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婚約破棄されたので、王宮のお仕事はお返しします。引き継ぎは完璧ですが、私の人生までお任せするつもりはありません!

あらすじ
「セシル。君との婚約は、今日限りで解消する」

王太子の婚約者として七年間、王宮を支えてきた伯爵令嬢セシル・アーデンは、突然の婚約破棄を告げられた。

王太子には新たに愛する女性ができたという。

悲しくないわけではない。けれど、もう自分を必要としない人のために働き続けるつもりもなかった。

「承知いたしました。それでは、王宮のお仕事もすべてお返しいたします」

王太子は笑った。

「構わない。君がいなくとも王宮は回る」

セシルも、そう願っている。

だからこそ十四日間をかけて、これまでの業務記録を整理し、後任者に仕事を教え、責任の所在まで明確にすることにした。

ただ、引き継ぎ資料が三十二冊にもなっただけで。

王宮の人々はそこで初めて、彼女がどれほど多くの仕事を支えていたのか知ることになる。

一方、無事に仕事を返却したセシルは、隣国の公益財団の採用試験を受け、新しい人生を歩み始める。

そこで再会したのは、王宮での引き継ぎを見守っていた外交文官ルシアンだった。

仕事に厳しく、少し意地悪で、決して甘い言葉ばかりをくれるわけではない男性。

けれど彼は、セシルが仕事で失敗しても、失敗したことだけで彼女の価値を決めようとはしなかった。

「あなたは、もっと自分のために時間を使ってもいいんですよ」

そんなふうに言われたのは、生まれて初めてだった。

婚約破棄から始まる新しい仕事。少しずつ変わっていく人間関係。そして、不器用な二人の恋。

これは、誰かのために生きてきた令嬢が、ようやく自分の幸せを選ぶ物語。

なお、王宮のお仕事はすべて返却済みですので、今さら戻ってほしいと言われてもお断りします。
本文へのAI利用

AI生成物を下書きや素材として本文の創作に間接的に利用している(単なる誤字修正やアイデア出しは除く)

Nコード
N7345MX
作者名
ころもぐら
キーワード
ESN大賞11 ドリコム大賞5 ネトコン15 シリアス ほのぼの 女主人公 西洋 近世 職業もの 日常 ハッピーエンド 異世界恋愛 婚約破棄 有能令嬢 ざまぁ
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 10月23日 18時10分
最新掲載日
2026年 11月04日 20時10分
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文字数
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