表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ITベンチャー3年目だったオレが、最下位王子の側近く仕えるらしい

ITベンチャー3年目だったオレが、最下位王子の側近く仕えるらしい

入学セレモニーで、オレはすべてを思い出した。ここは乙女ゲーム『ララブ』の世界だ。壇上には、主人公である特待生のサラサがいる。オレの隣に居るのは、第四王子であるカイだ。更には攻略対象である、生徒会長且つ第二王子や、ライバルの侯爵令嬢。教師や幼馴染まで。
新卒で入社したITベンチャー企業での怒涛の日々とは、無縁の世界だとわかる。

しかし、オレ自身は攻略キャラではない。見た目はこの世界っぽく変わっているが、名前も前世と同じハヤテだ。ただの平民生徒でしかないのはわかったが、気付くとオレはカイと友人になっていた。
第四王子の友達、というのは悪くない気もするが、ララブでのカイは、人気最下位のキャラクター。何を考えているのか分かりにくく、真面目で、地味で、しかし闇落ちするほどのインパクトもない人物だった。
友達として付き合うには、決して悪い奴じゃない。
しかし王子としては、王位継承順位が最下位に下がったばかりだという。
しかもそのせいで、王子が持つべき側近が全員逃げてしまったらしい。大ピンチじゃないか。オレには関係ないけど。
それでもなんだか放って置けなくて、カイの世話を焼いている内に、オレに側近への誘いがあった。
但しそれは、第二王子のシズルからのものだった。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