- あらすじ
- ついに宇宙時代の到来である。
沿道にあふれ返る群衆の中でおれは腕を組み、そんな感慨に浸っていた。
いや、どこかにはいると思っていた。この広大な宇宙で、知的生命体が自分たちだけのはずがない。そんな考えは人間の思い上がりにすぎないと、おれはずっと思っていたのだ。
もっとも、さすがに自分が生きているうちにその姿をこの目で拝める日が来るとは夢にも思わなかった。
しかし、確かに来たのだ。
総理大臣が緊急記者会見を開き、宇宙人がこの星へやってくると発表したときは、ついに頭がおかしくなったのかと思った。あるいは、頭のおかしい有権者を取り込むための派手なパフォーマンスだろうと。
だが実態は違った。政府は彼らと以前から秘密裏に接触を続けていたらしい。慎重に交渉を重ね、訪問の日程を調整し、受け入れ準備を整えた末、ついに今日、この歓迎パレードが実現したのである。
- Nコード
- N2480ML
- 作者名
- 雉白書屋
- キーワード
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- ジャンル
- 宇宙〔SF〕
- 掲載日
- 2026年 07月12日 11時00分
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