表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

異世界帰りの俺、現代で最強を隠してバイトする

作者:林涼子
 「お客様、袋はご利用ですか?」
 ――異世界で魔王を倒した俺が、今言うセリフがこれだなんて。

 勇者・日向悠真は五年間の異世界冒険を終え、唐突に現代へ帰還した。
 仲間との別れも、王の褒賞もなく、気づけば日本のアパートの六畳間。財布は空、スキルは満載。だがここは剣も魔法も無い社会だ。

 生活費を稼ぐため、悠真は深夜コンビニのアルバイトを始める。
 だが、夜勤の現場には思った以上に“事件”が転がっていた。

 ・酔っ払い客同士の乱闘を、一瞬で鎮める身体能力。
 ・特殊スキル【真偽看破】で、振り込め詐欺を見破る。
 ・万引き常習犯を、追わずして“足音”だけで捕まえる。

 勇者として培った力は、現代社会でも異彩を放つ。
 だが悠真は隠す。なぜなら彼にとって最強は「当たり前」であり、ヒーロー気取りをする気はないからだ。

 それでも――救える人が目の前にいるなら。
 夜のコンビニ、狭いレジカウンターこそ、勇者の新たな戦場となる。

 「いらっしゃいませ」
 そう言いながら、勇者は今日も最強を隠しつつ働くのだ。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