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美しい幼馴染と共に、僕は大切なモノを探して日本各地を巡る  作者: NAOKI


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【Vol.3】大切なモノを探して、僕は優奈と共に沖縄に行く➀

 優奈の占いにより、主人公と優奈は、沖縄に行く事になりました。沖縄で、二人を待ち受けているのは、どのような事なのでしょうか。盗まれたサインの手掛かりを掴む事ができるのでしょうか。さぁ、幕開けです。

 僕の家に到着。うがい手洗いトイレを済ませ、着替えながら頭を巡らせる。

 ―優奈、結局あの男との事を教えてくれへんかったな。まぁ、僕は浮気をしたのに、嘘をついて浮気してへんって優奈に言ったんやし、あんまり強く言えへんわな。でも、優奈を見てると、浮気をしたようには見えへんな。ここはしつこく追及せんと、優奈を信じるか。長崎では、髪が揺れているサンバイザーを身に付けた人が犯人の可能性があるのが分かって、収穫やったな。もう一回北海道のゴルフ場で撮った写真を見てみるか―

 スマホを取り出し、写真を見る。結構な数のサンバイザーを着けている人がいる。その人達は全員、風で髪がなびいている。

 ―この中に、ビューティーのサインを盗んだ犯人がいるんかな~。思い出せ~!―

 必死にサインを盗まれた時の光景を思い出すが、なかなかピンと来ない。

 ―まぁ、すぐには分からへんわな。焦らずゆっくり考えよう―

 一旦考えるのを止め、着替えを続けて完了して家を出発。その後も、何度も思い出そうとして頭を巡らせるが、相変わらず犯人は分からない。日が経ち、夜に優奈から電話。

「お、優奈。沖縄旅行の詳細決まったの?」

「ヤッホ~!そうそう。決まったで~。ちゃんと飛行機もホテルも取れたで~!土曜日は早いけど朝七時に大阪駅近くのバスターミナルで待ち合わせや~。楽しみにしていてね~」

「うん。何から何までありがと~!めっちゃ楽しみやわ~!」

「いえいえ、どう致しまして。私もめっちゃ楽しみやわ~!ところで、サインを誰に盗まれたか、思い出せたの?」

「いや~、思い出せへんなぁ。まぁ、そんなに簡単に思い出せたら苦労はせぇへんって事やな~。最近は占いの仕事忙しいの?」

「そうか~。沖縄でしっかり占ってあげるから、もっといい手掛かりが見つかるで。仕事はまぁまぁ忙しいかな~。お客さん、そこそこ来るわ~」

「ありがとう。頼りにしてるで。あの男、また占いの部屋に来たの?」

「お、気にしてるんやな~。あの時からは来てへんで~。安心した?」

「安心したと言えば安心したけど、いい加減、あの男と何も無いて言ってや」

「へっへ~、まだ言わへんで~。あんたの感情が高ぶるの、楽しくなってきたわ~」

「くっそ~!どこまでも意地悪やな~。そりゃ、信じてるけど、気になるわ~」

「あはは。あ、そうそう。使うかどうか分からへんけど、一応、水着とビーチサンダルを持って来てね。私も持って行くわ。どんな水着か楽しみにしていてね~。じゃあね~。早く会いたいわ。おやすみ~」

「うん。水着とビーチサンダルを忘れずに持って行くわ。優奈の水着姿を見るの、楽しみにしてるで~。僕も早く優奈に会いたいわ。おやすみ~」

 電話を切った時、もう日付が変わりそうな時間という事に気付いた。

 ―今日も教えてくれへんかったな~。まぁ、僕は浮気したんやし、強く言えへんな~。もどかしいけど仕方ないわな~。そろそろ寝るか。歯磨きしよう―

 歯を磨き、トイレで用を足し、ベッドに横になって、すぐに眠りについた。

更にどんどん日が経ったが、結局、ビューティーのサインを盗んだ犯人を思い出せないでいた。その間、何回か美和と電話で話した。美和から、早くまた長崎に来て欲しいと言われたが、何せ遠いし交通費もかかるので、次に長崎に行けるのは少し先になると答えた。美和との電話での会話は楽しいが、やはり優奈への後ろめたさが残った。

 更に日が経ち、いよいよ待ちに待った土曜日の朝。楽しみで楽しみで、朝五時半に目が覚めた。めっちゃ爽やかな気分。

 ―いよいよ、優奈と沖縄旅行やな~。楽しみや~。いい手掛かりを見つけるで~―

 テキパキと用意を済ませ、家を出発。大阪駅近くのバスターミナルに着くと、既に優奈が待ってくれていて、僕を見つけると、満面の笑顔で手を振ってくれた。

「おはよ~!いい天気で良かったね~。絶好の沖縄旅行日和やわ~」

「おはよう。うん。ほんまにいい天気やな~。めっちゃ楽しみやわ~」

 二人で暫く談笑していると、伊丹空港行きのバスが来た。バスに乗り、座席に座る。朝早い時間だが、結構な数のお客さんが乗っている。少しの間、楽しくおしゃべりしながら待っていると、バスがゆっくりと動き出した。優奈が笑顔で僕に言う。

「朝めっちゃ早く起きたし、空港に着くまでの間、寝とこっか」

「そうやな。今になって眠くなってきたわ。寝るのはいいけど、ちゃんと起きないとあかんな~」

 二人で手を繋ぎ、顔を寄せ合いながら眠る。優奈からいい匂いがして、心地良く眠る事ができた。暫くの間、ぐっすりと眠り、はっと目が覚めると、正にバスが到着する直前。慌てて優奈を起こし、バスから降りた。

 二人で手を繋ぎながら伊丹空港の中に入ると、思ったよりも人が多くて驚いた。搭乗手続を済ませ、離陸までの時間で、何処かの店で朝御飯を食べる事になった。

「優奈、何処で朝御飯食べる?この前とは違う店に行こうか」

「そうやね~。何処がいいかな~。パンケーキ食べたいなぁ~」

「お、パンケーキいいねぇ。僕も食べたくなってきたわ」

 二人で手を繋ぎながら、空港の飲食店エリアを散策していると、優奈がお洒落な雰囲気の店の前で立ち止まり、掲示されているパンケーキの写真をジッと見つめている。

「このお店のパンケーキ美味しそう!このお店にしようよ」

「うん。確かに美味しそうやな。この店でいいで~」

 店内に入り、店員に案内され、フワフワとしたソファに座る。座り心地が良く、寝てしまいそうだが、寝ないように気を付ける。ホットコーヒーとサラダとウィンナーが付いているパンケーキセットを二つ注文。二人で楽しくおしゃべりしていると、すぐに店員がパンケーキセットを持って来てくれた。早速、優奈がパンケーキを一口食べて、一気に笑顔が弾け、ハイテンションで僕に言ってきた。

「うん!美味しい~!やっぱパンケーキにして良かったわ~!テンションが上がる~!」

「うん!美味しいわ!朝から優奈と一緒にパンケーキを食べられて、幸せやわ~!」

 パンケーキとサラダとウィンナーを一気に平らげ、店員にホットコーヒーを持って来てもらった。談笑しながらホットコーヒーを少しずつ飲んでいる時、僕が優奈に訊ねた。

「ところで、沖縄に着いたら、まずは何処に行くの?」

「私が行きたい所はあるけど、目的は盗まれたサインの手掛かりを見つけ出す事やし、沖縄に着いてから占ってみようと思ってるんや」

「ありがとう。行きたい所って何処なん?」

「有名な水族館に行ってみたいねん。行った事なくて」

「いいで~。行こう。そりゃ、手掛かりを見つける事が目的やけど、優奈が行きたい所に僕も行きたいわ。行ける時に行こう」

「お~、ありがとう!めっちゃ嬉しいわ!しっかり占うからね~」

 僕が会計を済ませ、二人で店を出る。搭乗ゲートに向かい、程なく到着。手荷物検査を通過し、ブザーが鳴らなかった事に少し安堵。搭乗時刻まであと少し。二人で椅子に座りながら待っている間、ベチャクチャとおしゃべり。

「最近、しょっちゅう飛行機に乗ってるわ。段々慣れてきたわ」

「ほんまやね~。めっちゃお金使ってるやろ?」

「そうやな~。でも、優奈と一緒に旅行に行けるのがめっちゃ楽しいわ。ビューティーのサインを見つけ出す事が目的やけど、優奈と一緒に旅行に行くのも目的になってるわ」

「そうなんや~。そう言ってもらえて嬉しいわ。私もめっちゃ楽しいで」

 そんな会話をしていると、搭乗開始のアナウンスが聞こえた。飛行機に乗り込み、チケットに記載されている座席を探す。座席を見つけ、荷物を棚に入れ、座席に座りシートベルトを締める。優奈が窓側、僕が通路側。前と同じ並びで、手を繋ぎながら座り、二人で楽しくおしゃべりしながら、飛行機が動き出すのを待つ。

「飛行機から見る景色、楽しみやわ~。何回乗っても飽きひんわ~」

「優奈、ほんまに高い所から見る景色、好きやな~。優奈を見てると飽きひんわ~」

「何やそれ~。景色を見てる時に見られてると思うと、ドキドキするやんか~!」

 二人で楽しくおしゃべりしていると、飛行機がゆっくりと動き出した。所定の位置に着き、スピードを出して発進、離陸。この斜めの状態の感覚は、なかなか慣れない。優奈はニコニコしながら、外の景色を見ている。上空で高度が落ち着き、シートベルトランプが消える。優奈が窓の外の景色を見ながら大はしゃぎ。

「わぁ~、綺麗な景色~。雲の上や~。海が光ってる~」

 子どものようにはしゃぐ優奈を見ていると、僕も笑顔になる。

「ほんまやな~。綺麗やわ~。でも、優奈の方が綺麗やで~」

「も~、またそんな事言って~。ほんまに褒め上手やな~。嬉しいわ。ありがと~!」

 暫くの間、雲と海の景色が続く。段々眠くなってきた。

「ちょっと眠くなってきたわ。寝るかもしれへん。優奈は着くまでずっと起きてるの?」

「う~ん、分からん。もしかしたら寝てしまうかもしれへんな~」

 僕が本格的に眠くなり、コクリコクリとなり、とうとう頭を優奈の肩に乗せて眠り出した。優奈の髪の匂いと香水の匂いが、僕を更に心地良い眠りに誘う。暫くの間、眠っていると、優奈の声が聞こえてきた。

「ねぇ、起きて。沖縄の海、めっちゃ綺麗やで~!」

 肩を揺すられ、目が覚めた。景色を見ると、エメラルドグリーンの海が広がっている。

「おぉ~!綺麗や~!さすが沖縄の海やな~。世界一かもしれへんな~」

「うん。あ~、早く沖縄に着いて欲しい~!めっちゃ楽しみや~!」

 僕も優奈もテンションアップ。会話が弾む。楽しく会話していると、機内にアナウンス。

「皆様、当機は間もなく着陸態勢に入ります。シートベルトをお締め下さい」

 シートベルト着用のランプが点灯。僕も優奈もシートベルトを締める。程なく高度を徐々に下げて行き、綺麗な沖縄の海がどんどん近付いて来る。

「わぁ~、ほんまに海が綺麗や~!天気いいし、海に行きたいね~」

「うん。海に行こう。明日も天気予報では晴れになってるで~」

 どんどん高度を下げ、那覇空港の滑走路に無事着陸。徐々にスピードを落とす。自衛隊の車が見え、少し興奮。更にスピードを落とし、漸く止まった。僕が棚から二人分の荷物を取り出し、優奈に荷物を渡す。ゆっくりと飛行機の出口に向かい、飛行機から出ると、大阪より暑く、沖縄に来たという実感が湧き、優奈と僕のテンションが上がる。

「やっぱ、沖縄は大阪より暑いね~。夏やったらめっちゃ暑いわな~」

「そうやな~。今は秋やからまだ暑さがましやけど、夏は灼熱やな~。それはそれで、沖縄らしくていいんやけどね~」

 二人で那覇空港に入ると、沖縄らしい様々な装飾が、僕と優奈を迎えてくれた。ゲートを通り、まずは何をするか考える。

「さぁ、私の出番や~!占うで~!任せてよ」

「お、さすが名占い師。頼りにしてるで~。どんなのが出て来るか楽しみや~」

 人目に付かない場所に移動。優奈が小さい水晶玉を取り出して椅子の上に置き、水晶玉をジッと見つめながら、呪文を唱え始めた。何度見ても、優奈の占い姿はめっちゃ綺麗で、かっこよくて、思わず見とれてしまう。

 ―いつ見ても、優奈が占ってる姿はめっちゃ綺麗やな~。僕は幸せ者やわ~―

 そんな事を考えていると、何かが見えたようで、優奈が微妙な笑顔で僕に言ってきた。

「ねぇ、アルファベットが見えたわ。RMAUIAUQと出たわ。何か分かる?」

「え~!何やそれ。全然分からん。英語そこそこ得意なんやけどな~。水晶玉に謎かけされるなんて、何かびっくりやな~。優奈は分かる?」

「分かる訳ないやんか~!私、英語苦手やねん。お客さんで外国人が来た時なんて、めっちゃ大変なんやで~。何言うてるか全然分からんし~」

「へぇ~。そういう時って、どうやって接客するの?」

「もう、根性しかないで。ほんまに片言の英語と、身振り手振りで、こんな事を占って欲しいんかな~って考えて占うんや。笑顔で話してたら、何とかなるもんやで」

「そうなんや~。英会話難しいね~。それにしても、この英単語パズル、全然分からんわ。めっちゃ難しい。どうしよう」

「まぁ、ちょっと早いけど、ランチ食べながら考えよっか。何か食べたい物ある?」

「そうやな~、優奈は何食べたい?優奈が食べたい物でいいで~」

「う~ん、何食べたいかな~。え~と、そうや!ソーキそば食べたいわ」

「お!いいねぇ。ソーキそばを食べられる店を探そう」

 英単語パズルの答えが気になるところではあるが、ひとまずランチを食べる事になり、ソーキそばがある店を探す。那覇空港は意外に広く、飲食店がたくさんあるが、案内板でいくつか店の目星を付け、二人で手を繋いで歩いて向かい、店を決めて入った。

 店員に案内され、席に座りメニューを見る。優奈は勿論、ソーキそば定食に決めた。僕が何を注文するか迷っていると、優奈が笑顔で僕に声を掛けてきた。

「ねぇねぇ、ゴーヤチャンプルー定食なんてどう?ソーキそばとゴーヤチャンプルーをシェアしようよ。ちょっと苦いかもしれへんけど、美味しいと思うで」

「そうやな。折角沖縄に来たんやし、いろんな沖縄料理を食べるか~」

 店員を呼び、ソーキそば定食とゴーヤチャンプルー定食を注文。運ばれて来るまでの間、さっきの英単語パズルを考えるが、全く思い付かない。そんな僕の様子を見て、優奈がニヤニヤしながら言ってきた。

