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喜怒哀泣

作者:齋藤 一明
 もし、大金を拾ったらどうなるだろう。

 ひなびた商店街で酒屋を営む齋藤は、配達の途中で腹具合が悪くなってしまった。
 人目を避けて藪の中で用を足した彼は、そこで大金を拾ってしまう。
 律儀に届け出ようと良心が拳を振り上げて叫んでも、さまざまな彼が耳元で入れ知恵をした。
2016/01/14 16:12
2016/01/16 11:06
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