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『異世界保育士は歌って育てる ~ほめるだけで仲間が最強になりました~』

作者:くろぴよ
最新エピソード掲載日:2026/10/16
子どもを守るため、自らの命を投げ出した保育士・ナキ。

死後、神から告げられたのは、異世界で苦しむ子どもたちを救ってほしいという願いだった。

こうして異世界へ転生したナキは、森の中で奴隷商人に囮として捨てられた五歳の少年・レンと出会う。

「怖かったね。もう大丈夫だよ。僕がいるからね」

戦う力を持ちながらも、ナキが最初にレンへ与えたものは剣でも魔法でもなかった。

温かい食事。
安心して眠れる場所。
そして、頑張った子どもにかける「よく頑張ったね」という言葉。

村外れの古びた教会を住処にした二人は、少しずつ新しい生活を始める。

しかし、教会の近くにはゴブリンの巣があった。

子どもが眠る場所に魔物がいる。

それを知ったナキは、元・保育士としての安全確認を開始する。

「……それは、ダメだろ」

夜の森へ向かうナキ。
その背中を、レンはこっそり追いかける。

そしてレンが目にしたのは、普段の優しい「おにいさん」とはまるで違うナキの姿だった。

鉄パイプ一本を手に、襲い来るゴブリンたちを圧倒する男。

「俺の前で、子どもに手ぇ出してみろ」

それは、子どもを守るためなら誰よりも強くなれる男の姿だった。

やがてナキは知らない。

この夜の出来事が、レンの人生を大きく変えることになることを。

「……俺も、強くなりたい」

これは、子どもを守ることしか知らなかった一人の保育士と、
彼に救われた少年が紡ぐ、異世界子育てファンタジー。

剣も魔法も知らない保育士が、
「子どもを守る」というたった一つの信念を武器に、
異世界で新しい居場所を作っていく物語。
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