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悪役令嬢を半年後に処刑するはずが、毎週お茶をするうちに冤罪だと気づきました

作者:臥裳斗真
最終エピソード掲載日:2026/10/15
 半年後、処刑人ジーク・ヘンラインは、この女の首を落とす。

 死刑囚ロゼリア・ヴァルシュタイン。

 王太子暗殺未遂、毒殺、敵国との内通、侍女への虐待――数々の罪を犯した毒薔薇の令嬢。

 ところが彼女は、死ぬ場所に慣れたいと言って、毎週決まった曜日に処刑台へやってくる。

「今日は蜂蜜菓子です」

「なんで持ってきた」

「待ち合わせですから」

「誰と」

「あなたと?」

 ロゼリアは知らない。
 いつも一緒に菓子を食べている男こそ、半年後に自分を処刑する処刑人だということを。

 毎週会い、菓子を食べ、どうでもいい話をする。

 そのうちジークは、一つの疑問を抱く。

 ――この女、本当に人を殺したのか?

 調べるほど、証言も証拠も食い違っていく。処刑日が不自然に半年も先なのにも、理由があった。

 それでもロゼリア本人だけは、自分を助けようとしない。

「死ななかったら、何がしたい」

「考えたこと、ありませんでした」

 死ぬ準備をしている悪役令嬢と、彼女の無実を疑い始めた処刑人。

 処刑台の下で交わす毎週の約束から始まる、期限つき恋愛物語
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