表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

山に置き去りにされましたが、公爵に拾われました〜捨てられ令嬢は犬公爵に溺愛される〜

作者:小狐ミナト

 遊馬鏡花は、遊馬家は長女の鏡花と堂上家の三男・慶の婿入りを数日後に控えていた。華族・三國家の分家である遊馬家と、貴族院でも大きな発言権を持つ堂上家と結びつきが強くなることを遊馬家の人間は喜んでいた。堂上慶は華族の間でも有名な色男で鏡花との顔合わせも順調だった。
 両親は姉の鏡花には厳しく、美しい妹には甘い教育をしておりその格差に鏡花は感情を失っていたが結婚して離れに住むことで少しは待遇がマシになるのではないかと希望を抱いていた。
 ある日、妹である遊馬すみれに「お姉さまと一緒に思い出の景色を見たい」と誘い出された鏡花は山の中に置き去りにされてしまう。すみれと堂上慶は恋仲になっており、邪魔者だった鏡花を消そうとしていたのだった。狼や熊も住む山の中に置き去りにされた鏡花は絶望の中、山中を彷徨っているととある人物に声をかけられ救出される。
 鏡花を助け出したのは大きな黒い耳と尻尾を持つ不可思議な男で、彼は山中の大きくて豪勢な屋敷に住んでいた。冷たい見たい目とは裏腹に人懐っこく犬のような性格の彼は「虎尾伊吹」と名乗り、彼が五大華族で妖の血を引く「虎尾家」の当主であることを鏡花は知る。伊吹は山で拾った鏡花を気に入り、連れ出すようになる。
 虎尾家で花嫁修行をしながら幸せに過ごしていた鏡花の噂を聞きつけた遊馬家の人間が鏡花を取り戻そうとやってきて……。
 捨てられ令嬢が、妖公爵と幸せへとひたむきに走っていく、大正ロマン恋愛ファンタジー。

 
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