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怪力婪神[カイリョクランシン]

怪力婪神[カイリョクランシン]・常世の理[トコヨノコトワリ]

作者:季原 惣彌
最新エピソード掲載日:2026/06/07
「神仏を恐れるな。ただ、そこにある『理』だけを冷徹に鑑識しろ」

独自の怪異ルールと絶対的な禁忌が存在する不可侵の領域――「神域」。
そこに踏み込み、理不尽な死を遂げた人間たちの足跡を、科学と民俗学の境界線から調査・隔離するプロの「特殊土地評価鑑識員」、御子柴 巽(みこしば たつみ)。
彼女は一切の霊能力を持たない徹底的な客観主義者であり、怪異を引き寄せる特異体質の助手・榧野 蓮(かやの れん)をセンサー代わりに、日本各地の最凶の禁足地へと赴く。

巽がこの危険な仕事を続ける真の目的――それは十年前、自らの目の前で神隠しに遭った姉・梓(あずさ)の行方を追うためだった。

各地の神域を「客観性」という武器だけでハッキングし、生き延びていく巽。しかし、調査を進める中で、消えた姉の遺品が次々と発見される。さらに、神域の力を現世に開放しようと暗躍する、不気味な木面をつけた「烏の組織」が二人の前に立ちはだかる。

明かされる御子柴家の真の姓――【門守(かどもり)の一族】の宿命。
そして辿り着いた最終決戦の地、すべての怪異の終着点たる「神去りの門」。
そこで巽を待っていたのは、世界の歪みを一身に背負い、神域の「王」として据えられた姉の変わり果てた姿だった。

世界の崩壊を賭けた『理』の騙し合いの果てに、巽が導き出した「客観的パラドックス」とは?
失われた姉の救出、そして海の向こうから迫る「次なる最悪の禁忌」へのプロローグが、今幕を開ける――。

本格民俗学×極限状況ロジックで贈る、新感覚・怪奇ミステリー長編!
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