ワンダバラボの研究日誌 ~大阪空想科学大学 徳島極限環境実験キャンパス 時空構造境界工学研究室~
最終エピソード掲載日:2026/10/01
大阪空想科学大学・徳島極限環境実験キャンパス。
時空構造境界工学研究室――通称「ワンダバラボ」の蓮見恭介教授は、実験室内部の空間を広げる「空間拡張実験」を行っていた。
ところが実験は失敗。
防火扉を開けた先に現れたのは、広くなった実験室ではなく、青空と草原、どこまでも続く森林だった。
「成功じゃない。重大なバグだ」
歓喜するより先に、教授たちはドローンを飛ばし、酸素濃度を測り、地質を調べる。
だが接続口は、幅わずか850ミリ。
大型重機も車両も通らない。
ならば木材は現地で切る。
鉄鉱石を見つけたら現地で製錬する。
設備は800ミリ以下に規格化する。
足りなければ工作ロボを作る。
平日は教授と大学院生が観測し、週末になると官僚、自衛官、重工メーカー勤務の幼馴染みたちが徳島へ集結。
研究、土木、製錬、ロボット開発、衛生管理――そしてBBQ。
そんな「研究室の日常」を続けるうち、彼らはやがて、この静かな大地そのものに隠された異常へ近づいていく。
これは異世界を征服する物語ではない。
異世界を、測って、作って、調べる研究日誌である。
時空構造境界工学研究室――通称「ワンダバラボ」の蓮見恭介教授は、実験室内部の空間を広げる「空間拡張実験」を行っていた。
ところが実験は失敗。
防火扉を開けた先に現れたのは、広くなった実験室ではなく、青空と草原、どこまでも続く森林だった。
「成功じゃない。重大なバグだ」
歓喜するより先に、教授たちはドローンを飛ばし、酸素濃度を測り、地質を調べる。
だが接続口は、幅わずか850ミリ。
大型重機も車両も通らない。
ならば木材は現地で切る。
鉄鉱石を見つけたら現地で製錬する。
設備は800ミリ以下に規格化する。
足りなければ工作ロボを作る。
平日は教授と大学院生が観測し、週末になると官僚、自衛官、重工メーカー勤務の幼馴染みたちが徳島へ集結。
研究、土木、製錬、ロボット開発、衛生管理――そしてBBQ。
そんな「研究室の日常」を続けるうち、彼らはやがて、この静かな大地そのものに隠された異常へ近づいていく。
これは異世界を征服する物語ではない。
異世界を、測って、作って、調べる研究日誌である。
第1話:空間拡張実験における予期せぬ境界逸脱
2026/09/20 18:30
第2話:扉サイズ規格問題と最初の木工旋盤
2026/09/21 18:30
第3話:幼馴染み集結と第一回・現地資材BBQ
2026/09/22 18:30
第4話:全幅800mmの制約とモジュール設計
2026/09/23 18:30
第5話:粘土層の発見と耐火煉瓦の焼成
2026/09/24 18:30
第6話:現地製錬試験とインゴット規格化
2026/09/25 18:30
第7話:工作ロボ1号機の開発(ハイブリッド構造)
2026/09/26 18:30
第8話:長距離ドローン探査と「黒い霧」の観測
2026/09/27 18:30
第9話:異世界側研究棟の建設と快適化BBQ
2026/09/28 18:30
第10話:異常な生態系「静寂の森」の謎
2026/09/29 18:30
第11話:境界の動揺と未知の遺骸
2026/09/30 18:30
第12話:境界観測ステーションの確立
2026/10/01 18:30