「そんなに焦らんでも、英語そこそこ得意って言ってたし、何かのタイミングでパッと分かるで。大丈夫やって」

「そう言ってもらえると、ちょっと安心したわ。優奈の笑顔に癒されたわ」

「ウフフ、ありがとう。私の笑顔で良かったら、いっぱい笑ってあげるわ」

「優奈、僕の為にいっぱい占ってくれてありがとう。何でこんなに占ってくれるの?」

「エヘヘ、私は、あんたの幸せを一番に願ってるからやで。愛してるで!」

「うん。ありがとう。僕も愛してるで!」

 二人で楽しくおしゃべりしていると、店員がソーキそば定食とゴーヤチャンプルー定食を運んで来てくれた。本場の沖縄料理は見栄えがして、優奈が大はしゃぎ。

「わぁ~、美味しそう~!いただきま~す!」

 優奈がソーキそばをすすり、一気に満面の笑顔になった。

「美味しい~!やっぱ、沖縄で食べるソーキそばは最高や~!」

 優奈がはしゃぐ姿を見ながら、僕はゴーヤチャンプルーを口に運ぶ。

「お、美味しいわ。大阪で食べるゴーヤチャンプルーより、ちょっと苦いけど、その苦さが丁度良くて、たまらん味やわ~」

「へぇ~、私もゴーヤチャンプルー食べよっと。ソーキそば食べてよ」

 二人で食べ合い、舌鼓。どんどん食べ進め、ほぼ平らげた。

「ところで、英単語パズル分からへんし、食べ終わった後、どうしよっか?」

「う~ん、なかなか閃かへんし、ここで暫くのんびりしながら考えて、どうしても分からんかったら、元々私が行きたかった有名な水族館に行こっか」

「そうやな~。優奈が行きたい所に、僕も行ってみたいし、そうしよう」

「あ、そうや。さっき水族館のパンフレットを貰ったんや。ちょっと見てみようよ」

 二人で水族館のパンフレットを広げて、じっくりと見る。いろいろな魚、サメ、マンタ等がいて、イルカショーもある。見ているとテンションがどんどん上がり、行きたくなる。その時、ふと頭に浮かんだ。

「そうや!水族館を英語で言ったら、AQUARIUMや!さっきの英単語パズル、アルファベットを並べ替えたら、そうなるやん。要は、水族館に行けって事やわ!」

「お~、確かに!さすが冴えてるね~!早く食べて水族館に行こう!」

「うん!分かって良かったわ~。めっちゃスッキリしたわ~」

 急いで食べ終え、僕が会計を済ませ、店を出た直後、優奈に訊ねた。

「ところで、水族館までは距離があるけど、車使う?」

「うん。たぶん必要になると思って、ちゃんとレンタカー予約してるで」

「お、さすが優奈。段取りいいね~。運転どうする?」

「まずは私が運転するわ。疲れたら代わってもらうかもしれへんけどね」

 レンタカー店に行き、二人で車に乗る。優奈が運転席、僕が助手席に座る。水族館を目的地にして、カーナビのセットを完了。優奈が笑顔でハンドルを握る。

「さぁ、水族館に向かってレッツゴー!私の運転、なかなかなもんやで~」

「お~、頼もしい。優奈の運転、楽しみにしてるで~」

 いよいよ出発。発進が軽やか。スムーズに道路に入り、スピードに乗る。

「優奈、運転上手いやんか~。普段何処で運転してるの?」

「へっへ~、ありがとう。実家に帰った時に、実家の車を運転させてもらってんねん」

「へぇ~、優奈の両親、久しく会ってへんな~。今度会ってみたいわ~」

「うん。いつでもどうぞ~。その時は勿論、私も行くし、御馳走をいっぱい作って歓迎してあげるで」

 快調に車が走る。那覇空港から水族館まで距離はそれなりにあるが、車だと早く着きそうな感じがする。暫く走り進み、僕が優奈に言う。

「ちょっと窓開けていい?沖縄の空気を吸いたくなってきたわ」

「うん。いいで~。私も沖縄の風に当たりたいわ」

 僕が窓を開けると、気持ちの良い沖縄の空気が、風と共に車内に吹き込んで来た。

「お~、気持ちいい~。さすが沖縄。空気が美味しいわ~」

「ほんまや~。爽やかな風って感じやね~。気持ちいい~。最高~」

 二人で楽しくおしゃべりしながら、更に車が進む。暫く時間が経ち、カーナビの「目的地周辺です」という音声が聞こえた。

「お~、もうすぐ着くやんか~。さすが車やと早く着くね~。優奈の運転も最高やわ」

「うん。ありがとう。途中で代わってもらうかもしれへんと思ったけど、気持ち良く運転できて、全然疲れへんかったわ」

 更に車が走り、水族館に到着。広大な駐車場だが、たくさんの車が駐車していて、駐車する場所を探すのが大変。ウロウロしていると、一台分の駐車スペースを発見し、優奈が張り切った笑顔で僕に言ってきた。

「よ~し!あそこに駐車するで~!駐車も上手いから、見ていてね~!」

「うん!優奈、頼もしいな~!優奈のハンドル捌きを見て、勉強するで~!」

 優奈が巧みにハンドルを操作し、車をバックさせる。後ろを見ている優奈の真剣な表情が綺麗で、思わず見とれてしまう。程なく駐車完了。

「着いた~。バックさせている時、私の事じ~っと見てたでしょ~。ドキドキしたわ」

「ははは。優奈の真剣な表情が綺麗で、見とれてしもうたわ」

「も~、恥ずかしいやんか~。ほんまに褒め上手やな~。でも、嬉しいわ」

 二人で車から降り、手を繋いで歩いて水族館の入口に向かう。

「水族館は私が行きたかった場所やけど、折角、水晶玉が教えてくれたんやし、盗まれたサインの手掛かりをしっかり探さないとあかんね」

「うん。水族館を楽しみながら、しっかり手掛かりを探すで~。入場料は僕が払うわ」

「お、さっすが~。ありがとう。嬉しい~」

 僕が入場料を支払い、いよいよ水族館の中に入る。館内には様々なエリアがあり、たくさんの魚が泳いでいて、見栄えがする。沖縄らしいサンゴ礁のエリアもある。

「わぁ~、いっぱい魚がいて、綺麗~!ここに来て良かった~」

「うん。ほんまや~。綺麗やわ。でも優奈の方が綺麗やで~」

「も~、またそんな事言って~。あ、こっちの水槽にもいっぱい魚がいる~」

 優奈がはしゃぎながら、次々に水槽の前で魚に釘付けになる。そんな優奈の様子を見ていると、魚を見るより優奈を見る方が楽しい気分になる。

「あ~、サメがいる~。でかいな~。早く行こ行こ~」

「優奈、めっちゃ楽しそうやな~。優奈を見てるだけで楽しい気分になるわ~」

 二人で手を繋ぎながら、小走りにサメがいる水槽に向かう。サメは巨大で迫力があり、見ていて圧倒される。

「お~、サメはやっぱ迫力あるね~。海であんなサメに遭遇したら、びっくりするね~」

「そうやな~。あのサメは人を襲わへんやろうけど、肉食のサメなんかに遭遇したら、ひとたまりもないわな~。想像したくないわ~」

 暫く二人でサメをじ~っと見つめる。僕の左隣に優奈がいて、右隣には知らない男性がいる。サメの動きに合わせて右側に視線を送ると、その男性が目に入り、ふと、履いている白いシューズが気になった。

 ―あれ?なんでこの人が履いてる白いシューズが気になるんやろ。不思議やなぁ―

 少しの間、白いシューズを見ていると、その男性がゆっくりと動き出し、別の水槽に向かって歩いて行った。優奈は相変わらずサメに夢中。僕は白いシューズが気になっている。そんな僕の様子を見て、優奈が僕に言葉を掛けてきた。

「どうしたん?何か考え事してるの?目の前でサメが泳いでるのに」

「うん。さっきまで、右隣に男性がいたんやけど、その人が履いてた白いシューズが気になったんや。もしかしたら、ビューティーのサインを盗んだ犯人が、白いシューズを履いてたかもしれへんな~なんて考えていて」

「そうなんや~!ちゃんと盗まれたサインの手掛かりを見つけられたやん。やっぱり水晶玉が示してくれた水族館に来て良かったわ~!」

「うん!まだ分からへんけど、白いシューズはキーになると思うわ。さすが優奈、名占い師やわ~。ありがと~!」

「うん!そう言ってくれて嬉しいわ。じゃあ、次のエリアに行こっか」

「そうやな~。どんどん行こう。ほんまにこの水族館いいなぁ。最高やわ」

 二人で手を繋いで歩き回り、次から次へと水族館の生き物を鑑賞する。小さい魚から、大きい生き物まで、楽しくはしゃぎながら堪能した。優奈が笑顔で僕に言う。

「そうや!イルカショーがあるで!絶対に見ないとあかんわ!あと何分やろ?」

「おぉ、イルカショーいいねぇ。え~と、あと大体三十分やな」

「あと三十分か~。行こう!早く行かんと、いい席が無くなってしまうわ」

 二人で小走りにイルカショーの会場に向かう。到着すると、既にそれなりの数の客が座っている。二つ並びの空席を探し、なかなか良い席を発見。すぐに二人で座る。久し振りに座った感じがして、二人共笑顔になり、優奈が僕に言ってきた。

「お、結構いい席に座れたね~。水しぶきがかかるかな~」

「うん!イルカを近くで見れるな~。水しぶきかかるかもしれへんけど、ポンチョ買う?」

「買わなくていいで~。水しぶきがかかるのも、楽しそうやし~」

 イルカショーが始まるまで、まだ少し時間がある。イルカショーに登場するイルカがプールを気持ち良さそうに泳いでいて、イルカを見た優奈のテンションが爆上がり。

「わぁ~、イルカめっちゃ可愛い~!間近で見に行こうよ~」

 はしゃぐ優奈に手を引っ張られ、二人でイルカプールの前に移動。イルカを間近で見る。イルカをじ~っと見つめている優奈が、はしゃぎながら僕に言ってきた。

「おぉ~、イルカ、めっちゃ可愛いけど、近くで見ると迫力あるね~」

「ほんまや~。イルカ大きいな~。このイルカがショーで跳んだりするんやな~」

 二人でイルカを見ていると、急に優奈に女性が近付いて来て、話し掛けてきた。

「あ~、占い師の優奈さんじゃないですか~!こんな所で会うなんて、偶然ですね~。この前は占ってくれて、ありがとうございました」

「あ~、あの時の方ですね~。こちらこそありがとうございました~」

 見ると、この女性の横には、一人の男性が立っている。女性が話す。

「この人に告白された時、すごく迷っちゃって、優奈さんに占ってもらったら、まずは付き合ってみるのがいいって言われて、付き合ったら、どんどんこの人のいい点が見えてきて、今ではすっかりラブラブです。優奈さんに占ってもらって、ほんまに良かったです」

「そうなんですね~。良かった~。これからもお幸せに~」

「は~い。ほんまにありがとうございました~。優奈さんも、彼氏と旅行ですか?」

「そうなんですよ~。沖縄、めっちゃ楽しいです~」

「ほんまに沖縄はいい所ですね~。それじゃあ、失礼しますね~。また何かあったら、占いの部屋に行きますので、その時はよろしくお願いしますね~」

「は~い。お待ちしてますね~。ごゆっくり~」

 女性と男性がお辞儀をして、向こうに歩いて行った。幸せそうな雰囲気が漂っている。嬉しそうな優奈を見ながら、僕が声を掛ける。

「あの二人、優奈の占いで幸せになってるんやな~。素晴らしいやんか~。優奈、ほんまにいい仕事してるね~」

「エヘヘ、ありがとう。ほんまに上手くいったのか、心配してたけど、上手くいって、ほんまに良かったわ。ほっとしたわ」

「たまには、占いが外れてクレームが来る事あるの?」

「そりゃあるで~。怒って占いの部屋に乗り込んで来る人いるで~。その時は、無茶苦茶な事を言ってくる人には、毅然として対応するけど、泣きながら悲しんでる人には、一緒に泣いて謝罪する事もあるわ。ほんま、この仕事はいろんな事が起こるわ」

「そうか~。いろいろ大変やね~。僕で良ければ、いっぱい慰めてあげるで」

「ウフフ、ありがとう。優しいね。今度慰めてもらうかもしれへんわ」

 二人で席に戻り、イルカショーの開演を待つ。二人で楽しく話していると、女性イルカトレーナーのハイテンションな声が会場に響いた。

「お待たせ致しました~。これより、イルカショーを開演致しま~す!」

 早速イルカが高く飛び跳ね、着水で水しぶきが飛び散り、優奈が満面の笑顔で大はしゃぎ。

「わぁ~、凄~い!めっちゃ高いし、迫力あるね~」

「ほんまやな~。イルカ、賢いし、めっちゃ高く跳ぶなぁ」

 三頭のイルカが次々とジャンプ。歓声が上がる。続いて、女性イルカトレーナーがイルカに乗り、イルカが速く泳いでトレーナーが観客に笑顔で手を振ると、観客から拍手が起こった。

「うわ~、イルカ、泳ぐのめっちゃ速いね~。トレーナーもちゃんと乗って凄いね~」

「そうやな~。ここまで上達するの、めっちゃ練習したんやろうな~」

 いよいよクライマックス。高い所にボールが吊るされ、三頭のイルカが全力でジャンプ。見事に三頭ともボールに触れる事ができた。観客から割れんばかりの歓声と拍手。

「凄~い!イルカ、ほんまに高く跳べるんやね~!」

「うん。凄いわ~。何か、圧倒されるなぁ」

 イルカショーが盛況のまま終了。女性イルカトレーナーが観客に手を振り、三頭のイルカがヒレを振ってくれた。僕と優奈も手を振り、優奈が大満足の表情で僕に言ってきた。

「あ~、めっちゃ感動したわ~!イルカショーに来て良かった~!」

「うん。イルカ、ほんまに凄いわ~。優奈と一緒に見れて良かったわ」

 イルカショーの会場を出て、まだ行っていなかったエリアの海の生き物を鑑賞。グッズショップに行き、僕が優奈に訊ねる。

「優奈、何か欲しい物ある?何でも買ってあげるで~」

「ほんまに?やった~!嬉しい~!これ欲しいと思ってたんや~」

 優奈が満面の笑顔でイルカのぬいぐるみを手に取った。僕が会計を済ませ、優奈に渡すと、優奈がとびっきりの笑顔を見せてくれた。

「可愛い~!ありがと~!大好き!愛してるで~!」

「うん。こんなに喜んでもらえて、僕も嬉しいわ。愛してるで!」

 僕と優奈が満面の笑み。二人で手を繋いで歩き、水族館を出た。車に向かって歩き、車に乗って座席に座る。優奈が後部座席に置いている水晶玉を取り出し、太腿の上に置いた。

「さぁ、次に何処に行けばいいか、占うで~。任せてよ」

「うん。頼りにしてるで~。いきなり優奈が行きたい場所を示して、ちゃんと手掛かりを見つける事ができたし、次は何処を示してくれるか、興味深いわ~」

 優奈が水晶玉に向かって真剣な表情で呪文を唱える。何を言っているのか分からないが、優奈の占い姿は、いつ見てもめっちゃ綺麗でかっこいい。思わずじ~っと見つめてしまう。なかなか答えが出ないのか、優奈が一旦呪文を唱えるのを止め、フ~ッと息を吐き、ペットボトルのお茶を一口飲む。

「どうしたん?なかなか水晶玉が答えを出してくれへんの?」

「う~ん、水晶玉も迷ってるんかな~。さっき水族館で手掛かりを見つけられたし、更なる手掛かりがある場所が、もう沖縄には無いんかな~。もう一回呪文を唱えて、無理やったら他の占いに切り替えてみるわ」

