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王宮の床を磨く男爵令嬢エルザ、お局令嬢の「うざい嫌がらせ」は秒速でゴミ箱に捨てます 〜中身がガチの猪肉キャラ弁を盗まれたら、近衛隊長に胃袋ごと(終身雇用で)拉致されました〜

作者:月天
最終エピソード掲載日:2026/07/23
「恋愛なんてコスパ最悪! 目指すは手に職、生活力よ!」

中堅とは名ばかりの没落寸前な男爵家を支えるため、王宮で侍女として働くエルザ。
彼女の頭の中は、病気がちの父の療養費と、可愛い弟妹の晩ご飯(と市場のタイムセール)のことでいっぱいだ。

ある日、料理下手なお局伯爵令嬢・ファビオラに、弟のために作った『うさぎさんキャラ弁』を盗まれてしまう。しかも、邪魔立てされないようにと休憩室に閉じ込められる始末。

しかし、実家の歪みきった開かずの間で鍛えたエルザのサバイバル能力を舐めてはいけない。
「王宮の鍵なんて、我が家の物置に比べればおもちゃみたいなものだわ」
髪の毛のヘアピン一本で秒速脱出を果たしたエルザは、大失敗の黒焦げ弁当(証拠品)を引っ提げて、ファビオラが手作りアピールをしている現場へ突撃する!

一方、ファビオラから弁当を渡され、一口食べた近衛隊長ギルバート。
引き締まった細マッチョな体躯に染み渡るその味は……なんと、極上の『野生の猪肉』だった!?
「本当に彼女が作ったのか……?」
どぎつい装飾の長い爪を持つお局令嬢と、至高の滋養強壮メニューの矛盾を、冷徹な騎士の目は見逃さなかった。

そこへ満面の笑みで現れたエルザの、容赦ない「猪肉消臭スキル」のガチ解説による大逆襲が始まる――!

お局令嬢を秒速で地下牢の雑用係(ゴミ箱)へ叩き落としたエルザだったが、なぜかイケメン近衛隊長から熱烈なプロポーズを受けることに。
「我が家のスッカスカの金庫が金貨であふれるくらいにあり得ない。……あ、さては私の『猪肉の消臭調理技術』を狙った終身雇用契約ね!?」

勘違いの斜め上を突っ走るたくましい男爵令嬢と、彼女の胃袋(と野生児っぷり)に胃袋ごと拉致された近衛隊長の、ハッピーでちょっと物騒な(?)すれ違いラブコメディ!
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