あぶはちとらず

【二人の視点で綴る繊細な感情の交錯】
幼馴染の死をきっかけに、それぞれの人生が静かに動き出す——。
司法研修に臨む崇直は、かつての仲間たちと再会し、過去の絆と現在の葛藤に揺れ動く。
家族、友情、そして誰もが胸に秘めた恋心——
同じ時間、同じ場所で交差する想いが、複数の視点から鮮やかに描かれる群像劇。
「それでも僕らは、前に進むしかない。」
多視点で紡がれる青春と再生の物語――読み進めるほどに、誰もがきっと“自分”の切なさに共感できるはず。

　POVは動画で知って、これを小説でやると面白いと思って利用してみました。
　全員片思いなら多視点にして、一人称で同じ場面で別の人間の視点にしたらどうだろうというのがきっかけです。
　それぞれの意図が同じ時間を共有してても通じない、そのもどかしさを演出できたらと思ってます。