 再び優奈が水晶玉に向かって呪文を唱える。さっきよりも真剣な表情。優奈の真剣な表情に、僕が引き込まれ、優奈をじ~っと見つめる。すると突然、優奈が声を出した。

「出た!土布誤日勿流一って漢字七文字や。これは何やろうな~。分かる?」

「全然分からへん。今日は謎かけが多いな。水晶玉に遊ばれてるんとちゃうん?」

「そんな訳ないやん!水晶玉は私のかけがえのない友達やで!この漢字パズルを解けば、絶対に盗まれたサインの手掛かりがある場所に行けるで」

「そうか~。水晶玉は友達、いい言葉やな。分かった。二人でしっかり考えよう」

 暫く二人で真剣に考え、ああでもないこうでもないと言い合うが、答えが出て来ない。どんどん時間が経ち、段々疲れてきた。

「ちょっと休憩しよっか。気分転換が必要やわ。それにしても、難しい漢字パズルやな」

「うん。疲れた~。さっぱり分からへんわ~。ここはあんたが頼りやで」

 二人で座席の背もたれにぐた~っともたれ掛かる。目を閉じると眠くなってきた。ウトウトと寝そうになると、僕の様子に気付いた優奈が、顔を近付けて来た。

「ねぇ、今寝ちゃダメよ。二人で寝て起きたら夕方~なんて、洒落にならへんで」

 そう言って、優奈が唇を僕の唇に熱く重ね合わせ、舌を僕の口の中に入れてきた。舌と舌をグリグリと絡め合う。僕が優奈を抱き寄せ、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合い、濃厚なディープキスを続ける。濃厚なディープキスはまだまだ続く。漢字パズルの事は頭から消えている。

 ―あ~、めっちゃ気持ちいい~!幸せ~!もっとこうしていたい~!―

 まだまだ濃厚なディープキスを続け、漸く唇をそ~っと離した。

「ウフ、車の中でのキス、興奮するね。愛してるで!」

「うん!ドキドキ感が増して興奮するわ。幸せやわ。愛してるで!」

 そんな会話をしていると、ふと、滋賀県のゴルフ場で盗まれたビューティーのサインの事が頭に浮かんだ。次の瞬間、僕がはっと閃き、大喜びで言う。

「分かった!ゴルフ場や!漢字を並べ替えて、誤流布はゴルフと読めるし、土日一勿を一つの漢字にすると、場になる。合わせると、ゴルフ場になるで!沖縄のゴルフ場も、女子ゴルフツアートーナメントに使われてるから、そのゴルフ場に行こう!」

「お~、冴えてるね~!さすがや~!そのゴルフ場って、ここから遠いの?」

「どうやろうな~。調べてみるわ。ちょっと待っていてや」

 僕がスマホを取り出し、ゴルフ場を検索して場所を調べる。

「ここから距離はそこそこあるけど、車やとそんなに時間かからへんと思うわ」

「うん。良かった~。ゴルフ場の名前は何て言うの?カーナビに登録するわ」

 優奈にゴルフ場の名前を言って、優奈がカーナビに登録。カーナビの案内が始まった。

「さぁ~、行くよ~!盗まれたサインの手掛かりを見つけるで~!」

「お~!優奈、やる気満々やね~。ありがとう」

 車が発進。沖縄の自然豊かな風景が次々と姿を現す。ちょっと気になり、優奈に訊ねる。

「優奈、運転疲れへん?いつでも代わるで~」

「ありがとう。今のところ大丈夫やで。ゴルフ場からは代わってもらうかもしれへんけど」

 快調に車が進む。自然がどんどん豊かになっていく。窓を開けると、沖縄の爽やかな空気が車に流れ込み、清々しい気分になる。優奈の長くてサラサラの綺麗な髪が風になびき、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「あ~、気持ちいい風~。やっぱり沖縄の風はいいね~」

「うん。沖縄は海も自然も綺麗で、風が気持ち良くて、最高や~!」

 更に車が走り進み、ゴルフ場がどんどん近付いて来る。カーナビの案内が終了。

「もうすぐ着くで~。沖縄のゴルフ場なんて、自然豊かで壮大なんやろうね~」

「たぶんそうやと思うけど、行った事ないからなぁ~。楽しみやわ~」

 ゴルフ場に到着。広い駐車場だが、車がほとんど無く、たくさんの駐車スペースが空いている状態。こんなに空いていると、かえって何処に駐車していいのか迷ってしまう。

「何処に駐車しよっかな~。真ん中がいいかな~。端っこにしようかな~」

「何処でもいいけど、ゴルフ場の入口に近い所にしようか」

「そうやね~。じゃあ、あそこにするわ。ピタッと駐車するで~」

 優奈が巧みなハンドル捌きで、駐車しようとしているスペースに、瞬時に車を移動させ、言葉の通りピタッと止めた。

「よっしゃ~!ピッタリや~。私の運転、なかなかなもんやろ?」

「うん。優奈、運転さすがやわ~。でも疲れたやろ?次は僕が運転するで」

「そうやね~。ちょっと疲れたし、次は助手席であんたの運転を見てみよっかな~」

 二人で車から降り、手を繋いでゴルフ場の入口に向かう。ゴルフ場に入ると、さすが沖縄のゴルフ場という感じで、広大な敷地に綺麗なゴルフコースが広がり、すぐ近くに綺麗な海が広がっていて、優奈の笑顔が弾ける。

「わぁ~!綺麗なゴルフ場~!綺麗な海~!最高やな~!」

「うん。ほんまやな~。初めて来たけど、綺麗なゴルフ場やし、海が綺麗やわ~」

 暫く二人で、ゆっくり歩きながら壮大な風景に浸る。ゴルフをプレーしている人はほとんどいない。まるで僕と優奈の為のゴルフ場というような感じがする。

「綺麗な景色やけど、見てばっかりじゃなく、手掛かりを探さないとあかんわ~」

「そうやね~。私も手掛かりを探すの、頑張って手伝うで~」

 ゴルフ場を歩き回って、盗まれたビューティーのサインを見つける為の手掛かりを探す。ありとあらゆる場所に行き、いろんな人を見るが、ビビッと来ない。ゴルフ場は広くて起伏があり、歩き回って良い運動にはなるが、やはり疲れてきた。

「あ~、何か疲れたなぁ。足がちょっと痛くなってきた~。何か手掛かり掴めた?」

「ううん。さっぱり手掛かり掴めへん。いろいろ見てるけど、気になる点は無いなぁ」

「そっか~。今回の占いは、もしかしたら失敗なんかな~。水晶玉、謎かけしてきたけど、調子悪いんかな~。他の占いの方がいいんかな~」

「いや~、水晶玉が示してくれた事は、当たってると思うんやけど、もしかしたら、僕が間違えて解釈してしもうたかもしれへんな~。まぁ時間はあるし、ゆっくり探そう」

 二人で更に手掛かりを探すが、相変わらず見つからない。

「ちょっとクラブハウスに行ってみようか。前に北海道のゴルフ場のクラブハウスで、手掛かりの写真を見つけられたし、今回もクラブハウスに何かあるかもしれへん」

「そうやね~。行ってみよう。このままアップダウンのある所を歩き回るのは疲れるし」

 二人でクラブハウスに向かい、到着。中に入ってみる。クラブハウスの中は、名門の雰囲気で満ちていて、僕がハイテンションで優奈に言う。

「お~、さすが名門コース。北海道のゴルフ場のクラブハウスと遜色ないわ~」

「そうやね~。綺麗なクラブハウスや~。手掛かり見つかりそうやね~」

 早速クラブハウス内を散策。北海道の時と同様、写真が飾られている。ビューティーが写っている写真を探す。順番に見ていくと、ビューティーが写っている写真を発見した。

「あった!ビューティーが写ってる!この写真が手掛かりになるかな~」

 暫くその写真を見て、何か気になる事があるか考える。ただ、その写真にはビューティーの他に、人が写っていない。写真を見ていても、ビビッと来ない。

「う~ん、この写真が手掛かりにはならなさそうやわ。他を当たってみよう」

「うん。残念やったね~。頑張って探すか~」

 更に二人で手掛かりを探すが、やはり見つからない。行けない場所もあり、もどかしい気分になるが、さすがに立入禁止の場所には行けない。僕が少し諦め気味になる。

「そろそろクラブハウスは諦めて、他を探すか。見つからへんかったら、仕方ないわ」

「うん。いい運動になるし、私も頑張って探すで」

 二人でクラブハウスから出て、再び歩いて探そうとした、その時、後ろから突き刺さるような視線を感じた。

 ―ん?誰かに見られてる感じがするなぁ。後ろを振り返るかどうか、どうしよう―

 少し考え、思い切って後ろを振り返ると、誰もいないと思った。その直後、ちょっと離れた場所を、人が走っているのが見えた。

「優奈、ここでちょっと待っていて」

「え?どうしたん?」

 驚く優奈を置いて、僕はその人を走って追い掛けた。しかし、すぐに見失った。

 ただ、後ろ姿だが特徴はある程度覚えている。サンバイザーを着けていて、白いシューズを履いていた。今まで掴んだ手掛かりが当てはまる。他に身に着けている服装は気にならなかったが、男性というのも分かった。

 優奈のところに戻り、状況を説明すると、優奈が驚きの表情から、少し笑顔になった。

「その男が、サインを盗んだ犯人かもしれへんって事やんな?大きな前進やんか」

「う~ん、どうかなぁ。可能性はあるけど、まだ分からんな~。でも、前進やわ。サンバイザーと白いシューズは、間違いなく手掛かりになるのが分かったわ。やっぱり、優奈の占いは当たってたし、僕の解釈も当たってたわ。優奈、ありがとう」

「エヘヘ、どう致しまして~。お役に立てて嬉しいわ。占い、絶好調や~」

「じゃあ、手掛かりを掴めたし、そろそろゴルフ場を出ようか。絶好調の占いを、車の中でお願いね。頼りにしてるで~。今度は僕が運転するわ」

「うん。任せてよ。更なる手掛かりの為にしっかり占うで。運転してくれるんやね。あんたの運転、楽しみやわ。安心できたらたぶん寝るわ」

 二人で手を繋いで歩き、ゴルフ場から出て、車に乗り、僕が運転席、優奈が助手席に座る。優奈が後部座席に置いている水晶玉を取り出して太腿の上に置き、呪文を唱え始める。占いが好調な事もあり、優奈の真剣な表情が生き生きとしている。すぐに優奈が僕の方を向き、満面の笑顔で口を開く。

「行きたい場所にどんどん行くと出たわ。テンション上がるわ~」

「そうなんや~。優奈が嬉しそうで、僕も嬉しいわ。次は優奈が行きたい場所でいいで~」

「お~、ありがとう。そうやな~、う~ん、あ、そうや。まずは首里城に行って、それから国際通りをブラブラ散策したいわ」

「うん。分かった。首里城に国際通り、いいやんか~。行こう。運転頑張るで~!」

シートベルトを締め、カーナビに首里城を登録。ミラーを整える。

「久し振りの運転、ちょっと緊張するわ~。やばかったら代わってや」

「へぇ~、運転久し振りなんやね~。どれ位前に運転したの?」

「一年以上前やわ~。運転の感覚は残ってるし、大丈夫なんやろうけど、ちょっと心配や」

 いよいよ車を発進させる。車がゆっくりと動き出し、徐々にスピードを速める。カーナビの案内に従って進み、運転に慣れてきた。優奈が僕に声を掛ける。

「最初はぎこちなかったけど、運転良くなってきたで~。もう安心できるわ」

「ありがとう。優奈、疲れたやろうし、寝ていていいで~。近くなったら起こしてあげるわ」

「うん。段々眠くなってきたわ。寝てしまいそうや」

 優奈がそう言って、あくびを一回。チラッと見ると、大きく口を開けて、めっちゃ可愛い顔。優奈が目を閉じ、そのまま寝息を立てて寝てしまった。僕は運転に集中。

 どんどん進み、沖縄の自然豊かな景色が過ぎ去る。ふと、今までの事を振り返る。

 ―優奈、僕の為に占ってくれて、占いが当たって、ビューティーのサインを見つける手掛かりを掴めて、ほんまに優奈に感謝やな~。優奈と一緒に過ごしてると、ほんまに楽しいし、幸せやわ。まだあの男と何も無かったって言ってくれてへんけど、優奈を見てると、浮気してるとは思えへんし、優奈を信じるしかないな。僕は浮気してしまったのが、ほんまに申し訳ないなぁ。優奈、ほんまにごめんな。浮気したなんて言えへんけど、これからはもっと優奈を大切にしないとあかんわ―

 いろいろな事を考えながら運転していると、信号のない横断歩道で人が渡っているのに、暫く気が付かず、はっと気付いた時、目の前に怖がって固まっている人が見え、大慌てで急ブレーキを踏む。キキ~ッと大きな音が鳴り響く。

 ―やばい!―

 車が止まった時、その人との距離は一メートルも無い状態。その人が僕を睨み付け、僕がひたすらペコペコして、謝罪の意を表す。その人は急いでいるのか、足早に横断歩道を歩いて行った。僕が青ざめた後、ほっと一安心して、自らを戒める。

 ―あかんあかん。久し振りの運転なんやし、しっかり集中しないとあかん―

 ふと、優奈を見ると、急ブレーキを踏んだのに、まだ気持ち良さそうに眠っている。

 ―優奈、まだ寝てるわ~!車めっちゃ揺れたのに、ある意味、逞しいなぁ―

 気持ちを切り替えて、車を発進させ、あれこれ考え事をせずに、運転に集中。更に車が進み、首里城が近付いて来た。カーナビの案内終了の音声が聞こえ、優奈を起こす。

「優奈、起きてや。そろそろ着くで」

 僕の声を聞いて、優奈が眠そうな表情で目を覚ます。

「う~、おはよ~。お、もうすぐ着くんやね~。結構寝たなぁ~。気持ち良かったわ~。運転ありがとうね~。安心して寝れたわ~」

 ―ははは、優奈、僕が人をひきそうになったの、全然気付いてへんわ~。まぁ、いいか。知らん方がいい事もあるわな~―

「そう言ってもらえて、嬉しいわ。運転に自信が持てたわ」

 更に車が走り、首里城に到着。駐車場に車を止める為に空きスペースを探す。さっきのゴルフ場の駐車場と違って、たくさんの車があり、空いている駐車スペースがなかなか見つからない。僕が心配になり、優奈に言う。

「もしかして空いてないんかな~。さすが首里城やな~。空いてなかったらどうしよう」

「う~ん、どっか空いてると思うけどな~。空いてなかったら、離れた駐車場に駐車するしかないよね~。そうなったら面倒臭いなぁ」

 車をゆっくり走らせながら、じっくり空きスペースを探していると、突然、優奈が嬉しそうに声を出した。

「あそこ、一台分空いてるで。早く行こうよ。モタモタしてたら、他の車に取られるで」

 優奈が指を差した先に、一台分のスペースを発見。他の車に先を越されないように、ササッと移動し、駐車する態勢に入ろうとした、その時、一台の車が急に横から入って来て、無理矢理空いているスペースにねじ込んで来た。僕が驚いてブレーキを踏んだ直後、優奈が怒りの表情を浮かべながら、右手を伸ばしてクラクションを鳴らした。プ~ッという大きな音が鳴り響き、優奈がその車の運転手を睨み付けると、運転手は申し訳なさそうにペコリとお辞儀して謝罪の意を表してきた。

