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王宮の婚礼の前に、燃やされる手紙がある

短編
あらすじ
王宮文書局で働くイリゼは、婚礼を控えた王宮の整理を命じられる。
来月、東翼には新しい女主人――公爵令嬢セラフィナ・アルヴェルが入る。祝うべき婚約。反対する理由など、どこにもない。

だが、先王妃付きの私蔵文書を収めた木箱の底で、イリゼは見覚えのある筆跡の束を見つける。
それは、王太子セヴラン・エルメディアが書き、誰にも送らなかった手紙だった。

幼い頃から、イリゼだけが知っていた小さな癖。
言えなかった言葉。燃やされるはずの紙。
婚礼の前に整理されるのは、部屋や記録だけではない。人が口にしなかった感情もまた、静かに選別されていく。

これは、選ばれなかった女の物語ではない。

選ばずに済む場所へ置かれたまま、それでも消えなかった思いと、誰にも届かなかった言葉の行方は。
Nコード
N6323MB
シリーズ
純文学作品まとめ
作者名
文月ナオ
キーワード
王宮 文書局 手紙 婚約 すれ違い 未練 三角関係 片恋 異世界 王太子 王妃 切ない 秘めた想い 書簡 旧き癖
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2026年 04月19日 14時23分
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文字数
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