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101回目の婚約破棄――最後まで聞いたら巻き戻るので、今度は途中で遮ります

短編
あらすじ
婚約破棄というものは、一生に一度でもあっていいものではない。
それなのに私は、現実で一度、異世界で百回、婚約破棄を聞かされることになった。

現実世界で婚約者に別れを告げられ、意識を失った私が目を覚ますと、そこは異世界の夜会だった。
金髪の王子が、私に告げる。

「君との婚約を破棄する」

婚約破棄を最後まで言い切られるたび、低い鐘が鳴り、私は夜会の前へ戻される。

泣いても、怒っても、逃げても、証拠を出しても、先に婚約解消を申し出ても、最後には必ず同じ言葉を聞かされる。

百回目。
やけになった私は、菓子卓の粉砂糖を王子へ振りかけた。
王子はくしゃみをして、婚約破棄を言い切れなかった。

その瞬間、いつもの鐘は鳴らなかった。

そこで、ようやく気づいた。

婚約破棄されたから巻き戻るのではない。
婚約破棄を、最後まで聞いていたから巻き戻るのだ。

百一回目。
私は初めて、その言葉を遮る。

「そこまでにしてもらおう」

これは、婚約破棄される役目を降りた私が、異世界でも現実でも、自分の人生を取り戻す話。
Nコード
N9054MK
シリーズ
恋愛小説のはずでした
作者名
堀吉 蔵人
キーワード
異世界転移 女主人公 婚約破棄 ループ 悪役令嬢 王子 公爵令嬢 ざまぁ 粉砂糖 最後まで聞かない 現実帰還 ハッピーエンド
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 07月06日 19時00分
感想
6件
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総合評価
3,500pt
評価ポイント
3,378pt
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文字数
7,570文字
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