「ったく!何よあの車!強引過ぎるわよ!ふざけんなって感じやね~!」

 ―お~、優奈、めっちゃ強気やな~。迫力にびっくりしたわ~。でも、これ位強気の方が、他の車の運転手から舐められへんよな~。さすがやわ~―

「ほんまやな~。折角、一台分のスペースを見つけたのに、また探さないとあかんわ~!」

「そうやで~。あ~、あと一台分のスペースがあればいいけどな~」

 仕方なく、他に空いているスペースを探す。暫く車をウロウロ走らせていると、運良く止まっていた一台の車が動き出した。僕がすかさず車を移動させ、バックでゆっくりとスペースに入れ始め、隣の車にギリギリまで迫ってしまったが、何回か切り返し、何とか駐車に成功。ほっとした僕が、満面の笑顔で優奈に言う。

「着いた~。運転それなりに上手くいって良かったわ~」

「お疲れ様~。駐車はまだまだって感じやけど、それ以外は運転上手かったで~」

 横断歩道を渡っている人をひきそうになった事は言わずに、運転が上手いという事で通す事にした。二人で車から降り、手を繋いで歩いて首里城に向かい、入口に到着。僕が入場料を支払い、いざ首里城へ。さすが歴史的建造物。首里城からオーラを感じ、優奈が満面の笑顔で大はしゃぎ。

「お~、これが首里城か~。初めて来たわ~。カラフルやけど歴史の重みを感じるわ~」

「うん。綺麗で見栄えがするわ~。前に来た事あるけど、優奈と一緒に来れて良かったわ」

「そうなんや~。前に来たのはいつ頃なの?」

「だいぶ前やな~。何年も前や~。前よりも今の方が、優奈と一緒にいるし楽しいわ」

「お、嬉しい事言ってくれるね~。ありがと~!」

 首里城を散策。再建された建造物だが、長い歴史を感じさせる雰囲気がある。行ける場所は可能な限り行って、首里城を満喫。首里城をバックに写真を撮る事にした。優奈がスマホを手に取り、腕を伸ばして僕と優奈の写真を撮ろうとする。

「もっと顔を寄せてよ~。なかなか首里城が上手く入らへんな~。顔をピッタリくっつけて~。お、いい感じや。もっと笑って~。じゃあ、撮るで~。はい、チーズ!」

 カシャッとシャッター音が鳴り、写真を撮った。二人で写真の出来栄えを確認し、優奈が満面の笑顔になった。

「うん。上手く撮れた~。ちゃんと首里城入ってるで~」

「そうやな~。いい写真や~。僕のスマホに送ってや~」

 優奈と顔をピッタリ付けた時の温かくて柔らかい感触がまだ残っている。優奈が写真を僕のスマホに送信。幸せな気分で手を繋いで歩き、首里城のグッズショップに入り、僕が満面の笑顔で優奈に言葉を掛ける。

「折角来たんやし、お揃いのグッズ買おっか。何がいいかな~」

「お~、いいねぇ。そうやな~、この手鏡、可愛いし、赤と青の色違いで二つ買おうよ」

「うん。いいで~。便利やし。勿論僕が払うで~」

「やった~!ありがと~!大好き~!愛してる!」

「そんなに喜んでくれて、僕もめっちゃ嬉しいわ。愛してるで~!」

 僕が会計を済ませ、ショップを出て赤の手鏡を優奈に渡すと、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「可愛い~!ありがと~!大切にするで~。愛してるで~!」

「うん。僕も青の手鏡、大切に使うわ。優奈の笑顔を見れて良かったわ。愛してるで!」

 二人で人目に付かない場所に移動し、見つめ合う。優奈が目を閉じて口を少し開く。僕の唇を優奈の唇に合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合った。

 二人で首里城を後にして車に乗り、僕が運転席、優奈が助手席に座る。

「次に行くのは国際通りでいいの?国際通りでブラブラしたいって言ってたね」

「そうやね~。そこそこ時間が遅くなってきたし、ちょっとだけ行こっか。駐車場すぐに見つかるといいけどね~。見つかっても空いてるかどうかやな~」

「うん。まぁ、駐車できるスペースが空いてなかったら、何処かに路駐してもいいかな~」

「どうやろ~。レッカー移動されたら大変やから、止めとく方がいいね~。駐車スペースが無かったら、今日泊まるホテルに行けばいいわ」

 カーナビに国際通りを目的地に登録。音声案内がスタート。ブレーキを離し、アクセルを踏む。車が発進。徐々にスピードに乗り、優奈が笑顔で口を開く。

「首里城から国際通りはそんなに遠くないし、寝んとしゃべり続けていていいで~」

「ははは。別に気にせんでいいで。しゃべりたかったらしゃべり、寝たかったら寝てよ」

 二人で楽しくおしゃべりする。勿論、僕は運転に集中しながら話す。優奈と話していると、めっちゃ楽しくて、カーナビの案内を聞きそびれそうになった。

「あ!カーナビが右折って言ってる。やばい。通り過ぎそう」

 スピードを一気に落とし、何とか右折に成功。直進していたら、かなりの回り道だった。

「お~、危なかった。ちゃんとカーナビの案内聞かないとあかんな~」

「ほんまやね~。私がしゃべり過ぎたかな~。程々にしとくわ」

 道はそこそこ車で混んでいたが、それ程時間がかからずに、国際通り周辺に到着。僕が張り切って優奈に言う。

「さぁ、駐車場を探すで~。優奈もしっかり探してや~」

「任せてよ~。あんたは運転に集中していていいで~。私が見つけるで~」

 優奈が辺りを見渡しながら駐車場を探す。僕も可能な限り探す。なかなか見つからなさそうな雰囲気が漂ってきた時、優奈が喜びながら大声を出した。

「あ!あった。あそこ。駐車できるスペース空いてるで!」

「お~、優奈、お手柄や~。あまり迷わずに済んだね~」

 優奈が駐車場を見つけ、駐車スペースもある。スムーズに移動し、サッと駐車。さっきとは違って少し慣れたのか、手際良く駐車に成功した。

「お、今度は上手く駐車できたね。もう車の運転、完璧やんか。ホテルまでは私が運転するで」

「うん。ありがとう。久々の運転で疲れたわ~。さぁ、国際通りに行こう」

 二人で車から降り、手を繋いで歩いて国際通りに到着。大きなお土産屋から小さいお土産屋まで建ち並び、グッズやブランド品を売っている店もあり、たくさんの飲食店もある。国際通りの華やかな雰囲気に、優奈のテンションが爆上がり。

「お~、国際通りや~!めっちゃ賑わってるな~。テンション上がるわ~」

「ほんまや~。人がいっぱいいるなぁ。やっぱ、国際通りはいいねぇ」

 二人で国際通りを歩く。こんなに多くの店があると、どの店に入るか迷い、僕がニッコリ笑って優奈に訊ねる。

「優奈、どの店に行きたい?いろんな店があるけど、まずはお土産屋に行ってみる?」

「そうやね~。お土産屋さんに行こう。ちんすこう買おっかな~。紅芋タルトもいいな~」

 二人で手を繋いで歩き、お土産屋に入る。いろいろなお菓子やお土産グッズが売られていて、優奈が満面の笑顔で僕に言葉を掛けてきた。

「わ~、いろんなお菓子があるね~!美味しそう!ちんすこう、いろんな味があるし、紅芋タルトも美味しそうやな~」

「ほんまやな~。そんなに高くないし、買ってあげるで~。多めに買って、お土産用以外の分は、ホテルで食べてもいいやん」

「お~、そうやね~。ありがとう。じゃあ、遠慮なくどんどん買うで~」

 優奈が思いのままに、ちんすこうと紅芋タルトを買い物かごに入れ、僕と一緒にレジに移動。僕が会計を済ませ、大量のちんすこうと紅芋タルトを引っ提げて店を出た。

「あ~、ホテルで食べるの楽しみ~。大好き!」

 優奈がそう言うと、僕の唇にチュッとキス。軽く当たるキスも気持ち良く、幸せな気分。

 続いてブランド品を売っている店に入り、ブランド品を眺める。優奈が興味津々でブランド品を次々と見て回る。その様子を見て、いつかプレゼントしたいという気持ちになる。

「優奈、今日は買えへんけど、誕生日かクリスマスにプレゼントするで~」

「お、嬉しい事言ってくれるね~。め~っちゃ楽しみに待ってるわ~」

 ブランド品店を出てからも、いろいろな店に入り、楽しくおしゃべりしながら歩き回る。手を繋いでいて、優奈の手の温もりを感じる。弾ける優奈の笑顔がたまらなく可愛い。徐々に辺りが暗くなってきて、そろそろホテルに向かう事になった。駐車場に向かって歩き、二人で車に乗る。今度は運転席に優奈が座り、僕が助手席に座る。

「さ~、今日泊まるホテルに行くで~。楽しみにしていてや~」

「うん。どんなホテルやろ~。ドキドキするわ~。沖縄のホテル、楽しみや~」

 笑顔でそう言ったものの、ホテル代を支払うのは僕なので、優奈が一体どんな高級ホテルをとったのか、少し心配になったが、表情には出さないようにした。

 車が発進。どんどん車がスピードを上げる。どうやら海の方向に向かっているようだ。海の近くといえば、プライベートビーチがあるリゾートホテルがある。

 ―もしかして、めっちゃ高級なリゾートホテルを取ってるんかな。現金いっぱい持って来たけど、足らんかったら後日支払いにしてもらおうかな―

 そんな事を考えていると、本当にリゾートホテルが見えてきた。どんどん近付いて行く。

 ―ほんまにリゾートホテルやな~。どのホテルやろ~―

 僕が変な緊張感を持ち始めると、優奈が僕の表情の変化に気付き、言ってきた。

「あはは。心配せんでも、そんなにびっくりする金額とちゃうで~」

「お、そうか。実はちょっと心配したけど、それを聞いて安心したわ」

 僕の表情が緩む。優奈は相変わらず満面の笑顔。更に車が進み、今日泊まるリゾートホテルの前に到着。豪華なリゾートホテルで、見ただけで圧倒されてしまい、僕が驚きながら満面の笑顔で優奈に言葉を掛けた。。

「めっちゃ立派なリゾートホテルやんか~。このホテルを、そんなに高くない金額で泊まれるんやな~。めっちゃ楽しみやわ~。どうやってそんな金額で取れたの?」

「エヘヘ、いろんなサイトを調べたり、私が持ってるポイントを使ったりして、安く取れたんや。ポイントの事は気にせんでいいで~」

「うん。ありがとう。めっちゃ感謝してるで~。後で部屋に着いてから旅行代金払うわ」

「は~い。私もこのリゾートホテル、初めて泊まるし、めっちゃ楽しみやわ~!」

 ホテルの駐車場の入口を見つけ、車を駐め、二人で車から降り、いよいよホテルの入口に近付き、優奈がはしゃぎながら僕に言ってきた。

「あ~、豪華なリゾートホテルに入るの、ドキドキするわ~!ウキウキやわ~」

「うん。僕もめっちゃ楽しみやわ~!優奈と一緒に泊まれるの、ほんまに幸せやわ~!」

 いよいよリゾートホテルの中に入ると、広いロビーが僕と優奈を迎えてくれた。

「うわ~、綺麗~!広いロビーや~!大きいソファがある~」

 優奈がはしゃぎながら言う。優奈の嬉しそうな姿を見て、僕も笑顔になる。フロントに行ってチェックイン。料金は既にカードで支払っている。説明を聞いてカードキーを二枚受け取る。部屋は十二階にあるツインルームという事で、エレベーターに乗って十二階に移動。十二階に到着してエレベーターから降り、手を繋いで廊下をルンルン気分で歩いて部屋の前に到着。カードキーをかざし、すんなりドアの開錠に成功した。

「さ~、いよいよ部屋に入るで~!ドキドキするね~」

「ほんまやな~。ワクワクするわ~。どんないい部屋なんやろ~」

 優奈がドアを開け、二人で部屋に入った。広くて豪華な部屋が、僕と優奈を迎えてくれた。僕と優奈のテンションが爆上がり。

「おぉ~!めっちゃいい部屋や~!広~い!二つのベッドどっちも大きい~!凄~い!」

「ほんまにいい部屋や~!こんなにいい部屋に優奈と一緒に泊まれるなんて、幸せや~」

「部屋から見る窓の外の景色はどんなんかな~。カーテン開けるよ~」

 優奈が笑顔でカーテンを開けると、夕日に照らされキラキラ光っている海が見える。

「わぁ~、綺麗な海が見える~。やった~。嬉しい~」

「ほんまや~。さすが沖縄の海や~。綺麗やわ~。でも優奈の方が綺麗やで~」

「も~、相変わらず褒め上手やね~。ありがとうね。愛してるで!」

「うん。優奈と一緒に綺麗な海を見れて、幸せやわ。愛してるで!」

 優奈が僕の方を見て、目を閉じて口を少し開ける。僕の唇を優奈の唇に合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。長い間、ディープキス。唇をそ~っと離し、僕が思い出したように優奈に言う。

「そうや!旅行代金払うわ。いくらなん?」

「お、このタイミングで払ってくれるんやね。ありがとう。では、発表するで~」

 優奈から旅行代金を聞いて、思ったよりも安く一安心。持ち合わせの現金で足り、優奈に渡すと、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「いつもありがとうね。お金大丈夫?苦しくなったら言ってね」

「心配してくれてありがとう。今のところは大丈夫やで」

 優奈がお金を財布にしまい、僕に満面の笑顔で提案してきた。

「ねぇ、このホテル、プライベートビーチは今の時期、行けへんねんけど、プールがあるんやで。折角、水着持って来たんやし、これからプールに行ってみようよ。ちょっと泳ぎたい気分やわ。私の水着姿、見たいやろ?ピンク色の悩殺ビキニやで~」

「うん。まだ晩御飯まで時間あるし、行こう。悩殺ビキニか~。見たいけど、そんな際どい水着、大丈夫なん?他の男にナンパされるんとちゃうん?」

「エヘヘ、他の男にナンパされたら、あんたが私を守ってくれればいいんや」

「僕がいる時は守るけど、たまたまおらん時にナンパされたら、断って逃げてや」

「は~い。まぁ、たぶんナンパなんてされへんと思うけどね~」

 二人で水着とタオルを持って部屋を出る。プールは屋外にも屋内にもあり、まずは屋外プールに行く事にした。それぞれ男性用と女性用の更衣室に入り、水着に着替える。

 ―優奈、悩殺ビキニってどんな水着なんやろうな~。楽しみやけど、ちょっと心配や―

 僕が水着に着替え終わり、更衣室を出た。優奈はまだ出て来ていない。

 ―優奈、まだ出て来てへんなぁ。女性やし時間がかかるんやろうな~。気長に待つか―

 どんな水着姿なのか、ドキドキしながら待っていると、水着姿になった優奈が、モデルのような歩き方で歩き、少しポーズをとりながら、満面の笑顔で現れた。確かにもうちょっとで乳首が見えそうで、お尻の割れ目が見えそうな、ギリギリを攻めた悩殺ビキニ。優奈の大きなおっぱいとお尻がブルルンとして目立ち、腰がしっかりとくびれていて、極上のスタイルの良さ。思わずじ~っと見とれていると、優奈がニッコリと微笑みながら僕に元気の良い声で言ってきた。

