- あらすじ
- 「――君の名前を、まだ聞いていない」
魔力を持つ者だけが貴族として扱われる国、エルディナ。没落した魔術師の家に生まれたリゼは、両親を亡くし、裕福な親戚の屋敷に引き取られた。
だが家族として扱われることはなく、与えられたのは屋根裏の寝床と、使用人と同じ量の仕事だけだった。十五の春の測定式で、彼女の光晶は灯らなかったからだ。
ある夜、息が詰まって屋敷を抜け出した街外れで、リゼは一人の青年と出会う。
互いに名も身分も明かさないまま、夜が明けるまでの短い時間を、言葉だけで過ごした。
誰かに「働き手」ではなく「一人の人間」として扱われたのは、リゼにとって初めてのことだった。
「また会いたい」
別れ際、青年はそう言った。
けれどリゼは、その言葉を信じることができずに帰路へと着くのだった。
だがある日、屋敷の門前に、一台の馬車が止まった。
――王都にその名を知られた魔術師一族の、後継者を乗せて。 - Nコード
- N1776MP
- 作者名
- 黒色鮎
- キーワード
- シリアス 女主人公 魔法 身分差 溺愛 令嬢 魔力 貴族 虐げられ ものづくり ハッピーエンド 一途 短編 いじめ シンデレラストーリー
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 08月11日 20時09分
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- 文字数
- 8,160文字
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灯らない娘は、自分の足で立つことにした
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