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悪役令嬢の私に婚約破棄を言い渡した王太子殿下、その証言すべてに矛盾があるのですが……私、帳簿と手紙は全部保管する派なので

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あらすじ
「──アリシア・ヴェルモンド。貴様との婚約は破棄する!」  王立学園の卒業パーティ。婚約者の王太子が、突如私を断罪した。

罪状は、男爵令嬢へのいじめ。証人多数、証拠も揃っているらしい。

──あら、そうですか。

ならば、こちらも証拠を出しましょう。

私、アリシアは記録魔だ。5歳から日記をつけ、社交の会話は速記し、贈り物の目録も帳簿もすべて保管している。

「殿下、その目撃証言は5月14日午後3時のものですね? 同時刻の私の所在、王宮の入館記録に残っておりますが」

「男爵令嬢への嫌がらせの手紙──筆跡鑑定なさいます? 私、公的機関の書式も存じておりますので」

事実を、時系列で、淡々と。

気づけば会場は静まり返り、王太子は膝から崩れ落ちていた。

私はただ、質問に答えただけ。

なのに翌朝、なぜか国中の令嬢たちから手紙が殺到していた。

「アリシア様、私たちの女神になってくださいませ」

──えっ、なんで?
Nコード
N8063MK
作者名
桜見
キーワード
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ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 07月05日 12時47分
最新掲載日
2026年 07月05日 12時47分
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