「ジャ~ン!どう?私の悩殺ビキニ姿。めっちゃセクシーで見とれてしまうやろ~」

「うん。優奈の水着姿、めっちゃ綺麗でセクシーやわ。そりゃ見とれてしまうわ。ほんまに他の男にナンパされるんとちゃうかと心配になるわ」

「ウフ、ありがとう!大丈夫!ナンパされたらちゃんと守ってや!」

「勿論や。僕がたまたまいなかったら、ちゃんと断って逃げるんやで」

「うん。分かった。安心してよ。さぁ、プールに行こう!」

 二人で手を繋いで歩き、屋外プールに到着。海の近くのプールで、海風が心地良い。海風に吹かれて髪をなびかせながら、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「わぁ~、海が綺麗~!プール結構広いね~。もうすぐ夕日が沈むわ。写真撮ろうよ」

「うん。撮ろう。海が見えるプールなんて、最高やな~。優奈と一緒に来れて良かったわ」

 二人で顔を寄せ合い、身体をピッタリとくっつける。優奈の大きなおっぱいとふくよかなお尻が僕にムニュッと当たり、たまらなく気持ちいい。あまりにも気持ち良くて、僕の顔がニヤニヤし、最高の笑顔になると、優奈が笑いながら僕に言ってきた。

「ウフフ、私のおっぱいとお尻が当たって気持ち良くて、いい笑顔になってるね~」

「あはは、ばれたか。あまりにも気持ち良くて、ニヤニヤしてしもうたわ~」

優奈がスマホを持ちながら手を伸ばし、プールと海と沈む夕日をバックにして、僕と優奈の写真を撮る為に、角度を調整する。

「う~ん、なかなか上手く入らへんな~。もうちょっと右に傾けるか~。もっと上手く入るはずや。もうちょい下に傾けるか~。お、いい感じや。じゃあ、撮るで。はい、チーズ」

優奈がシャッターボタンをタップし、パシャリと撮影。二人で撮れた写真を確認する。上手く撮れたので、優奈が御満悦で僕に言ってきた。

「うん。綺麗に撮れたで~。二人共いい笑顔で最高の写真やわ~。送ってあげるね」

「うん。ほんまにいい写真やわ。ありがとう。幸せやわ~!」

 優奈が写真を僕のスマホに送信し、僕が届いた写真を確認すると、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「じゃあ、プールに入ろうよ。先に入るね~」

 まずは優奈がプールの水に足を入れ、ゆっくりと水に身体を沈め、肩まで浸かると、優奈が大はしゃぎで、満面の笑顔になった。

「きゃあ、冷たい~!でも、段々丁度良くなってきた~。早く入ってこっちに来てよ~」

「うん。ちょっと待ってや~。今行くで~」

 優奈の声に応え、僕もプールに入る。まずは足から入る。その最中、急に優奈が僕に抱き付き、僕をプールに引き摺り込んだ。二人でバチャバチャしながら抱き締め合う。

「うわっ。びっくりした~!冷たい~!でも、気持ちいい~」

「あはは。ね~、気持ちいいでしょ~」

「うん。プールの水も気持ちいいけど、優奈のおっぱいが当たって気持ちいい~」

「も~、そんな事言われると、ドキドキしてきたやんか~」

 二人で見つめ合い、唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。唇をそ~っと離し、優奈が満面の笑顔で口を開く。

「じゃあ、ちょっと泳ごっか。向こうまで泳いで来るね~」

 優奈がクロールで泳ぎ始めた。綺麗な泳ぎ方で速い。大きなおっぱいとお尻で、ダイナミックな感じが更に見栄えを良くする。優奈の泳ぎに見とれていると、優奈が向こう側に到着し、僕に向かって大きな声で言ってきた。

「私に見とれてないで、早くこっちに来てや~」

「うん。優奈、泳ぎめっちゃ上手いな~。スタイルいいし、ほんまに見とれてしもうたわ」

「ウフフ、ありがとう。昔スクールで習ってたからね~。早くこっちまで泳いで来て~」

「うん。ちょっと時間かかると思うけど、待ってて~。行くで~」

 僕もクロールで泳ぐ。正直、水泳はあまり得意ではなく、泳ぎ方も基本が出来ていないので、あまり速く泳げない。それでも一生懸命、できるだけ早く優奈がいる場所に着く為に泳ぐ。泳いでいる時に、優奈の声が聞こえた。

「頑張って~。あと少しやで~。早く来てね~」

 優奈の応援が心強い。優奈の姿がどんどん大きく見えてくる。もう少し、あと少し。漸く優奈のところに到着。優奈の腰を掴み、顔を上げる。

「あ~、やっと着いた~。こんなに泳いだの、久し振りやわ~」

「お疲れ様~。頑張ったね~。頑張った御褒美をあげるわ」

 優奈がそう言って、僕の唇にチュッとキス。優奈の唇が柔らかくて気持ちいい。二人でぎゅ~っと強く抱き締め合い、ディープキス。舌と舌を絡め合う。

 その後も二人で泳ぐ。優奈の泳ぎは、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、全て綺麗で上手い。僕は優奈の泳ぎに見とれている時間が長く、僕が泳いで優奈のところに行った時は、優奈が御褒美に僕の唇にキスし、二人で抱き締め合いながらディープキス。楽しく幸せな時間は過ぎるのが早く、夕日が沈んだ事もあり、段々夜に近付き、暗くなってきた。

「ちょっと疲れてきたね。プールサイドに上がって、あの寝転べる大きな椅子に座って休もっか。あの椅子に座ったら気持ち良さそうね」

「うん。そうやな。確かに疲れてきたわ。楽しい時間は過ぎるのが早いわ~」

 二人でプールサイドに上がり、優奈が椅子に寝転ぶ格好で座る。暗くなってきて、プールサイドのライトが灯り、ライトアップされている。僕も隣の椅子に座る。

「あ~、気持ちいい~。暗くなってきたし、ライトアップされて綺麗やね~」

「うん。ほんまに気持ちいい~。幸せや~。ライトアップも綺麗やわ~」

 暫く座っていると、海風により段々寒くなってきて、トイレに行きたくなってきた。僕が少し照れ笑いを浮かべながら優奈に言う。

「優奈、ちょっとトイレに行きたくなってきた。そろそろ行く?まだそこで座ってる?」

「う~ん、こうやって寝転びながら座るの気持ちいいし、もうちょっとここで座ってるわ。トイレさっさと済ませて、早く戻って来てね~」

「うん。素早く済ませて戻って来るわ」

 急いで走ってトイレに向かったが、慣れていないのが影響したのか、なかなかトイレを見つけられない。あちこち走り回ってトイレを探す。

 すると、僕がトイレで用を足す為に優奈から離れている間に、四人組の男が優奈に近付いて来た。そのうちの一人が優奈に声を掛ける。

「あ、もしかして、占い師の優奈さんですか?テレビで見た事あります」

「そうですよ。私の事、知ってるんですね」

「お~、やっぱりそうや。俺達、大阪から来たんですよ。めっちゃ綺麗やしセクシーや~」

 続いて、他の三人の男が、口々に話す。

「へ~、知らんかったけど、めっちゃ綺麗な人やな~。セクシーやし」

「そんなに有名な人なんや~。初めて見た~。ほんまに綺麗やしセクシーやな~」

「ほんまや~。今まで知らんかったのが不思議な位、綺麗やわ~。いい身体してるな~」

 更に、最初に優奈に声を掛けてきた男が、優奈に勢い良く言う。

「ねぇねぇ、俺達と一緒にあっちで遊ぼうよ。楽しい事しようや」

 その男が優奈の腕を掴んで引っ張る。優奈が立ち上がり、その男の手を振り払う。

「止めて下さい!私、彼氏と一緒に来てるんです。今トイレに行ってますが、もうすぐ戻って来ます。あっちに行って下さい」

 優奈が強い口調でそう言うと、その男の表情が険しくなり、優奈に向かって怒鳴った。

「何やねん!調子に乗んなや!俺らと一緒にこっちに来いや!」

 再びその男が優奈の腕を掴んで引っ張る。他の三人の男も優奈を連れて行こうとする。優奈が逃れる為に大声で叫ぶ。

「いい加減にして!止めてよ!ほんまにもうすぐ彼氏が戻って来るんやで!」

 その頃、僕は漸くトイレを見つけて用を足し、急いで優奈がいる所へ走りながら向かっていた。優奈を発見。他に男が四人もいて、明らかに絡まれているのが分かり、僕が叫ぶ。

「優奈、遅くなってごめん!おい、お前ら、僕の彼女に手を出すな!」

 僕の姿を見た四人組の男が、一斉に僕の方を向き、僕を睨みながら、優奈から手を離した。僕が優奈の前に到着すると、すぐに優奈が僕に抱き付いてきた。

「も~、遅かったやんか。こいつらにナンパされて大変やったんやで」

「ほんまにごめん。迷ってしまって。優奈、大丈夫?」

「うん。大丈夫。戻って来てくれて良かった~」

 僕と優奈のやり取りを見て、最初に優奈に声を掛けた男が僕に向かって怒鳴った。

「お前が優奈さんの彼氏か。優奈さんを俺らに渡してどっかに行け!」

「嫌や!僕は優奈を守る。お前らなんかに渡す訳ないやろ!」

「どうやら、力ずくで奪い取るしかなさそうやな。こっちは四人やぞ」

 四人組の男が僕に物凄い形相で近付く。優奈を僕の後ろに移動させ、僕が構える。

 すると、突然、ホテルのスタッフの声が響いた。

「おい、お前ら、何してるんだ!その人達から離れろ!警察呼ぶぞ!」

 その声を聞いた四人組の男が慌て、表情が一気に青ざめる。

「やばい!警察呼ばれたら大変や。逃げるぞ」

 最初に優奈に声を掛けた男がそう叫び、四人組の男が一斉に逃げた。ホテルのスタッフが僕と優奈に声を掛ける。

「大丈夫ですか?こんな野蛮なお客様、普通はいないんですけどね~。申し訳ございませんでした。今後、あいつらを要チェック人物としてしっかり監視します」

「大丈夫です。ほんまにありがとうございました。助かりました」

「それは良かったです。それでは、ごゆっくりお過ごし下さいませ」

 ホテルのスタッフがペコリとお辞儀をして、向こうに去って行った。僕と優奈が見つめ合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合い、僕がほっとして優奈に言う。

「あ~、優奈、無事で良かった~!安心したわ~。愛してるで~!」

「うん。ほんまに何事もなくて良かったわ~。あんたの勇ましい姿を見て、惚れ直したわ。大好き!愛してるで~!」

 唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。唇をそ~っと離し、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「じゃあ、気を取り直して、屋内プールに行こっか」

「そうやな~。屋内プール、さっきチラッと見たけど、めっちゃ綺麗やし、楽しみやわ」

 二人で手を繋いで歩き、屋内プールに到着。周りの壁が綺麗に装飾され、プールサイドがキッチリ清掃されていて、プールも綺麗にキラキラと輝いている。

「お~、屋内プールも、屋外プールに負けへん位、綺麗やね~。早速入ろうよ」

「うん。晩御飯までそんなに時間ないし、可能な限りプールで遊ぼう」

 二人でプールに入り、泳いだり水かけっこをしたりして遊ぶ。優奈が僕にバチャバチャと水を掛ける時の、いたずらっ子のような笑顔がたまらなく可愛らしい。楽しい時間は過ぎるのが早く、晩御飯を考えると、そろそろプールから出なければいけない時間になった。

「そろそろ行かないとあかんな。更衣室で着替えて、前で待ってるわ」

「うん。あ~、楽しかった~。水晶玉の占いで、行きたい場所に行くって出てたけど、手掛かりを探そうとせんでも、手掛かりが見つかるという事やと思うねん。明日も水着使うから、部屋に戻ってから洗って干して乾かすで~」

「明日も泳ぐんやな。プライベートビーチは開いてへんし、何処か泳げるビーチあるの?」

「へっへ~、あるで~。明日も私の悩殺ビキニ姿を見れるで~。楽しみやろ~」

「楽しみやけど、今日ナンパされて大変やったし、明日はほんまに気を付けないとあかんな~」

「そうやな~。今日を教訓にして、変な男が近付いて来たら、早めに逃げるわ」

 二人でそれぞれ更衣室に入って服に着替える。更衣室から出ると、やはり僕の方が早く着替え終わり、優奈はまだ出て来ていない。スマホをいじりながら待っていると、意外に早く優奈が笑顔を浮かべながら出て来た。当然服を着ていて、悩殺ビキニ姿とは全然違うが、服を着ている方が落ち着いて見ていられる。

 ―優奈、どんな格好をしていてもめっちゃ綺麗やな。僕はほんまに幸せ者やわ―

 僕が優奈に見とれていると、優奈がニッコリと微笑みながら僕に言ってきた。

「お待たせ~。早く部屋に戻って水着を洗って乾かして、晩御飯の会場に行こうね」

「うん。あんまり時間ないし、ちょっと急いで行動しよう」

 二人で小走りでエレベーターに乗り、十二階に着いてエレベーターから降り、急いで部屋に戻って水着を洗って乾かす。時計を見ると、晩御飯の開始時間まであと十分。

「もうこんな時間や。早く晩御飯の会場に行かなあかんわ。もう行ける?」

「うん。何時でも行けるで~。ビュッフェ形式でお酒飲み放題やし、いっぱい食べていっぱい飲むで~。楽しみやわ~」

「食べ放題飲み放題なんて、最高やな~。食べ過ぎ飲み過ぎには注意しないとあかんな~」

 短い時間だが、熱~くキスしながら、ぎゅ~っと強く抱き締め合い、食券二枚とカードキー二枚を持って、二人で部屋を出て、優奈がドアを閉めると、オートロックなので自動で施錠された。

 二人で手を繋いで廊下を歩き、エレベーターに乗って下り、晩御飯の会場に到着。開始時間一分前という事で、既に多くの客が入場待ちで並んでいる。

「あ~、出遅れたかな~。料理取りに行く時、結構無くなっちゃってるかな~」

「そんな事ないやろ~。いっぱいいろんな種類の料理あるやろうし、楽しみやわ~」

 開始時間になり、スタッフの入場開始のアナウンスにより、並んでいる客が順番に次々と会場に入る。僕と優奈は後ろの方なので、なかなか入れないでいたが、順番が回って来て、いよいよ会場に入る。スタッフに案内され、フカフカのソファ席に座る。座り心地が良く、優奈がはしゃぎながら満面の笑顔になる。

