サキュバスお姉ちゃんとの転性妹成長記

　花見の帰りにタバコの副流煙で肺をやられ、咳をしながらも眠りについた主人公だったが……暗い水の中で誰かを助ける夢を見る。
「おはよう、エメルナ」
　目を覚ますと、赤子に転生していた。　夢の中で助けたお姉さんと同じ体で。
　一緒に転生したのはサキュバス、アリアレス・ヘル・テオブロマ。　彼女は、漂っていた魂をすくい上げてくれたエメルナに運命を感じ、好意を向ける。
　２人の魂は１つの体の中で繋がってしまい、何故かお互いの言語は初めて聞くのに理解はできる・思っただけで相手に感情も含めて全てが伝わってしまう・サキュバスの特性や能力が人であるエメルナにも受け継がれている、ことに気が付いて。
（私にこっちの言葉を教えてください！！）
　
　剣と魔法のある異世界で、アリアレスに助けられながら成長していくエメルナのスローライフは、あっと言う間に数年後……とはいかなくて。

　これは、奇妙な形で転生した姉妹が、手探りで歩む第２の人生。
　

※サキュバスお姉ちゃんとの異世界村興し録、はタイトル詐欺になりそうなので改名しました。