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#013『潮騒と白砂の工房』

短編
あらすじ
 完璧に直せば直すほど、鏡に映る自分の顔が怖くなった。自分には、オリジナルを生み出す才能なんてない――。

 一流の修復士としてのプライドを失い、すべてを投げ出して錆びついた故郷へ逃げ帰ってきた渋沢修一。彼はそこで、亡き祖父が遺した奇妙な設計図に出会う。それは、手漕ぎの小舟の底に、町の伝統である伝説の「砂鏡」を嵌め込むという、無茶で、狂おしいほどの職人の執念だった。
 道具は、持ち主がいなくなっても嘘をつかない。
「お前に都会ですり減った人間の何がわかる」
 醜い八つ当たりと葛藤の果てに、男は夜の工房で再びガラス切りを握る。やり直しはきかない。
 泥臭く不器用な大人の、挫折と、職人のプライドの再生を描く、潮騒とコーヒーの匂いに満ちた現代ドラマ。
Nコード
N1183MG
シリーズ
好き勝手に書いた短編置き場
作者名
いわたとおる
キーワード
シリアス 男主人公 現代 職業もの 現代ドラマ 職人 修復士 幼馴染 再生 挫折 海 切ない
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2026年 06月03日 19時00分
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文字数
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+注意+

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