「わ~、フカフカのソファで気持ちいい~。さぁ、料理取りに行こうよ」

「うん。こんなに料理があると、全部食べたいけどさすがに無理やな~。どんな料理から取っていくか迷うなぁ。まずは沖縄料理を中心に取っていくか~」

 二人で料理を取りに行く。さすが優奈、ちゃんと野菜をたくさん皿に盛っていく。僕も優奈を見習い、少しサラダを皿に入れるが、やはり沖縄料理と揚げ物が中心。目の前で焼いてくれたステーキも取る。お寿司や天麩羅も美味しそうなので取る。気が付くと、お盆に乗り切らない位の料理を取っていて、一度、席に戻って料理を置く。優奈はまだ料理を取っている。次は飲み物。お酒飲み放題という事でお酒を取りに行くと、ビール、焼酎、ワイン、日本酒、ウイスキーが並んでいる。まずはビールをジョッキに注ぐ。泡立ちが今一つの出来。振り返ると、優奈が満面の笑顔で立っていて、僕に得意気な笑顔を見せてきた。

「お、まずはビールか~。私もビールにするわ~。私、ビール注ぐの上手いんやで~!最高の泡立ちを見せてあげるで~」

 優奈がそう言って、ビールをジョッキに注ぐと、いい感じで泡が立った。

「優奈、ビールを注ぐの、ほんまに上手いな~。絶妙の泡立ちやわ~。さすがやわ~」

「エヘヘ、ありがとう。ビールを注ぐ大会があったら、優勝できると思うで~」

 二人でビールを持って席に戻り、優奈が満面の笑顔で声を出す。

「今日はいっぱい食べて飲むで~!かんぱ~い!」

「お、やる気満々やな~。かんぱ~い!」

 二人で乾杯し、優奈がグイッとビールを飲む。優奈が満面の笑顔。僕もビールを飲む。

「美味しい~!やっぱ、沖縄で飲むビールは格別やわ~!」

「うん。美味しい~!優奈と一緒に飲むビールは最高や~!」

 続いて料理を食べる。まずは僕がステーキを口に運ぶ。肉汁がジュワッと口に広がり、僕が満面の笑顔で優奈に言う。

「お~、ステーキ美味しい~。さすが沖縄のステーキや~。優奈も食べてや」

「うん。まず野菜を食べてからステーキを食べるわ」

 優奈がサラダを何口か食べ、続けてステーキを一口食べ、満面の笑顔で僕に言う。

「お~、ほんまに美味しい~!ステーキ最高~!他のも美味しそうや~」

 二人でどんどん食べて飲む。ビールを飲み干し、次のお酒を注ぎに行く。

「優奈、次は何を飲むの?僕はもう一杯ビールを飲むわ」

「う~ん、何を飲もっかな~。そうやな~。私は赤ワインを飲むわ」

 二人でそれぞれお酒を注ぎ、笑顔で席に戻って早速飲む。優奈の飲みっぷりが豪快。

「あ~、赤ワインも美味しいわ~!飲み放題やし、気兼ね無く飲めていいね~」

「ほんまやな~。僕も次はワインを飲むわ」

 更に食べて飲む。沖縄料理、お寿司、天麩羅、刺身、鶏の唐揚げ、全部美味しい。僕も優奈も少しずつ酔いが回ってきて、優奈が御機嫌で僕に言ってきた。

「美味しい~!ここの料理、何でも美味しいね~。最高~。幸せ~」

「うん。美味しい~。何でも美味しいけど、今のところ何が一番美味しい?」

「そうやな~、え~と、私はステーキが今のところ一番美味しいかな~」

「やっぱステーキか~。僕も今のところはステーキやな~。タコライスも美味しいけどね。ビール飲み干したし、赤ワインと食べ物を何か取って来るわ」

「うん。私ももうちょっと後で、お酒と何か食べ物を取って来るわ」

 僕が食べ物を物色する。ゴーヤチャンプルーが美味しそうで、皿に盛る。いろいろな種類のお寿司を皿に盛る。他にどんな料理を取ろうかと考えていると、鋭い視線を感じた。視線の先を見ると、プールで優奈をナンパした男の一人が、僕を見て睨んでいる。

 ―うわ、こいつ、よく晩御飯会場に姿を現せたな。スタッフは、こいつらがとんでもない行動をとらへんように、ちゃんと見張ってるんかな―

 周囲を見回すと、男を監視しているスタッフがいる。他の三人の男もいて、男一人に対しスタッフが一人、変な行動をとらないようちゃんと見張っている。

 ―ちゃんとスタッフが見張ってるな~。これなら安心やわ―

 男から睨まれているのが気になるが、美味しそうな料理をどんどん皿に盛り、ステーキも取り、赤ワインを注いで席に戻る。既に優奈は新たな食べ物と赤ワインを取って、席に座って笑顔で食べている。お酒に少し酔って頬がほんのり赤く、可愛らしい。優奈が僕の方を見て、満面の笑顔で言ってきた。

「お、戻って来たね。結構時間かかってたやん。私はもう取って来て、食べて飲んでるで」

 優奈が色とりどりの料理を皿に盛って食べ、新たな赤ワインを飲んでいる。

「優奈、プールで優奈をナンパした四人組の男が、晩御飯会場にいるで。さっき、そのうちの一人の男に睨まれたけど、それぞれの男に一人スタッフが付いて監視してるわ」

「そうなんや~。プールであいつらほんまに最悪やったし、スタッフがしっかり監視してくれて安心やわ。さすが高級リゾートホテルや~」

 二人で談笑しながら、どんどん食べて飲み、お腹は満腹に近くなり、酔いが回ってきた。すっかり酔っ払った優奈が御機嫌で僕に言う。

「そろそろデザートとコーヒーやな~。コーヒーあんたも飲むやんな?二つ持って来るわ。デザートいっぱい並んでるし、好きなデザートをいっぱい食べるで~」

 優奈が満面の笑顔でデザートとコーヒーを取りに行く。まずはコーヒー二つと、たくさんの小さいケーキを皿に盛り、トレイに乗せて席に戻る。僕は優奈が戻って来た時、丁度料理を食べ終えたところだった。

「コーヒー取って来てくれてありがとう。優奈、いろんなケーキを取って来たな~。どのケーキも美味しそうやわ~。僕もデザートを取って来るわ~」

「うん。い~っぱいあるで~。私も後で追加のデザートを取りに行くわ~」

 デザートコーナーに行くと、いろいろなケーキや和スイーツやゼリーやヨーグルトやフルーツ等のデザートが、僕を迎えてくれた。

 ―うわ~、デザートめっちゃ種類が多いなぁ。全種類食べたいけど、無理そうやし、厳選して皿に盛るか。それにしても、ケーキいっぱいあるなぁ―

 自分なりに考えて選び、たくさんのデザートを皿に盛り、席に戻ると、優奈がムシャムシャと美味しそうにデザートを頬張っている。優奈が僕に気付き、僕の方を見て、満面の笑顔で僕に言ってきた。

「お~、戻って来たね~。デザートめっちゃ美味しいで~。早く食べてや~」

「うん。全部食べ切れるかちょっと心配やけど、美味しそうやし、楽しみやわ~」

 二人でどんどんデザートを食べる。どのデザートも美味しく、幸せな気分。僕のテンションがどんどん上がる。

「美味しい~!どんどん食べられるわ。デザートは別腹やな~。全部食べ切れそうやわ」

「うん。ほんまに美味しいね~。今日は体重増えてもいいわ~」

 二人で楽しくおしゃべりしながらデザートを食べてコーヒーを飲む。気が付くと、ビュッフェの制限時間に迫ってきていて、そろそろ出る時間になり、優奈が残念そうに言う。

「うわ~、もうこんな時間や。楽しい時間はほんまに過ぎるのが早いわ~」

「ほんまやな~。そろそろ行かないとあかんな~。残りのデザートを食べ切ろうや」

 二人で残りのデザートを平らげ、コーヒーを飲み干した。僕も優奈も満腹。二人でゆっくりと立ち上がり、手を繋いで歩いて店を出る。

「あ~、めっちゃ美味しかった~。お腹いっぱいで動きづらいわ~」

「うん。ほんまに美味しかった~。優奈の満腹姿、めっちゃ可愛いで~」

「も~、満腹姿なんて可愛いんかな~。いつも褒めてくれてありがとうね」

 二人で手を繋ぎながらエレベーターに乗り、十二階に到着。廊下を歩いて部屋の前に着き、優奈がカードキーを使って開錠し、部屋に入り、ドアの鍵をかける。優奈が窓の近くに小走りで行き、はしゃぎながら僕に言う。

「わぁ~、夜景がめっちゃ綺麗~!海が神秘的~。船が光ってて綺麗~」

「ほんまやな~。綺麗やわ~。こんな時間でも、そこそこの数の船が動いてるんやな~」

 僕が優奈の方を向き、優奈も僕の方を見る。二人で見つめ合い、優奈がそっと目を閉じ、口を少し開けて少し上を向く。僕の唇を優奈の唇に濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。優奈は酔っ払っている事もあり、動きが激しい。僕も優奈も興奮状態。二人の気が済むまで長い時間、ディープキスを続け、そ~っと唇を離す。僕がカーテンを閉めると、優奈が色っぽい笑顔で僕に言葉を掛けた。

「ウフ、一緒にシャワー浴びようよ。お互いしっかりと洗い合おうよ」

「うん。いいねぇ。優奈と一緒にシャワーを浴びるの、めっちゃ楽しみやわ」

 二人でうがい手洗い歯磨きを済ませ、服と下着を脱ぎ、二人共裸になる。酒に酔っている優奈が、顔だけでなく身体全体的にほんのり赤くなっていて、僕を更に興奮させる。

「優奈、ほんまに綺麗な身体やわ。酒に酔っていて、身体がほんのり赤いで」

「エヘヘ~、ありがとう。今日は料理美味しかったし、食べ過ぎて飲み過ぎたわ。お腹ちょっと出ちゃってるかな~。恥ずかしいわ~」

「お腹出てへんで~。相変わらず抜群のナイスバディやで~」

「お、良かった~。ありがとう。じゃあ、お風呂場に入るで~」

 二人で浴室に入り、優奈がシャワーの蛇口を捻ってお湯を出す。適度な温度になり、優奈が身体にお湯を掛けると、優奈がはしゃぎながら満面の笑顔になった。

「あ~、気持ちいい~。あんたにも掛けてあげる~」

 優奈が僕の身体にシャワーの湯を掛ける。適度な温度で気持ちいい。

「ほんまや~。気持ちいい~。優奈の温度調節、バッチリやわ~」

 続いて、優奈がシャンプーを手に付けて髪を洗う。大きなおっぱいを小刻みに揺らしながら髪を洗っている姿が綺麗で、見とれてしまう。僕もシャンプーで髪を洗う。髪を洗い終わり、シャワーの湯で洗い流す。

 続けて、ボディーソープをたっぷりと手に付けて、お互いの身体を優しく丁寧に洗い合っていると、気分が一気に高まり、二人でじ~っと見つめ合い、唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合った。

 唇をそ~っと離し、身体を少し離した後、シャワーで流し、バスタオルで身体を拭き、浴室から出た。

優奈がドライヤーで髪を乾かす。優奈の綺麗な髪がドライヤーの風でなびき、良い匂いが漂う。僕は暫く優奈が髪を乾かしている様子を眺め、ベッドに座って優奈を待つ。優奈が来るのを今か今かと待ち、漸くドライヤーの音が止んで、優奈が僕の方に歩いて来た。優奈はバスタオルを身体に羽織っている。僕が嬉しそうな表情を浮かべて優奈に言う。

「お~、優奈、待ってたで~。バスタオル姿、めっちゃ色っぽいわ~」

「ウフ、ありがとう。このバスタオルの下には、私の生まれたままの姿があるで~」

 優奈の僕を誘惑するような言葉に舞い上がり、バスタオルを取る為、優奈のおっぱいのところのバスタオルの結び目に手を掛けると、優奈が妖艶な笑顔を浮かべながら、僕の手を握ってきた。

「ウフフ、そんな焦らんといてよ。まだ髪濡れてるで。乾かしてから、愛し合おう!」

「そうやな。髪濡れたままじゃベッドが濡れちゃうし、乾かして来るわ」

 僕が洗面台に向かい、ドライヤーで髪を乾かす。優奈と比べて、僕の髪は当然短く、すぐに乾かし終え、ルンルン気分の笑顔で小走りに優奈のところに到着。優奈がニコニコ笑いながら僕に言う。

「ウフ、早かったね~。いい感じで嬉しいわ~。さぁ、バスタオル取っていいで~」

 優奈が笑顔で大きなおっぱいを僕に突き出す。ボリューム満点のおっぱい。今にもバスタオルが吹き飛びそう。僕が優奈のおっぱいに手を伸ばしてバスタオルを取る。優奈の大きなおっぱいがブルルンと揺れて姿を現す。お尻も大きくてふくよか。僕の唇を優奈の唇に濃厚に合わせ、舌と舌をグリングリンと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、二人で勢い良くベッドに雪崩れ込んだ。

 唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌をグリグリと絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。酒に酔っている状態で、僕も優奈も最高の興奮状態。二人だけの極上の幸せな時間を味わいながら無我夢中で熱く激しく声を出してひたすら濃密に愛し合いまくった。

 二人でぎゅ~っと強く抱き締め合いながら、心地良い気分で余韻に浸る。

「ウフフ、めっちゃ良かったで。お酒に酔ってたし、私もあんたもめっちゃ興奮して、激しかったね。最高やったわ。幸せやわ~!愛してるで!」

「うん。僕もめっちゃ良かったわ。めっちゃ興奮したわ。幸せや!愛してるで!」

「沖縄の夜、最高やな。お腹いっぱい美味しい晩御飯を食べて、お酒をいっぱい飲んで、酔っ払ってめっちゃ興奮しながら愛し合って、今、ベッドでイチャイチャしてる。ほんまに幸せやわ~!沖縄、最高~!」

「うん。ほんまに最高の夜やわ。めっちゃ綺麗でセクシーな優奈と一緒に沖縄の夜を高級リゾートホテルで過ごせて、僕はほんまに幸せ者やわ」

「ウフフ、ありがと~!私もめっちゃ幸せやで。ねぇ、ところで、私が前に言った男と何も無かったかどうか、今でも気にしてんの?」

「そりゃ~、気になるけど、優奈、言う気ないし、優奈を信じる事にしたわ」

「あはは、分かってるやんか。言わへんで。あんたの浮気防止になるやろうし。私は、あんたが浮気したと思ってるで。私をなめたらあかんで。占い師なんやし、顔を見ただけで分かるんやで。もし私に浮気されたらって、常日頃から考えてもらわないとあかん」

「え~、ほんまに浮気してへんって!信じてや!僕は優奈を信じてるで」

「いや~、あんた、浮気してるで~。私を信じてくれてるのは嬉しいけどね。でも、私、あんたが浮気していても、あんたの事が好きやねん。この気持ちはどうしようもないねん」

 優奈がそう言って、唇を僕の唇に合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合った。長い間ディープキスを続け、唇をそ~っと離し、僕が優奈に言う。

「僕の事を愛してくれて、ほんまにありがとう。僕も優奈の事、愛してるで」

「ウフ、ありがとう。その気持ちはほんまやって分かるわ。嬉しいわ」

 ―浮気してへんって嘘をつくの、言う度に罪悪感を感じるけど、浮気してるなんて、口が裂けても言えへんわ。言ったらどうなるか、想像もしたくないなぁ。優奈があの男と何かあったかどうか気になるけど、優奈を信じるしかないわ―

