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「一人でも大丈夫」と捨てられた令嬢ですが、辺境伯だけは私の熱に気づいてくれました 〜誰かのために白湯を沸かし続けたら、居場所になりました〜

作者:他力本願寺
最終エピソード掲載日:2026/07/16
幼い頃、高熱を出しても誰にも気づいてもらえなかった。

「一人でも大丈夫」

それは家族も、婚約者も、みんなが私へ向けた言葉だった。

婚約者は病弱な妹を選び、私は北辺の辺境伯へ嫁ぐことになる。

歓迎はされない。
けれど辺境には、誰かの小さな異変へ気づこうとする人たちがいた。

咳をする使用人。
冷える部屋。
湿った備蓄庫。

小さな「気づき」を積み重ねるうち、領地は少しずつ変わっていく。

そして無口な辺境伯ラウレンは、誰よりも先に私の疲れや我慢へ気づいてくれた。

これは、誰にも気づいてもらえなかった令嬢が、「ここに居ていい」と言ってくれる居場所を見つけるまでの、小さくて温かな恋のお話です。
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