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蝉神様

短編
あらすじ
ある夏の朝、クマゼミが奇妙なリズムで鳴き始めた。

シャン、シャンシャン。シャン、シャンシャン――。

神楽鈴を思わせるその鳴き声は、SNSをきっかけに全国へ知れ渡っていく。
博物館が調査に乗り出し、マスコミが取材に訪れ、やがて地元では「神楽蝉」と呼ばれるようになった。

そして人々は、その蝉に願い始める。

雨が降りますように。
暑さが和らぎますように。
ご利益がありますように。

神社もまた、この奇妙な蝉を利用して御守りを作り始める。

これは、神様の物語なのか。
それとも、人間が勝手に神様を作ってしまった物語なのか。

シャン、シャンシャン――。
その蝉が鳴かなくなったとき、残されたのは大量の御守りだった。
Nコード
N2503MP
作者名
江藤ぴりか
キーワード
ホラー 現代怪異 蝉 神社 神様 信仰 ブラックユーモア 短編
ジャンル
ホラー〔文芸〕
掲載日
2026年 08月12日 10時14分
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