 そんな事を考えていると、優奈が急に笑顔で僕に言ってきた。

「ねぇ、裸でカーテン開けて、夜景見ようよ!」

「え?止めとこうや。誰か男に見られたらどうすんねん。僕はまだいいけど、優奈のセクシーダイナマイトバディの裸が誰か男に見られたら、絶対にあかんわ」

「大丈夫大丈夫。外の景色は海が広がってるし、さすがに船から双眼鏡とか望遠鏡で私らの裸を見る人はおらんやろ」

「まぁ、そうやろうけどな~。わざわざ裸で見る事ないんとちゃう?」

「裸で外の景色見たら、めっちゃ開放感あって、盛り上がると思うで。さぁ、行くで」

 優奈がそう言って、裸のまま窓の近くに行き、一気にカーテンを開けた。僕が慌てて、優奈のふくよかなお尻を見ながら優奈のところに行き、優奈の大きなおっぱいを後ろからぎゅ~っと抱き締め、僕の腕が優奈の大きなおっぱいを隠す感じになる。極上の気持ち良さ。優奈が満面の笑顔で僕に言う。

「ほら、見てよ。たくさんの船がライト点けて浮かんでるで!綺麗やな~」

「ほんまやな~。あの船に乗ってる人、こっちを見てへんよな~。気になるわ~」

「ははは。大丈夫やって。船から盗撮される訳ないやん。今はあんたが私のおっぱいを隠してくれてるね。後ろから抱き締められて、気持ちいいわ」

 僕が優奈のおっぱいを腕で隠したまま、優奈の横に移動し、優奈をぎゅ~っと強く抱き締める。優奈も僕をぎゅ~っと強く抱き締める。二人で見つめ合い、唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合う。唇をそ~っと離し、僕が優奈に言う。

「優奈、綺麗な夜景をいっぱい見たし、そろそろベッドに戻ろうよ」

「うん。分かった。二人で裸で綺麗な夜景を見れて、開放感に溢れていて良かったわ」

 僕がカーテンを閉め、二人でベッドに戻る。掛け布団を掛け、ディープキスをしまくり、舌と舌を濃厚に絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合い、時間が経つのを忘れて熱く激しく興奮しながら無我夢中でひたすら濃密に愛し合いまくった。

 二人でベッドに横になり、何度も何度もキス。ぎゅ~っと強く抱き締め合っていると、僕が徐々に眠くなり、ニッコリ笑顔で優奈に言う。

「優奈、段々眠くなってきたわ。そろそろ寝てしまうかもしれへんわ」

「うん。私も段々眠くなってきたわ。あんたに抱かれながら寝るの、幸せやわ。明日の朝御飯、ビュッフェ形式で豪華やで。楽しみやわ~。おやすみ~」

「うん。明日の朝御飯、めっちゃ楽しみやわ。優奈を抱きながら寝るわ。おやすみ~」

 唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合いながら、二人で幸せな気分で眠りについた。

 翌朝、目が覚めると、優奈はまだ僕の横で眠っている。寝顔がめっちゃ可愛い。僕の唇を優奈の唇に合わせる。暫くの間キス。唇を離すと、優奈が眠そうな表情で目を覚ました。

「おはよう、優奈。寝顔、めっちゃ可愛かったで」

「ウフフ、おはよう。そんなに可愛い寝顔やったんや。恥ずかしいけど、嬉しいわ」

 優奈が僕を抱き締め、唇を僕の唇に合わせ、舌と舌を絡め合う。僕も優奈を抱き締める。長い間ディープキス。僕も優奈も気分が高まり、めっちゃ興奮しながら熱く激しく無我夢中で愛し合いまくった。

 僕が優奈に覆い被さっている状態で、じ~っと見つめ合いながら余韻に浸っていると、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「そろそろ用意しなあかんなぁ。豪華なビュッフェの朝御飯が待ってるで~。遅く朝食会場に行ったら、食べ物の種類が少なくなってるかもしれへんで~」

「うん。そうやな。そろそろ用意しよう。幸せな時間は過ぎるのがほんまに早いわ~」

 唇と唇を重ね合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合った。

 二人でベッドから出て、浴室に入り、シャワーを浴び、バスタオルで身体を拭く。

優奈が下着を手に取る。下着を着ける前に、後ろから優奈の大きなおっぱいをぎゅ~っと強く抱き締め、優奈を僕の方に向かせて、唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃厚に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。

優奈が下着と服を着て、カーテンを開けると、太陽の眩しい光が部屋に差し込んで来た。優奈の眩しそうにしている表情が、たまらなく可愛らしい。優奈が朝の用意を始める。僕も用意を始め、暫くの間、どんどん用意を進め、用意が完了した。

「さぁ、朝御飯食べに行くで~!楽しみや~!フレンチトースト食べたいなぁ」

「うん。優奈と一緒に豪華な朝御飯食べるの、めっちゃ楽しみや~」

 ディープキス。舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合い、部屋を出発。

 エレベーターに乗って下り、エレベーターから降りて歩き、朝食会場に入ると、いろいろな種類の料理が僕と優奈を迎えてくれた。豪華で見栄えがして、優奈が大はしゃぎ。

「わぁ~!めっちゃ豪華や~!嬉しい~!フレンチトーストもあるわ~!」

「ほんまや~。美味しそうやな~。早く取りに行こう」

 スタッフに案内されて席に座り、すぐに料理を取りに行く。優奈は真っ先にフレンチトーストを取りに向かう。僕も優奈と一緒にフレンチトーストのコーナーに行くと、シェフが目の前でフレンチトーストを焼いてくれた。ホイップクリームとメープルシロップとあんこを付ける。優奈の方が僕より上手に付けていて、優奈のテンションが爆上がり。

「わぁ~、めっちゃ美味しそう~!早く食べたいわ~!」

「うん。ほんまに美味しそうやな~。他の料理を取って、早く食べよう」

 二人でいろいろな料理を取る。僕は、ウィンナー、目玉焼き、フライドポテト、焼き魚、野菜と豚肉の炒め物、ゴーヤチャンプルー、ソーキそばを取り、オレンジジュースと野菜ジュースを注いで、席に戻ると、優奈が既に席に座っている。優奈が取った料理を見ると、サラダがたくさん皿に盛られていて、ゴーヤチャンプルーとソーキそばは僕と同じ。他はヘルシーな料理が並んでいて、飲み物は僕と同じ。

「お、そこそこ野菜取ったやんか~。私の方が多いけどね~。まぁ、ビュッフェやし、好きな物食べたらいいんやけどね~。それにしても、フレンチトースト美味しそうやわ~。デザートも美味しそうやったし、後で取りに行こう。いただきま~す」

「うん。優奈、さすが健康志向やな~。さぁ、食べよう。いただきま~す」

 まずは優奈がフレンチトーストを口に運ぶ。優奈が一気に満面の笑顔。僕も食べる。

「うん。美味しい~!ジュワッと甘みが口の中に広がってるわ~!」

「ほんまや~。美味しい~!優奈、表現上手いな~。食レポできるやん」

「あはは。今までテレビで食レポした事ないけどね~。一回やってみたいわ」

 一気にフレンチトーストを平らげ、二人で談笑しながら他の料理もどんどん食べ進める。どれも美味しくて、僕も優奈も笑顔が絶えない。どんどん食べ進め、ほとんどの料理を平らげた時、デザートが気になった。

「そろそろデザートを取りに行かんと、デザート無くなってしまうわ。デザートとホットコーヒーを取りに行くけど、ホットコーヒー要る?」

「うん。ありがとう。僕も後でデザートを取りに行くわ」

 優奈がデザートとホットコーヒーを取りに向かう。僕は残りの料理を食べる。優奈が戻って来た時に食べ終えた。美味しそうなデザートがズラリと並ぶ。

「ケーキとフルーツとヨーグルト、美味しそうやわ~!デザート残り少なくなってきたし、早く取りに行く方がいいで~」

「うん。丁度料理食べ終わったし、デザートを取りに行くわ」

 僕もデザートを取りに行く。確かに残り少なく、慌てて皿に盛る。席に戻ると、優奈が美味しそうにデザートを頬張っていて、優奈の笑顔に癒される。

「デザートめっちゃ美味しいで~。朝から幸せやわ~。早く食べてよ~」

「うん。確かに美味しそうやわ~。楽しみや~」

 僕もデザートを食べる。バリエーションに富んでいて、全部美味しい。二人で楽しくおしゃべりしながらどんどんデザートを食べ、ホットコーヒーを飲み、平らげた。

「あ~、美味しかった~。お腹いっぱい~。朝から贅沢やわ~」

「うん。ほんまに美味しかったわ~。ところで、昨日の四人組の男、朝食会場では見かけへんかったな。さすがに来づらかったんかな~」

「そうやろうな~。もしかしたら、めっちゃ朝早く来てたんかもしれへんけどな~。今日はあいつらに絡まれへんと思うけど、実は今日、海に行くし、万が一あいつらに絡まれたら、また守ってや。頼りにしてるで~」

「今日海に行くんや~。開いてるビーチあるんやな~。びっくりしたわ~」

「エヘヘ。ちゃんと調べて来たで~。この時期に開いてる穴場のビーチがあるんやで~。楽しみにしていてや~。じゃあ、部屋に戻ろっか」

「うん。海に入れるとは思ってなかったし、優奈と一緒に海に行けるの、めっちゃ楽しみやわ~。あの四人組の男が来たら、ちゃんと守るで~。他の男が来ても守るで~」

「お~、頼もしいわ~。安心して水着姿で海に行けるわ~。そのビーチに行く人は、たぶん私ら二人だけやと思うわ。二人でビーチを思いっ切り楽しめるで~」

「うん。僕と優奈だけのビーチって感じやな~。めっちゃ楽しみやわ~」

 二人で手を繋いで歩き、朝食会場を出て部屋に戻った。

「今日行くビーチは、更衣室が無いから、ここで水着に着替えて、その上に服を着るで」

「そうなんや~。分かった。ほんまに穴場ビーチやな~。益々楽しみになってきたわ」

 カーテンが開いている状態で、優奈がいきなり服を脱ごうとしたので、僕が慌てて制止。

「ちょっと待って。カーテン開けっ放しや。朝やし、さすがに閉めるで」

「あはは。他に誰も見ぃひんで~。私の裸を独り占め出来ていいね~」

 僕がカーテンを閉め、電気をつける。優奈が服を脱ぎ、下着姿になる。あまりにもセクシーで、見とれてしまう。ブラジャーを外し、パンツを脱ぎ、優奈が裸になった。優奈が脱いでいるのを見ながら僕も服と下着を脱ぎ、二人共裸の状態。僕が我慢できずに優奈をぎゅ~っと強く抱き締め、唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合う。暫くの間、裸でイチャイチャしてから、優奈が笑顔で僕に言ってきた。

「ウフフ、興奮してきたけど、そろそろ水着を着ないと、時間が無くなるわ」

「お、そうやな。その通りや。水着を着よう」

「あんたは上の服を脱ぐ必要なかったけどね。裸になって私を抱き締めたかったの?」

「ばれたか。優奈は何でもお見通しやな~」

 僕と優奈が水着を着る。昨日と同じ、ピンクの悩殺ビキニ。めっちゃ見栄えがする。優奈が色っぽい笑顔を浮かべながら僕に言う。

「どう?セクシーでしょ~?男にナンパされたら、ちゃんと守ってね~」

「うん。めっちゃセクシーやけど、男にナンパされるんとちゃうかと心配やわ~。ナンパされたら勿論、守るけど、間に合わへんかったら、ちゃんと逃げてや」

「ウフフ、分かってるって。まぁ、穴場ビーチやし、ナンパされへんと思うけどね」

 上から服を着て、用意が完了。そろそろ部屋を出る時間。

「じゃあ、そろそろ行こっか。沖縄の高級リゾートホテルで一緒に過ごせて、ほんまに幸せやわ。ありがとうね。大好き!愛してるで!」

「うん。僕もめっちゃ幸せやわ。ありがとう。愛してるで」

 濃厚にディープキス。舌と舌を濃密に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締めう。

 唇をそ~っと離し、二人で部屋を出発。エレベーターに乗り、一階で降りる。フロントでチェックアウトし、ホテルを出て、意気揚々と車に向かっている時、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「これから行く穴場ビーチの場所は、結構分かりづらい場所にあるから、私が運転するわ」

「うん。さすが優奈や。頼りにしてるで~」

 車に乗り、優奈が運転席、僕が助手席に座る。二人でシートベルトをしっかりと締め、カーナビに穴場ビーチの場所を登録。僕が感心しながら優奈に言う。

「お、さすが優奈。地図で登録できるなんて、場所を知ってるんやな~」

「うん。行った事ないけど、ちゃんとネットで場所を調べといたで~。さぁ、出発や~」

 優奈が車を発進させる。徐々に加速。優奈は僕より運転が上手く、安心して乗っていられる。

「迷わへんかったら、ホテルから一時間もかからへんと思うわ。眠かったら寝ていていいで~」

「そんなに遠くないんやな~。眠くないし、優奈の話し相手になるで~」

「ウフフ、ありがとう。沖縄の風を感じよっか。窓開けてよ~」

「うん。自然豊かな風景になってきたし、風、気持ち良さそうやな~」

 窓を開けると、沖縄の気持ち良い風が吹き込んできた。優奈の綺麗な長い髪が、風になびいてめっちゃ綺麗。太陽の光に照らされ、より綺麗に見える。

「優奈、髪めっちゃ綺麗やで。シャンプーのCMに出れるで~」

「あはは、ありがと~!ほんまに褒め上手やな~。シャンプーのCMは無理やと思うわ」

 二人で楽しくおしゃべりしていると、綺麗な海が見えてきた。優奈の笑顔が弾ける。

「わぁ~!綺麗な海や~!太陽の光に照らされて、キラキラ輝いてるで~!」

「ほんまやな~。綺麗や~。さすが沖縄の海や~。でも優奈の方が綺麗やで~」

「も~、またそんな事言って~。でも、嬉しいわ。ありがとう」

 そんな会話を楽しんでいると、カーナビの目的地案内終了の音声が流れ、優奈が僕の方を見て、ニッコリと微笑んだ。

「もうすぐ着くで~。え~と、車を駐める場所は何処やろ~」

「うん。そうやな~。駐車場なんてあるんかな~。路駐でも良さそうやけどな~」

 二人で車を止める場所を探す。駐車場は無さそうで、なかなかこれと言った場所が見つからない。いよいよ路駐するかという感じになってきた時、そこそこの広さの、車を駐める事ができそうなスペースを発見し、優奈が安心して僕に言ってきた。

「お~、あそこに駐車できそうやわ。良かった~」

「うん。何だかんだ言っても、ちゃんとビーチの近くには駐車できる場所があるなぁ」

 優奈がさすがの運転技術で、サッと駐車し、シートベルトを外し、満面の笑顔になる。

「着いた~。さぁ、服を脱いで水着姿になって、ビーチに行くで~!写真撮りたいし、スマホを持って行こうよ。あと、シャワーは無いけど水道はあるはずやから、タオルも忘れずに持って行ってね~。あ、そうそう、レジャーシートを後部座席に置いてるから、一緒に持って行ってよ。シュノーケルと水中ゴーグルは、私が持って行くわ」

