
2026/10/31 15:59 (改)
第6話 十三番目の翼
2026/10/31 16:05 (改)
第7話 漆黒の初勝利
2026/10/31 16:09 (改)
第10話 眠れる純白
2026/10/31 16:40 (改)
第11話 白と黒の翼
2026/10/31 16:47 (改)
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