- あらすじ
- 完璧に直せば直すほど、鏡に映る自分の顔が怖くなった。自分には、オリジナルを生み出す才能なんてない――。
一流の修復士としてのプライドを失い、すべてを投げ出して錆びついた故郷へ逃げ帰ってきた渋沢修一。彼はそこで、亡き祖父が遺した奇妙な設計図に出会う。それは、手漕ぎの小舟の底に、町の伝統である伝説の「砂鏡」を嵌め込むという、無茶で、狂おしいほどの職人の執念だった。
道具は、持ち主がいなくなっても嘘をつかない。
「お前に都会ですり減った人間の何がわかる」
醜い八つ当たりと葛藤の果てに、男は夜の工房で再びガラス切りを握る。やり直しはきかない。
泥臭く不器用な大人の、挫折と、職人のプライドの再生を描く、潮騒とコーヒーの匂いに満ちた現代ドラマ。 - Nコード
- N1183MG
- シリーズ
- 好き勝手に書いた短編置き場
- 作者名
- いわたとおる
- キーワード
- シリアス 男主人公 現代 職業もの 現代ドラマ 職人 修復士 幼馴染 再生 挫折 海 切ない
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 06月03日 19時00分
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- 文字数
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#013『潮騒と白砂の工房』
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