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侯爵家を支えていたのは誰か、社交界はとうに気づいていた

あらすじ
席次表の自分の名は、婚約者から三人ぶん離された場所にあった。
シルヴィアは伯爵令嬢である。
五年前、侯爵嫡子と婚約を交わした。
以来、彼女は家政を回し、贈答記録を整え、外交書簡を書き続けてきた。
それを、当然のこととして、誰もが受け取った。
本人すらも、そう思っていた。
春の慈善茶会。
婚約者の隣には、乳姉妹の男爵令嬢が座っていた。
シルヴィアの席は、卓の四人目だった。
譲ってください、とは言われなかった。
お願いの形で、決定はもう下されていた。
冷めた茶。
柱の影に立つ、見知らぬ若い文官の視線。
扇の影で、何かを数える貴婦人の声。
「あなたが下に通されるのは、これで何度目になりますの」数えていた人がいた。
社交界の誰かが、彼女のために、ずっと数えていたのだ。
五年間、シルヴィアが黙って積み上げてきたものを、誰が、どこで、見ていたのか。
そして、見ていた人たちは、何を知っていたのか。
Nコード
N2884MF
作者名
秋月 もみじ
キーワード
異世界恋愛 婚約破棄 ざまぁ 伯爵令嬢 貴族 文官王宮 ヒロイン視点
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 05月19日 12時17分
最終掲載日
2026年 05月19日 12時18分
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文字数
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