『肥後の鶴』殺人事件
警視庁捜査一課の城戸警部は、彼の故郷・熊本県阿蘇市で、十年ぶりに親友の阿蘇警察署捜査一課山辺警部と再会を果たす。そんな中、草千里ヶ浜で、東京の美術商・細谷の死体が見つかる。細谷から『肥後の鶴』という絵を買い取った資産家の田島が失踪。その『肥後の鶴』の作者である画家の天野は、数か月前に事故で死亡し、妻・冴子は、突然姿を消し去った。すると、冴子が警察に出頭してくる。目出し帽をかぶる男に、「本物の『肥後の鶴』を寄越せ」と、脅迫されたという。田島が買い取った『肥後の鶴』は、贋作だったのか?そんな中、田島から細谷と藤川を殺害した罪を死んで詫びるという書状が送られ―――。犯人は田島なのか?細谷と藤川、被害者二人の関係とは?
第一章
再会
2018/02/02 21:29
(改)
第二章
突然の帰京
2018/02/04 21:27
第三章
画商
2018/02/06 20:20
(改)
第四章
『肥後の鶴』
2018/02/08 23:13
第五章
消えた資産家
2018/02/10 21:34
第六章
闇に包まれた取引
2018/02/11 20:26
第七章
再び阿蘇へ
2018/02/15 17:50
第八章
消えた画家の妻
2018/02/18 19:34
第九章
贋作
2018/02/24 21:43
第十章
四ヶ月前の事故
2018/03/03 20:25
第十一章
熊本城西大手門
2018/03/04 21:24
第十二章
誘拐
2018/03/12 23:31
第十三章
キャンピングカー
2018/03/15 23:25
第十四章
証言の盲点
2018/03/18 20:47
第十五章
五か月前の過ち
2018/03/22 19:40
第十六章
復讐は、火の国で
2018/04/03 23:16