「うん。分かった。天気いいし、めっちゃ楽しみやわ~」

 優奈が一気に服を脱ぐ。優奈のセクシーダイナマイトバディの水着姿が僕の目の前に現れる。車の中とはいえ、太陽の光に照らされ、優奈の水着姿が眩しく、見とれてしまう。

「ほら、私を見てばっかりじゃなくて、早く服を脱いで水着姿になってや」

「うん。ほんまに優奈の水着姿は綺麗やわ~。見とれてしもうたわ」

 僕も服を脱いで水着姿になり、二人でビーチサンダルに履き替えて、僕がスマホとタオルとレジャーシートを持ち、優奈が車のキーとスマホとシュノーケルと水中ゴーグルを持って、二人で意気揚々と車から出た。

「ほら、あの小道を進んで行ったら、ビーチに出るはずやで。早く行こう」

 優奈に手を握られ、引っ張られながら小道を小走りで進むと、綺麗なビーチが見えた。優奈が大はしゃぎで僕に言う。

「わぁ~、思ったよりもずっと綺麗な海や~!砂浜も綺麗~!最高や~!」

「ほんまや~!めっちゃ綺麗~!さすが優奈、いいビーチ調べてくれてありがとう」

「エヘヘ、どう致しまして。さぁ、早く行こう」

 更にスピードを上げて進み、穴場ビーチに到着。エメラルドグリーンの海と、きめ細やかで白い砂のビーチが、僕と優奈を迎えてくれ、優奈が満面の笑顔で大はしゃぎ。

「わぁ~、めっちゃ綺麗なビーチや~!私ら二人でこのビーチを独占や~!」

「うん。ほんまに綺麗やわ~。他に人がいないし、二人でこのビーチを楽しみまくるで~」

「うん。じゃあ、まずは一緒に写真を撮ろうよ!めっちゃいい写真が撮れそうやわ~」

 優奈がそう言って、スマホを右手に持って手を伸ばし、僕と優奈がピッタリとくっつく。優奈のめっちゃ大きいおっぱいとふくよかなお尻が僕に当たり、たまらなく気持ちいい。僕が思わずニヤニヤし、最高の笑顔になる。優奈が僕の様子を見て、笑いながら言う。

「ウフフ、私のおっぱいとお尻が当たって、めっちゃ気持ちいいんやな~。めっちゃニヤニヤしてるで~!」

「ははは。そうやねん。優奈のおっぱいとお尻が当たって、気持ち良過ぎるわ~!」

 優奈が綺麗な写真を撮る為に、スマホの角度を悪戦苦闘しながら調整する。

「う~ん、なかなか上手く私ら二人と海と砂浜が入らへんな~。え~と、もうちょっと右に傾けよっかな~。お、上手く入った。じゃあ、撮るで~。はい、チーズ!」

 優奈がカメラのシャッターボタンをタップ。カシャッとシャッター音が鳴り、二人で写真を確認する。写真を見て、一気に優奈が最高の笑顔になった。

「お~、いい写真が撮れたわ~!私ら二人と海と砂浜が綺麗に入ってる~!最高の写真やわ~!あんたのスマホに送ってあげるわ~」

「うん。ほんまにいい写真やわ~。綺麗に撮れてるわ。ありがと~!さすが優奈や~!」

「エヘヘ、そんなに褒められると、照れるやんか~。嬉しいわ~」

 優奈が僕のスマホに写真を送信。僕がスマホに届いた写真を確認。優奈が笑顔で言う。

「さぁ、いい写真撮れたし、早く海に入ろう!」

 優奈が海に向かって走り出し、海にバチャバチャと入る。優奈の笑顔が弾け、僕に向かって大きな声で言ってきた。

「きゃあ、冷た~い!でも、めっちゃ気持ちいい~!最高~!海水がめっちゃ透き通ってる~!あ、小さい魚が泳いでる~。流れて来た珊瑚もあるで~。早くこっちに来てや~」

「うん。僕も行くで~。待っててや~」

 僕も海に向かって走り、海にバチャバチャと入る。最初は冷たかったが、すぐに慣れて、太陽による暑さと海水の冷たさがマッチし、気持ち良くて幸せな気分。バチャバチャと優奈に向かって歩き、優奈のところに到着。

「わぁ~、最初は冷たかったけど、気持ちいい~!海水めっちゃ透き通ってるな~!僕も小さい魚が泳いでるのを見たし、珊瑚も見たわ~」

「うん。めっちゃ綺麗な海やわ~。砂浜も綺麗やし、天気いいし、他に人がいないし、この最高のビーチを二人占めやわ~!」

「うん。他に誰もいないし、ほんまに穴場のビーチやな~」

「思ってた以上に、いいビーチやわ~!じゃあ、水掛けっこしようよ!」

 優奈がそう言って、僕に笑顔で海水を掛けてきた。海水はしょっぱいが、優奈に掛けられる海水は、美味しく感じる。キラキラと輝く海水と、優奈の弾ける笑顔がマッチして、海水を掛けられながらも優奈のキラキラした姿に見とれてしまう。

「お~、めっちゃ気持ちいいわ~!優奈にも水掛けるで~」

 僕が優奈に海水を掛ける。優奈の笑顔が弾け、キラキラと輝く。

「きゃは、気持ちいい~!水掛けっこ、めっちゃ楽しいわ~。もっと掛けてあげる~」

 優奈が僕に海水を掛け、僕も優奈に海水を掛ける。太陽に照らされ、海水の冷たさが気持ち良く感じる。暫くの間、水掛けっこを楽しみ、優奈が満面の笑顔で僕に言ってきた。

「じゃあ、いよいよシュノーケルを使って泳ごうよ。海水めっちゃ透き通ってるし、いろいろな魚や珊瑚が見れると思うで。楽しみやわ~。あんまり沖の方まで泳いだら危ないかもしれへんけど、ちょっと沖の方までなら全然大丈夫やで~」

 優奈がシュノーケルを口に咥え、水中ゴーグルを装着し、沖の方に向かって泳ぎ出した。優奈の泳ぎが綺麗。優奈のふっくらとしたお尻が水面に浮かび、見とれてしまう。ある程度沖の方まで泳ぎ、海水の下の砂の上にたっぷり敷き詰められた珊瑚の上に立つ。ビーチサンダルを履いたまま泳いで来たので、珊瑚の上に立つ事ができる。優奈の顔がギリギリ水面の上にある位の深さ。優奈が満面の笑顔で、僕に向かって叫ぶ。

「めっちゃ綺麗やで~!魚がいっぱい泳いでるし、珊瑚もいっぱいあるし、最高やわ~!早くこっちに泳いで来てよ~!」

「うん。僕もシュノーケルを使って、そっちまで泳いで行くわ~。待っててや~」

 僕もシュノーケルを口に咥え、水中ゴーグルを装着。優奈の方に向かって泳ぎ始める。暫く泳ぎ続け、下を見ると、カクレクマノミ等、たくさんの魚が泳いでいて、綺麗な珊瑚がいっぱいあるのが見え、まるで水族館の巨大水槽の中を泳いでいるような気分になる。更に泳ぎ続け、優奈のところに着いた。

「めっちゃ綺麗やったわ~。魚や珊瑚をいっぱい見れたわ~!さすが優奈、いいビーチに連れて来てくれてありがと~!優奈と一緒にこんなに綺麗な海で過ごせて、めっちゃ嬉しいし、幸せやわ~!愛してるで~!」

「エヘヘ、こんなにも褒めてもらえて、めっちゃ嬉しいわ。ありがとう。思った以上にいいビーチやわ~。エメラルドグリーンの綺麗な海で、たくさんの魚や珊瑚を見れて、幸せやわ~。ほんまにあんたと一緒に来れて良かった!最高やわ!愛してるで!」

 優奈がそう言って、僕にぎゅ~っと強く抱き付いて来た。僕も優奈をぎゅ~っと強く抱き締める。シュノーケルと水中ゴーグルを外し、唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合う。海水のしょっぱさと優奈の口の味が絶妙にマッチし、最高のキスの味。暫くの間ディープキスを続け、唇をそ~っと離した後、優奈が笑顔で僕に言ってきた。

「エヘヘ、沖縄の綺麗な海で、あんたとキスして、めっちゃ幸せやわ」

「うん。僕もこんなに綺麗な海で優奈とキスする事ができて、最高の気分やわ」

「うん。さぁ、まだまだ泳ぐで!付いて来てね~」

 優奈がそう言って泳ぎ出す。今度は沖の方には行かず、横に向かって泳ぐ。

「あ、待って~。僕も行くで~」

 僕も優奈の後を追って泳ぐ。下を見ると、たくさんの魚が泳いでいて、珊瑚がいっぱい敷き詰められているが、前を見ると、優奈のセクシーダイナマイト水着姿が見え、どっちを見るか迷いながら泳ぐ。やっぱり魚や珊瑚よりも、優奈の水着姿を見てしまう。超絶に大きいおっぱいとふっくらとしたお尻がたまらない。暫く泳ぎ、優奈が海水の下の砂にたっぷり敷き詰められている珊瑚の上に立ち、僕が優奈に抱き付きながら立つと、優奈が笑いながら僕に言ってきた。

「魚と珊瑚をいっぱい見れて、綺麗やったね~。途中から、あんたの視線を感じたわ。魚と珊瑚より、私の水着姿を見てたやろ~」

「うん。優奈は何でもお見通しやな~。魚も珊瑚も綺麗やけど、優奈の方が綺麗で、優奈の泳いでる水着姿に釘付けになったわ~」

「も~、恥ずかしいやんか~。でも、嬉しいわ。ありがとう」

 更に二人で泳ぎ続ける。最高の海で優奈と一緒に過ごせて、この上なくかけがえのない時間が流れる。これぞ楽園という感じで、幸せな気分に浸る。エメラルドグリーンの綺麗な海を堪能しまくり、段々泳ぎ疲れてきた。

「ちょっと疲れてきたし、一旦休憩しよっか。砂浜にレジャーシートを敷いて、ごろ~んと寝転がろうよ。天気いいし、海風吹いてるし、気持ちいいと思うで~」

「うん。賛成~。僕もちょっと疲れてきたところやったんや~」

 二人でゆっくりと泳ぎ、シュノーケルを楽しみながら砂浜を目指す。段々魚や珊瑚が少なくなり、砂浜に到着。二人で手を繋いでゆっくりと歩き、優奈がレジャーシートを取る。

「そっち持ってもらっていい?でかいレジャーシートやから、一人では広げられへんわ」

「うん。いいで~。そんなにでかいレジャーシートなんや。ゆったり寝転べるな~」

 僕と優奈が、それぞれレジャーシートの両端を持って広げる。大きいサイズのレジャーシートが広がり、二人でゆっくりと砂浜の上に敷くと、優奈も僕もテンションアップ。

「さぁ、ごろ~んと寝転がろうよ。気持ち良さそうやわ~」

「うん。優奈、めっちゃ用意いいな~。レジャーシートがあって良かったわ~」

 二人でビーチサンダルを脱ぎ、レジャーシートの上に寝転がる。砂浜の熱さがレジャーシートを通して程よい温度になり、太陽の光と相まって、めっちゃ気持ちいい。優奈が楽しみながら満面の笑顔で僕に言う。

「沖縄のビーチで、レジャーシートを敷いて寝転がるの、めっちゃ気持ちいいね~」

「うん。めっちゃ気持ちいいわ。優奈と一緒に沖縄のビーチで寝転がれて、幸せやわ~」

「ウフフ、ありがとう。私も幸せやわ。愛してるで!」

「うん。僕も愛してるで!」

 二人で見つめ合い、唇と唇を濃厚に合わせ、舌と舌を濃密に絡め合い、ぎゅ~っと熱く強く抱き締め合う。長い間ディープキスを続け、徐々に興奮してきて、優奈の水着を脱がしたくなるが、万が一、他の人が来たらやばいと考え、グッと我慢する。更にディープキスを続け、唇をそ~っと離す。優奈が少し眠そうな感じの笑顔を浮かべる。

「ウフフ、気持ち良過ぎて、段々眠くなってきたわ。寝ちゃったら起こしてね」

「うん。僕は眠くないから、安心して寝て大丈夫やで」

 僕が優奈の首のところで腕枕をしていると、本当に優奈が眠り出した。ス~ス~と、可愛い寝息を立てて優奈が寝ていて、寝顔がたまらなく可愛らしい。

 ―優奈の寝顔、めっちゃ可愛いな。僕もちょっと眠くなってきたけど、僕まで寝たらさすがに不用心やし、ちゃんと起きてないとあかんな―

 優奈の可愛い寝顔を見ながら、沖縄の心地良い海風に吹かれて、のんびりと寝転がり続ける。段々優奈の頭の重みにより、腕が少し痺れてきたが、優奈が気持ち良さそうに寝ているので、我慢しながら優奈を抱き締める。ふと、遠くの方に、ジョギングしている男性の姿が見えた。その男性は茶髪をなびかせながら走っている。

 ―あれ、あの人の茶髪が気になるなぁ。何でやろ。不思議やなぁ―

 僕がそのジョギングしている人を見ていると、優奈がそ~っと目を開けた。優奈がまだ眠そうな表情で僕に言う。

「あ~、気持ち良く寝れたわ。あんたの腕枕、最高に気持ち良かったわ~」

「うん。優奈の寝顔、めっちゃ可愛かったで。見てるだけで幸せな気分になれたわ」

「ウフ、ありがとう。ちょっと恥ずかしいけど、嬉しいわ」

 唇と唇を合わせ、舌と舌を絡め合い、ぎゅ~っと強く抱き締め合う。その間に、先程のジョギングしている人が、どんどん小さくなっていく。

「優奈、あそこにジョギングしてる人がいるんやけど、あの人の茶髪が妙に気になるんや」

「へ~、茶髪が気になるんや。もしかして、サイン盗んだ人、茶髪なんかな~」

「分からへんけど、可能性は十分にあるわな~。優奈の占い、さすがやわ」

「エヘヘ、そんなに褒められると、照れるわ~。ありがとう」

「うん。あ、あの人、そのまま走り去ってしまいそうやな。ちょっとだけ見て来るわ」

「うん。あんまり遠くまで行かんといてね」

「勿論や。ちょっと待っててや」

 僕が立ち上がり、ジョギングしている人を見る。どんどん小さくなっていくが、やはり茶髪が気になる。徐々に確信に近付いていく。

 ―やっぱり、ビューティーのサインを盗んだ犯人は茶髪っぽいな。さすが優奈の占いやわ!―

 その人が見えなくなり、優奈の方に振り返ると、目を疑う光景。優奈のすぐ後ろに、昨日優奈をナンパした四人組の男の内の三人が迫り、その内の一人が、優奈の口に布を当てた。優奈が苦しそうに声を上げ、身体を揺らした後、意識を失った。

「優奈!今行くで!」

 僕が優奈に向かって走り出すと、後ろから残りの一人の男が、僕の口に布を当ててきた。

 ―優奈・・・今助けるで・・・―

 僕のそんな思いとは裏腹に、どんどん意識が薄れていき、完全に意識を失った。

 僕は砂浜の上に倒れ、四人組の男は、優奈をさらって小走りに去って行った。


 ≪Vol.4に続く≫

 主人公と優奈は、沖縄で幸せな時間を過ごし、盗まれたサインの手掛かりを掴めそうになったところまでは良かったのですが、優奈が四人組の男に連れ去られてしまいました。優奈はどうなってしまうのでしょうか。次回、明らかになります。

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