煙子-boy of the smoke-
最終エピソード掲載日:2026/04/26
年代なんて誰も知らない中世。場所はアレクサンドリアの港。
夜明け前の沖に、一筋の煙が立ち上った。漕ぎ出したヤスフが漂流船の甲板で見つけたのは、東の果てから流れ着いた一人の子供と、誰も読んだことのない文字が刻まれた一枚の木の板だった。
素性を隠した男・ハジブが言う。東へ行かなければならない。もっと東へ。お前が行ったことのない東へ。
子供は何者か。板に刻まれた文字は何を示すのか。三年前、海の向こうの王国でなぜ人が消えたのか。
何も分からないまま、船は動き出す。
——この話の正体は、最後まで読んでも、おそらく一言では言えない。
夜明け前の沖に、一筋の煙が立ち上った。漕ぎ出したヤスフが漂流船の甲板で見つけたのは、東の果てから流れ着いた一人の子供と、誰も読んだことのない文字が刻まれた一枚の木の板だった。
素性を隠した男・ハジブが言う。東へ行かなければならない。もっと東へ。お前が行ったことのない東へ。
子供は何者か。板に刻まれた文字は何を示すのか。三年前、海の向こうの王国でなぜ人が消えたのか。
何も分からないまま、船は動き出す。
——この話の正体は、最後まで読んでも、おそらく一言では言えない。
序 海の果ての煙
2026/04/01 12:00
一 名前を持たない男と、名前だけの男
2026/04/01 14:00
二 船と、船を使わない理由
2026/04/01 16:00
三 出発と、出発しない者
2026/04/01 18:00
四 紅海と、海が隠しているもの
2026/04/01 20:00
五 アデンと、アデンで待っていたもの
2026/04/01 22:00
六 インド洋と、子供が子供である時間
2026/04/02 12:00
七 嵐と、嵐の中でしか見えないもの
2026/04/03 12:00
八 インドと、インドで知ったこと
2026/04/04 12:00
九 東の果てと、果てに果てはないこと
2026/04/05 12:00
十 島と、島が覚えていること
2026/04/06 12:00
十一 島の奥と、奥にあったもの
2026/04/07 12:00
十二 追手と、追っ手が来る前にすること
2026/04/17 12:00
十三 夜明けと、夜明けに見えたもの
2026/04/19 21:00
十四 王国と、王国と呼べないもの
2026/04/19 12:00
十五 待つことと、待つことしかできないこと
2026/04/20 12:00
十六 マンスールと、マンスールが持っていたもの
2026/04/21 12:00
十七 別れと、別れが別れになるまで
2026/04/23 12:00
十八 帰路と、帰路が教えること
2026/04/26 12:00