風林火山 ~甲府に還る日~
最新エピソード掲載日:2026/10/13
東京の広告代理店で八年間、休まず走り続けてきた望月志乃、三十二歳。ある朝、電車のホームで一歩も動けなくなった自分に気づき、志乃は逃げるように故郷・甲府へ戻る。出迎えたのは、少し物忘れが増えた祖母のハツと、蔵の奥で何十年も静かに眠っていた一幅の掛け軸だった。
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」――武田信玄の軍旗として知られるその言葉が記された家宝を、虫干しのために初めて全て広げた夜、志乃は五百年前にこの土地で生きたひとりの女の夢を見る。それは、志乃自身の血に流れる、忘れられていた物語の始まりだった。
疲れ果てた現代のOLと、戦国の世を生きた名もなき女――風のように、林のように、火のように、山のように。二つの時代を貫く「強さ」のかたちを描く、望郷と再生の物語。
「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」――武田信玄の軍旗として知られるその言葉が記された家宝を、虫干しのために初めて全て広げた夜、志乃は五百年前にこの土地で生きたひとりの女の夢を見る。それは、志乃自身の血に流れる、忘れられていた物語の始まりだった。
疲れ果てた現代のOLと、戦国の世を生きた名もなき女――風のように、林のように、火のように、山のように。二つの時代を貫く「強さ」のかたちを描く、望郷と再生の物語。
第一話 掛け軸の家
2026/09/02 08:55
第二話「風の文字」
2026/09/09 08:59
第三話「梅、という名前」
2026/09/15 09:00
(改)
第四話「待つ者の川中島」
2026/09/22 09:00
第五話「動かぬ心」
2026/09/29 09:00
第六話「風林火山」(最終話)
2026/10/06 09:00
風林火山 ~甲府に還る日~ 総集編・前編「風が運んだ、望の一文字」
2026/10/13 09:00