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『壊れた魔導具は嘘をつかない』 〜「未来を作れない」と婚約破棄された令嬢は、辺境の修理工房で声なき声を聴く〜

作者:たつき
最新エピソード掲載日:2026/08/22
 壊れた魔導具には、持ち主の感情が残っている。
 ――そして、それを聴き取れる修復師がいる。

 侯爵令嬢リーゼにできるのは、壊れたものを直すこと。そして、壊れた魔導具に残された感情〈残響〉を聴き取ることだけ。「未来を作れる人間ではない」と婚約を解消された彼女は、亡き祖父の修理工房〈つぎはぎ屋〉を自分の意思で開く。

 最初の依頼は、少女が抱えてきた母の形見のオルゴール。温かな愛情の残響の奥に、なぜか強烈な〈恐怖〉が残っていた。そこへ現れた王立魔導技術局の技師アルベルトは言う。「危険な旧式は、直さず新型へ換えるべきだ」――直したい女と、捨てたい男。

 渋々組んだ最初の修理の果てに見つかったのは、供給網に繋がってもいない旧式魔導具に刻まれた、あり得ないはずの新型魔力の痕。一件の修理から、王国の技術の根を揺るがす謎が始まる。

 壊れたものには、理由がある。ときどき、誰にも言えなかった想いが残っている。
 お仕事×残響ミステリー×正反対ふたりのロマンス。

※恋愛はゆっくり進みます。ハッピーエンド予定。
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