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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

【日本昔ばなしクロスオーバー】昔話が語らなかった「なぜ」の終着点

鬼は討たれて永遠になる〜ただ一匹だけ、忘れられる方を選びました〜

最終エピソード掲載日:2026/05/29
これは、討たれることを拒んで消えていった、名もなき鬼の話だ。

鬼は、討たれて物語に固定されることでしか、永遠を得られない。
酒呑童子も、茨木童子も、鬼ヶ島の鬼たちも、そうして永遠になった。
討たれることは、鬼にとって誉れであり、悲願だった。

ただ一匹だけ、討たれたくない鬼がいた。
ひとつの役に縛られるより、何者でもないまま消えたい。

そうして、その鬼は誰にも知られず消えていった。
——だから本来、この話は、誰にも語られないはずだった。
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