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妹が「白いマントは私の方が似合います」と言うので、英雄の婚約者席も凱旋式の役目も譲りました。ですが遺族席を忘れていたようです

短編
あらすじ
「英雄の隣に立つなら、白いマントはわたくしの方が似合いますわ」

侯爵令嬢リディアは、王国の若き英雄アルバートの正式な婚約者として、凱旋式の準備を支えてきた。

凱旋式は、勝利した英雄を讃える華やかな式に見える。

だが実際は、帰ってきた兵だけでなく、帰らなかった兵の名を呼び、遺族へ敬意を示し、負傷兵の導線を守る「帰還と追悼」の式だった。

妹イレーネはその意味を知らないまま、英雄の隣に立つ白いマント姿に憧れ、アルバートも彼女を選ぶ。

ならば、とリディアは婚約者席も凱旋式の役目も静かに譲った。

迎えた凱旋式当日。

妹は花と音楽を増やし、戦死者の名を省き、遺族席を後ろへ下げた。

そして英雄の隣で微笑んだ瞬間、最前列にいるはずだった遺族たちが立ち上がる。

負傷兵たちは敬礼を下ろす。

民の拍手は、止まった。

凱旋式が崩れた広場でリディアを見ていたのは、王国軍総司令官である辺境公爵だった。
Nコード
N2055MF
作者名
本城オブリゲータ
キーワード
異世界恋愛 婚約解消 婚約破棄 姉妹格差 ざまぁ 英雄 凱旋式 軍務 遺族席 実務ヒロイン 辺境公爵 総司令官 立場逆転 溺愛 ハッピーエンド
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 05月18日 18時10分
最終更新日
2026年 05月22日 22時15分
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