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二年ぶりに見かけた君は、俺の知らない誰かと暮らしているようです

作者:黒咲かぐら
最終エピソード掲載日:2026/10/08
二年ぶりに見かけた君は、知らない男と夕飯の材料を選んでいた。
新しい仕事のために大阪へ行った俺と、地元でパン屋を続けた君。
三年付き合って、好きなまま別れた。
それから一度も、連絡を取っていない。
父の還暦祝いで帰省した夕方。
スーパーで聞こえた、卵の数と明日の朝食の話。
かつて俺と交わしていた会話を、君は今、隣の誰かとしている。
「いつか会えたら、元気だったって教えて」
別れ際の言葉を思い出しても、声はかけられなかった。
これは、好きだった人の今を見かけた男が、自分の今日へ帰るまでの物語。
全6話完結。
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