- あらすじ
- 男は死のうとしていた。
自分の音楽で生きていく、それが男の夢だった。
しかし、その夢は叶う気配すらないまま、男の心はポッきりと折れてしまった。もうあがくことの出来るほどの熱は男の心にはない。
かといってそれを割り切って、生きていけるほど男は強くはなかった。
「このまま夢の残像に苦しむくらいなら、もういいや」
そう思い男は決断し、死を選んだ。
せめて最後に歌おう、そう思い望んだ最後の路上ライブ。
結果はいつも通り。まばらな人混みの中、せめてもの拍手をくれる優しい人が数人。
男はその数人に頭を下げ、最後のライブの余韻に浸りながら、その場を後にしようと楽器を片し始めていたその時、男の背中に声がかかった。
「もしかして死ぬつもりですか?」
これは夢に心折られ、死を選ぶしかなくなった弱くてめんどくさい男が、たった一人の不思議なファンのおかげで最後に、最高の光を放つことが出来たお話。
「こんな終わり方なら、幸せじゃないか」
生きるのが下手な男が、最後の最後に救われた。
そんな、一人の人間の、人生のなんて事のない幕引きのお話。
- Nコード
- N0030MD
- 作者名
- 赤城優也
- キーワード
- 残酷な描写あり
- ジャンル
- ヒューマンドラマ〔文芸〕
- 掲載日
- 2026年 04月30日 18時20分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 10pt
- 評価ポイント
- 10pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 4,639文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の光
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N1809MA|
作品情報|
連載(全8エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
神崎戦哉(かんざき・せんや)は、他人の“感情”を無意識に受け取ってしまう高校生。
怒り、絶望、恐怖——ときに他人の感情に飲み込まれ、心をすり減らしながらも、姉と二人で平穏な日常を送っていた。
だがある日、その日常は唐突//
N2966MD|
作品情報|
短編|
詩〔その他〕
絶景を見て、感じたことから出来た詩です
N1670MD|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
これは、あの夏の日、私のすべてが変わった日のお話。
あの夏の日、私は蝉を殺した。
ただそれだけ。
これは私と彼女。
蝉に憧れていた、少し変な子な彼女とのお話。
N1589MD|
作品情報|
短編|
詩〔その他〕
火とは何なのか、考えた末に出来た詩です
N0306MD|
作品情報|
短編|
詩〔その他〕
自分の存在について悩んだ末にできた詩です
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。