還界の鍵守 ~役立たずの鍵が開くのは、扉か。未来か。
最新エピソード掲載日:2026/09/01
人の根源的な願いが、異能「心装」となって現れる世界。
心装使いとダンジョン探索者を育てるアルセリア学院で、御門カナメの心装だけは、名前も能力も分からなかった。
具現化するのは、手のひらほどの鈍い銀色の鍵。
炎も出せない。敵も斬れない。何を開けるのかさえ分からない。
鑑定不能のその鍵は、いつしか「無銘鍵」と呼ばれるようになった。
それでもカナメは、探索者になることを諦めなかった。
彼には、誰にも見えないものが見えていた。
人や魔物が動き出す直前、力が最初に集まる場所に浮かぶ黒い点。カナメはそれを読み、剣と身体強化を頼りに、一瞬先の動きへ食らいついていく。
学院で同じ班になったのは、巨大な大剣で正面を打ち破る獅堂ガイ。
星光の使い魔とともに進む道を示す、幼馴染の七瀬セラ。
無数の糸を操り、戦場と仲間をつなぐ綾部ツムグ。
考え方も戦い方も違う四人は、衝突を重ねながら、学院地下の異変へ巻き込まれていく。
存在しないはずの通路。
設定を外れて暴走する機巧獣。
消えた帰還路。
そして、新生経路の奥で目覚める異形の王。
武器も心装も通じない敵を前に、名もなき鍵は初めて、その役割を示す。
閉ざされた道を開くため。
仲間へ届く危機を閉じるため。
これは役立たずと呼ばれた少年が、自分の願いと鍵の名を知る物語。
そして四人の願いが、ダンジョンに隠された世界の謎へ届くまでの物語。
心装使いとダンジョン探索者を育てるアルセリア学院で、御門カナメの心装だけは、名前も能力も分からなかった。
具現化するのは、手のひらほどの鈍い銀色の鍵。
炎も出せない。敵も斬れない。何を開けるのかさえ分からない。
鑑定不能のその鍵は、いつしか「無銘鍵」と呼ばれるようになった。
それでもカナメは、探索者になることを諦めなかった。
彼には、誰にも見えないものが見えていた。
人や魔物が動き出す直前、力が最初に集まる場所に浮かぶ黒い点。カナメはそれを読み、剣と身体強化を頼りに、一瞬先の動きへ食らいついていく。
学院で同じ班になったのは、巨大な大剣で正面を打ち破る獅堂ガイ。
星光の使い魔とともに進む道を示す、幼馴染の七瀬セラ。
無数の糸を操り、戦場と仲間をつなぐ綾部ツムグ。
考え方も戦い方も違う四人は、衝突を重ねながら、学院地下の異変へ巻き込まれていく。
存在しないはずの通路。
設定を外れて暴走する機巧獣。
消えた帰還路。
そして、新生経路の奥で目覚める異形の王。
武器も心装も通じない敵を前に、名もなき鍵は初めて、その役割を示す。
閉ざされた道を開くため。
仲間へ届く危機を閉じるため。
これは役立たずと呼ばれた少年が、自分の願いと鍵の名を知る物語。
そして四人の願いが、ダンジョンに隠された世界の謎へ届くまでの物語。