- あらすじ
- 北海道・中標津。標津岳から吹き下ろす風だけが訪れる、小さなギター工房「七尾工房」。
飄々として掴みどころのない職人・七尾拓哉。言葉少なに木と向き合う後輩・あーちゃん。そして東京の広告代理店を辞め、この地に流れ着いた見習いの橋本歩――アユム。三人と一匹の猫が紡ぐ、朝の読書とコーヒー、コンマ単位の精度との格闘、そして手渡されていく本の物語は、今日も変わらず続いていくはずだった。
ある日、工房に一本の電話が入る。世界的なアコースティックギタリスト、フェルディナンド・シルバが、ツアーの合間にこの工房を訪れるという。彼が長年愛用する名器は、実は七尾さんと、亡き親友・伊吹が遺した設計図から生まれたものだった。
工房の奥に隠されていた、もう一本の試作機。
その音に心を奪われたフェルディナンドからの申し出を、七尾さんはきっぱりと断る。
「これはまだ、未完成なんだ」
かくして始まる、亡き友の設計図と向き合う挑戦。世界的な注目、SNSでの拡散、そして押し寄せる変化の波。それでも三人が守り続けるのは、朝のコーヒーと本の匂いに満ちた、いつもと変わらない工房の時間だった。
静かな北の町から、世界へ。
変わらないことの強さを描く、手仕事と絆の物語、第三部。 - Nコード
- N9316MP
- 作者名
- 七尾 拓哉
- キーワード
- コミックルーム大賞 ESN大賞11 ほのぼの 男主人公 和風 現代 職業もの 日常 ハッピーエンド 私小説 ホームドラマ 七尾工房 木工 職人
- ジャンル
- ヒューマンドラマ〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 08月18日 00時36分
- 最新掲載日
- 2026年 08月26日 00時51分
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七尾工房、それでも開店休業中
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連載(全7エピソード)
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相変わらずマイペースに開店休業中な、北海道・中標津の「七尾工房」。
ひょんなことから、主人の七尾さん、見習いのアユム、寡黙な女子職人のあーちゃん、そして留学生のヒエンさんの4人でベトナム・ハノイへ行くことに!
旅の目的//
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「暇なのがね、一番贅沢なんだよ、アユムさん」 ――そう言ってサボる師匠のとなりで、不器用な弟子の「試運転」がはじまります。
北海道の東の果て、中標津町。広大な牧草地の片隅に佇む『七尾工房』。 元東京のコピーライター・橋//
N3597MH|
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完結済(全20エピソード)
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ヒューマンドラマ〔文芸〕
三十一歳、元コピーライターの橋本歩は、北海道・中標津の木工房に弟子入りした。
師匠の七尾拓哉は、腕は確かだが朝に極端に弱く、値段交渉が下手で、質問にはだいたい「うーん」と答える。工房は開店しているのか休業しているのか、よ//
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