↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

魔王城の目の前で、僧侶が退職代行を使ってきた

最終エピソード掲載日:2026/10/12
魔王城の門の前。二年間の旅の果てに辿り着いた勇者の隣に、僧侶の姿はなかった。

代わりに立っていたのは、背広に銀縁眼鏡の男。
「私、退職代行サービスの担当者でございます。本日午前九時をもちまして、僧侶様より正式に退職の意思表示を受任いたしました」

二年分の未払い報酬、自腹で払い続けた薬代、そして入浴中の覗き四十二回分の慰謝料——。
請求書を握りしめて駆け上がった魔王城の最上階で、勇者が見たのは、
「年間休日百二十日以上」のポスターと、晴れやかな顔で面接を受ける元仲間の姿だった。

我慢こそが美徳だと信じてきた勇者が、初めて知る世界の本当の姿とは。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。